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X-E4が発表された!X-E3愛用者のわたしが感じたガッカリポイントとでもやっぱり欲しい理由


子供の写真撮影や動画撮影でわたしが使っているカメラはパナソニックのG9PROですが、当ブログの写真のほとんどはG9PROではなく富士フイルムのカメラで撮影しています。

富士フィルムのカメラっていいですよね。いかにもカメラって感じの独特な操作系、質感の良さ、そして写りの良さ。

巷では富士フイルムのカメラって色が良いってよく言われるけど、確かに出来上がった写真はパナソニックのものよりもいい感じになっていることが多いんですよね。具体的に何がどうよいのか未だに言葉にすることはできないけど、G9PROよりも積極的に使いたい気持ちにさせてくれます。操作性・手振れ補正・AF性能などの理由から実用性は間違いなくG9PROの方に軍配が上がるけど、じっくり撮影したり、趣味的な用途なら間違いなく富士フイルムのカメラの方が良いです。

2年ほど使用しております、富士フイルムのX-E3

X-E3はミニマム&コンパクトがコンセプトのレンジファインダー風の機種ですが、わたしは富士フィルムのカメラではこのX-Eシリーズが一番好き。わたしがXマウントデビューしたのもX-E1でしたし。

X-E3を購入した時は、富士フィルムといえばX-Pro2!みたいな風潮が漂っていたようにわたしは感じたものでしたが、正直わたしにとってはX-Pro2ってあまり魅力的じゃなかったんですよね。X-Proシリーズって一見するとX-Eシリーズと似たようなサイズ感に見えますが、実機を触ってみると見た目以上にずっと大きいように感じたのです。わたしは小さいカメラが好きなんだ!

そのサイズ感の違いも、X-Proシリーズ最大のアイディンティティであるハイブリッドビューファインダーの前では些細な問題に感じられる方が多いのでしょうが、そもそもわたしはコンデジからカメラを始めて以来、これまで一度も一眼レフを所有したことがありません。なので、撮影の際にファインダーを使うことが圧倒的に少なく、そのためX-Proシリーズのハイブリッドビューファインダーは完全に宝の持ち腐れ。それよりもコンパクトさを追求したX-Eシリーズの方がずっと魅力的だったのです。くどいようだけど、あくまでもわたしの場合ね。多分かなりの少数派。

X-E3はそのコンパクトさ故に重たいレンズは使い辛いとか言われています。わたしも普段はXF27mmだとかXF35mmと組み合わせて鞄に忍ばせてますが、一方でXマウントでは重量級のXF50-140mmともよく組み合わせます。X-E3にはグリップはほとんどありませんが、この組み合わせでも全然軽いので、特に使いにくさは感じません。そんなに重たい?そんなに使い辛い?

それにしても、XF50-140mmは本当に素敵な写りをするレンズですよ。

 

 

そんなX-E3ですが、不満がないかといえばそんなことは全くなく、もう不満だらけなわけです。

無茶苦茶使いにくいフリック操作の液晶だとか、AFが合わない時はとことん合わないとか、しかもその頻度が結構多いとか、AF-L使うにはいちいち顔認証切らないとダメだとか、そもそも顔認証の精度が悪いとか、たまにフリーズするとか、wifiソフトはクラッシュするときの方が圧倒的に多いとか、そんなんだからせっかく写りが素敵なのに子供を撮影するためのメインカメラはG9PROなんだよ!って感じなんですよね。X-E3は絶対ミスしたくないときには、とてもじゃないけど使えません。AFの信頼性はびっくりするくらい低いです。

ただ、これら不満点のほとんどはX-E3特有のものではなく、富士フイルムのカメラに共通するもの。X-E3だから特別ダメってわけじゃないはず。

そんなX-E3ですが、そこらへんの弱点を多分改善してくれた後継機種が出るみたい。X-E4、発表されましたね!やったぜ!

 

X-E3のAF性能には本当にうんざりしてたから、これまで何度も何度もX-Trans CMOS 4を搭載したX-T3かX-T4を購入しようか迷ったものだけど、思いとどまって良かった!

製品を開発するのには多大な費用と労力が必要になるだろうに、X-Eシリーズを続けてくれた富士フィルムさん、まずはありがとうございます。わたしが経営者なら、開発陣がX-S10を開発した時点でX-Eシリーズを終了させてしまいそうです。だってスペック的には間違いなくX-S10の圧勝じゃないですか?

ところがその新作のX-E4なんですが、X-E3よりもダイヤル・ボタンが更に省略されて、しかも僅かなグリップ類すらも取っ払われて、最初見た時はえ~、微妙…って感じました。正直。

だってほら、サイズはそんなに変わらないのに、わざわざボタンやダイヤル・グリップを省略する必要あります?ミニマリストとかいって、生活に必要なものまで捨てるような人と同じような香りがしました。イタイ、イタイよこれは…。

しかしながら、改めて考えてみると富士フイルムの操作系でコマンドダイヤルは前後二つある必要性は無いし(そもそもISOとか露出補正をダイヤルに割り振られないのが間違ってて、ダイヤル2個が完全に遊んでいる)、フォーカスモードも頻繁に切り替えるような機種じゃないし、AE-LとAF-Lが独立している必要性も全然感じません。顔認証ONにするとどっちみちAF-Lは作動しないしね。

そんなわけで、X-Trans CMOS 4を搭載してスイッチ・ボタン類を多少減らしたX-E4は、最初抱いた感想とは裏腹に意外と実用上支障はない変更点なのかもしれません。だからといってあえてスイッチ・ボタン類を減らすことのメリットはさっぱり分かりませんが…。メリットは洗練された造形だ!とか絶対言わないでくださいね。フォーカス切り替えスイッチとか、別になくてもいいけどあった方が絶対便利に決まっているんですから、無くすのは機能美じゃありません。

なんだかんだいってとにかくX-E3のAF性能に不満を感じまくっていたわたしとしては、多少の不満点があろうがなかろうが、X-E4に機種更新をしないという選択肢はありません。せっかく写りは最高だというのに、ここぞという瞬間をAF性能のせいで逃すのは、カメラとしてはあまりにも致命的すぎますからね。X-Trans CMOS 4でこの弱点は大幅に解決できると信じています。…信じて、いいよね?

ところで、やっぱり気になるのは価格。10万円程度って噂だけど、まだ実売価格が出ておりませんので、さてさていくらで販売されるのでしょうか。X-S10のお値段を考えると10万円だとちょっと割高に感じるような…。手振れ補正の有無の差は大きすぎます。予約開始は明後日2/1からですよ。

 

追記:買おうと思ったら売ってないじゃん!

X-E4、もちろん買う気満々だったのですが、X-E4やX-T4と比較するとどう考えてもX-S10が価格ブレイカー過ぎて、なんだかんだで購入するモチベーションがちょっと低下しておりました。じゃあX-S10を買うかといったらあのスタイルはどうも好きになれないから困ったもの。そこでX-E4は発売直後ではなく、少し周囲の反応を待ってから買おうと思っていたのですが、どうやら最近品薄?の模様。これは人気がある証なのか、それとも販売見込み数が少なくて流通量が少ないのか…。とにかく、すぐに手に入れることはできなさそうだけど、購入したらまたご紹介致します。

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