どうもこんにちは、きんちゃんです。
芝生のDIYでわたしが最も悩ましいと考えているのが、サッチングの頻度と必要性。
サッチングについては以前記事にまとめさせて頂いております。
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『サッチング』は芝生の通気性確保の為の重要な作業。その頻度と方法は?
Contents1 サッチングとは何でしょう?2 サッチングにはいろんな考え方があります3 サッチングの時期、頻度4 わたし的サッチングの方法5 サッチングに使用する道具6 さぁ、サッチングしよう! ...
その記事の中でもサッチングには様々な考え方があると説明させて頂きました。
サッチングは必ず必要だ!という方もおられれば、いやいや一般家庭では不要だよ!という方もおられます。
で、結局のところどうなの〜?ってずっと思ってたんですが、こういう疑問は自分で確認してみるのが一番はっきりするもの。芝生を育てている環境は人それぞれですからね。
そんなわけで今年はサッチングを一切せずに芝生を育ててみたので、その結果とわたしの現時点での考えをご紹介したいと思います。
サッチングをしなかった今年の芝生
早速なんですが、サッチングを一切していない我が家の今年の芝生の様子がこちら。
元気。超、元気。
過去最高の状態!とまでは全然言えないけど、状態はかなり良いと思います。
日照時間が記録的に少なかった今年の梅雨にもキノコは全然生えなかったし、芝生の密度も十分。
サッチングをしないと通気性が悪くなる、芝生の密度が上がらない、水はけが悪くなる、などなどいろんな影響があるとされていますが、とりあえず今年のところはサッチングしなかったからと言ってそれ程大きな影響はなさそう。
サッチングについての疑念
わたしはこれまでは一年に一回、梅雨入りする前の時期にサッチングを行うようにしていました。雨が多くなる前に少しでも土壌の通気性・水捌けを良くしたい為です。
しかしながら、わたしはそんなサッチングについて以前からあることが気になっていたんです。
それは、サッチングをした場所は芝生の生育が良くない(ように感じる)ということ。
あれー?もしかしてサッチングって芝生に良くないんじゃね?っていう疑惑がムクムク膨らむばかり。
サッチングは芝生が生えている地表をガリガリ掻き毟る作業。だから芝生にとって大きな負担にもなる、とはよく言われています。
しかしながら、ローンスパイクでブスブス根っこを切りまくったり、毎週のように芝刈りでバシバシ葉っぱを切断しているというのに、それらの作業の後でも芝生は元気。むしろ元気さはアップしますよね?
そんな逞しい芝生が、ちょっと地表をガリガリされたくらいで元気なくなるもんなのっ!?とも思うわけ。
サッチングは芝生に悪い?それとも気のせい?
芝生が元気なところにサッチはあまりない
ここで改めての過去のサッチング作業について思い返してみると、あることに気が付きました。
それは、芝生が元気もりもりのところにはそもそもサッチがあまりないということ。
お庭一面を芝生にしていると、当然のように芝生の生育が良いところと、悪いところがどうしても出てきます。
地面がカチコチに硬い部分や、日当たりの悪い場所はどうしても芝生の生育が悪いですし、反対に日当たりが抜群で人があまり歩かないような場所では放っておいても芝生はグングン成長してくれます。
こちらはつい先日の我が家のお庭、芝生の状態が良い場所です。
茶色く枯れた芝生はほとんど見えませんよね。この時期ならまぁ普通のことかと思います。
一方こちらは芝生の状態があまり良くない場所。
芝生の密度が低くて、明らかにサッチっぽい茶色い部分が確認できます。
こういう場所をサッチングをすると本当にたくさんのサッチがとれます。
つまり何が言いたいかというと、サッチングをしたから芝生の生育が悪い、ではなく、芝生の生育が悪いからサッチが良くとれる、という可能性もあるということ。
今のところはどちらが正解なのかはなんとも言えませんけど、後者ならサッチングは全然悪いことではないってことです。
サッチングは不要じゃないの?
サッチングと芝生の生育の関係に関して現段階でははっきりと断言できるわけじゃないけど、これまでの経験から芝生の生育が良い場所はサッチが少ないということは間違いありません。
だから、そういった場所に関してはサッチングは必須じゃないと思います。地面をいくら引っ掻いてもほとんどサッチが取れないのですから。
そもそも芝刈り機で芝刈りをすると、刈り取った葉っぱの大半は刈カス入れでキャッチします。なので、サッチの原因となる刈りカスはあまりお庭に残らないはずなんですよね。
当然芝バリカンや芝刈りハサミで刈りっぱなしするとサッチの量はガッツリ増えるのでしょう。わたしもそれらの芝刈り道具を使ったあとはしっかり刈りカスを集めるようにしています。
とはいうものの、サッチングが完全に不要かというと、それも違うとは思います。
いくら刈りカスをマメに集めていたとしても、やはりサッチは徐々に増えていきます。毎年のようなサッチングは不要だけど、状態を見ながらサッチが多そうならばサッチングはした方が良いのでしょうね。
写真は3年ほど芝生を放置した時のサッチング時の様子ですが、何もしないとサッチは間違いなく堆積します。2~3年位に一回はした方が良いかな、と今は考えています。場所によって堆積量は全然違いますけどね。
サッチングは多分それほど重要じゃない
今回はなんだかとりとめの無い文章になってしまいました。
何が言いたいかというと、
- サッチングと芝生の生育の関係は良く分からない
- サッチングはそう頻繁にする必要は無さそう。芝生が元気な場合はほとんど不要だし、そうじゃない場所でも2~3年に1回で良い(と思う)。
の2点です。
1に関してですが、つまるところはサッチングをしようがしまいが劇的な効果は体感出来ていないということです。
芝生の成長において劇的な効果を体感できるのは、芝刈り・肥料・土壌改良(水はけアップ)の3点だとわたしは考えています。
それらの要素と比べると、サッチングの影響はそれ程大きくないんだろうなぁ、というのが今のわたしの考え。
サッチングについては結構悩まれている人も多いようですが、あまり気にしなくてよいのではないかと思いますよ。