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先日の投稿でも書きましたが、最近は本当に暖かくなってきたので芝生のお世話が忙しくなってきました。
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芝生のシーズン到来。まずは今年最初の芝刈り。
Contents1 芝刈りスタート2 目土を入れると見た目がよい3 肥料と水はじゃんじゃんあげよう3.1 肥料3.2 お水4 夕方の芝生は無茶苦茶綺麗! ほんのちょっと前までは、今年の春は随分冷えるな ...
しかしながら一言で芝生のお世話と言っても、水遣りや草むしりのような日々行うものから、年一回のサッチングなどいろいろな作業がありますよね。
それらお世話作業の中で特に大切な作業は何かと聞かれたら、それはきっと肥料やりと芝刈りでしょう。
密度の高い芝生の絨毯を作るためには、とにかく芝生の成長を横方向に促す芝刈りが大切です。そして、たくさん刈り込む為には沢山伸びてもわないとダメなので、しっかりと肥料を与えてやるんです。
そんな芝生の育成で大切な肥料&芝刈りですが、わたしが結構悩んだのが芝刈りに使用する道具。たくさんあって、分かんなーい!
肥料は液体タイプと粒タイプがあるけど、どっちを選んでも使い勝手や効果が多少違う程度。しかしながら芝刈りの道具はそうはいきません。いろんなタイプがあって、
その選択を間違えると芝刈り作業そのものが出来なくなるんです。マジで。
前置きが長くなりましたが、そんな事態にならないよう、芝刈り道具の種類と得意とする使用場所についてご紹介します。
芝刈り鋏
結論から言うと、まず最初にこれを買っとけば間違いなし。安いし、後々他の道具を買い足しても無駄になることがないからです。
芝刈り鋏の得意とする場所
得意な場所
細かい、狭い場所全般。
花壇や縁石など、芝生の端っこ部分は後から登場する道具ではどうしても作業することが出来ません。しかしながら、この芝刈り鋏は繊細な作業が出来るのでそういった細かい場所も綺麗に仕上げることができます。
芝刈り鋏のデメリット
細かい作業で大活躍の芝刈り鋏ですが、いろいろデメリットもあります。
デメリット
- 広い場所で使うと体力的に超大変
- 均一な刈り高に仕上げるのはほぼ不可能
- 作業後に刈りカスを集める必要あり
芝刈り鋏のデメリットを一言で言い表すと、人力の道具であるということ。
所詮は鋏ですから、長ーい時間チョキチョキと切るのはとても大変。また、刈り高の調整もフリーハンドなので、広い場所を均一に仕上げるのはかなりの難易度。つまり、決して不可能ではないけど広い場所には向いていない道具なんです。
わたしが使用しているのはこちら
キンボシのゴールデンスター これが日本の芝生鋏。
ネーミングからしてなんだか高級そうな雰囲気が漂っていますが、購入価格は2,286円(送料無料)。結構お手軽な価格でした。
この芝刈鋏の最大の特徴は刃の角度を変えることができること。
刃の根元に銀色 (ステンレス) の円盤みたいな部品がついていると思うのですが、その円盤の外周に設けられた半円状の窪みにストッパーが嵌るようにして刃の角度を固定できます。つまり、刃の角度は無段階に調整できる訳ではなく、水平・垂直・その間 (斜め45度) の3段階に固定できることになります。
このように垂直に刃をセットすると、
こういった境界線をはみ出してきた芝生のカットが簡単!これは普通の芝刈り鋏ではなかなか難しい作業ですね。
芝バリカン
これは結構微妙な道具で、芝刈り鋏だと大変過ぎる…かといって芝刈り機は要らない!という人向けの道具。結構ニッチな道具だと思います。
芝バリカンの得意とする場所
得意とする場所
狭い場所全般。だけど、刃が当たるような場所は除く。
小柄なボディサイズを活かして、芝刈り機が入れないような場所をグイグイ刈ってくれます。しかしながら高速で動く刃が当たってしまうので、芝刈り鋏のように花壇や縁石のキワキワまで攻めるのは難しいです。
芝バリカンのデメリット
デメリット
- 広い場所はやっぱり大変
- 均一に仕上げるのはやっぱり難しい
- 作業後に刈りカスを集める必要あり
- 結構危ない
芝刈り鋏と得意とする場所が似ているように、デメリットもかなり似ています。電動だし広い場所でも楽チンかな?と思いきや、作業はしゃがんで行うのでやっぱり大変。もちろん、チョキチョキが無いだけ楽ではあるけどさ…
また、高速でちょきちょきする刃が剥き出しなので見た目通り結構危ない道具です。実際、わたしは一度自分の指をチョッキンしたことがあります。すげー、痛かった…
わたしが使用しているのはこちら
わたしが使用しているのは山善のグラスバリカン YLB-162。芝バリカンはあまりメジャーな道具ではないのか、選択肢があまりないようです。
芝刈り機
ザ・芝刈りの道具。芝刈りといったらやっぱりコレでしょう。芝刈り鋏が大変に感じたら、安いのでいいからこのタイプを買おう。
芝刈り機の得意とする場所
得意とする場所
広い場所
というか、広い場所じゃないと使えません。本体がそこそこ大きいのと、ある程度勢いをつける為のスペースが必要だからです。
しかしながら、刈り高を綺麗に合わせることが出来るので仕上がりは綺麗。本当に綺麗。芝刈りは極力この芝刈り機で行い、綺麗な芝生に仕上げたくなります。刈りカスをキャッチしてくれるのも作業負担が少なくて良いですね。
芝刈り機のデメリット
デメリット
- 狭い場所は無理。端っこも無理。
- 保管場所が必要
- 結構音がする
芝刈り機は回転する刃を覆う形で本体とタイヤが取り付けられているので、実際に芝刈り出来る範囲は見た目よりも少ないです。
なので、花壇や縁石などの生え際に精一杯芝刈り機を寄せたとしても、10cm程度は絶対に刈り残しが発生します。芝刈り鋏のような仕上げ用の道具と組み合わせて使用したいですね。
まとめ;どの道具を購入するべきか?
これらの道具はそれぞれ得意とする場所が異なります。複雑な形状のお庭をお持ちの方が芝刈り機を購入しても、芝刈り作業は全くはかどらないでしょう。つまり、最適な道具は人によって異なるのです。
ですのであくまでも例の1つではありますが、わたしはまずは芝刈り鋏の購入をお勧めします。
芝刈り鋏は比較的安価なので、芝刈りを初めてみようという時に手を出しやすい道具です。また、後々芝刈り機を購入したとしても、細かい部分の芝刈りに芝刈り鋏は重宝するので無駄になることはありません。
そして、芝刈り鋏では大変すぎる…もっと綺麗に芝刈りしたい!という気持ちが芽生えたら、その次のステップとして芝刈り機をお勧めします。
わたしは芝バリカンも所有しておりますが、芝バリカンは少しニッチな道具なので、あまりお勧めしません。その道具じゃなきゃダメ!という目的が出来てから購入するので十分でしょう。