かつてのわたくしがそうだったのですが、家具を作りたい!雑貨を作りたい!そうだ木工DIYに挑戦しよう!と思い立ったとしても、普通の家庭にある道具だけではなかなか木工DIYをするの難しいものです。
そこでまずはホームセンターに行って必要な道具を揃えようと考える訳ですが、当然ホームセンターにはDIY用からプロ用工具まで膨大な種類の工具が並んでいます。もう、何を買ったらいいのか全然分かりません。
そこでわたくしの経験から、素人が木工DIYを始める上でまずはどのような道具から揃えればよいのがご紹介したいと思います。わたくしの考えとしては、次の4つの道具があれば大抵のことはできると考えています。そう、ウッドデッキすら作れちゃいますよ!
電動ドライバー(ドリル)
まず一つ目は電動ドライバー兼ドリル。どんなホームセンターでも売ってます。ドライバーはネジを回す道具、ドリルは穴を開ける道具ですが、それは先端部分(ビットといいます)を付け替えることで兼用可能。
わたくしは作業効率向上の為二つ持ってますが、写真の青色の方は先端部の脱着が手でできるタイプ、もう一つの方は脱着に工具が必要なタイプです。青色の方はドライバーが主用途のタイプで、もう一つの方はドリルが主用途のタイプ。ドライバー用とドリル用で2つ用意できれば便利なのですが、最初はそうもいかないと思いますのでまずは青色の物のようなドライバーメインのタイプがあれば問題ないでしょう。
ドライバーメインと言いましたが、当然普通に穴も開けれますよ。スイッチ(大抵トリガー形状)ONで動くタイプの他、トリガー状のスイッチの押し込み程度に応じて無段階で回転数を変えてるタイプのものがあります。ドリルとして使用するのであれば、わたくしは後者の方が圧倒的に使いやすくて好きです。
卓状丸ノコ
ちょっぴり高価だけど、大変便利な道具。高速で回転するノコギリ刃で木材をカットします。木材と言えば人力ノコギリでギーコギーコ切断するイメージがありますが、それこそわたくしのような素人にはまず綺麗に切断できません。途中で曲がったり斜めになる可能性がとっても高いです。下手くそな素人こそ、誰でも綺麗にカットできる電動工具を使いましょう。
なお、木材を切断する電動工具と言えば写真にございます丸ノコが一般的だと思いますが、こいつは便利な反面すごく危険な工具なので最初は使用を控えるのをお勧めします。DIYにもある程度慣れて、どういう使い方をすると危ないのか知識を得てから使いましょう。
わたくしがおすすめする卓状丸ノコは丸ノコよりも自由度が低いという欠点があるものの、安全性は高いので初心者にこそおススメですよ。
卓上丸ノコは2×4くらいの木材を直角に、綺麗に、とにかくスピーディーに切断するのにとても向いています。本棚や、ウッドデッキ製作にまさにうってつけの道具。一方で、太さのある角材やパネル・ボード(板)の切断はできません。
ノコギリ
ついさっき「人力ノコギリじゃ綺麗に切断できません」と書いておいてなんですが、やっぱり人力ノコギリ(手ノコ)はあると便利です。ノコギリと言えば木材をスパーンと真っすぐ切る道具のイメージがありますが、そういった用途は前述の卓上丸ノコにお任せして、こいつは主に細かい部分の細工に使用します。
例えば、こんな感じでネジを隠す為の丸棒をちょん切る時など、卓上丸ノコの刃が届かないような場所を切断したりするのに使用します。卓上丸ノコの補助的な道具ですね。私的には柔軟な使用ができる、刃がしなる薄めのノコギリがお勧めですね。
各種測定道具
木材の寸法を測定したり、直角をビシッと出す為の差し金(さしがね、まがりかね、かねじゃく、指金、差金、指矩とかいろんな読み方、書き方があるんだねぇ)、物の厚みや穴の深さを測定する為のノギスの3種の神器。これらがないとお話にならない位必要不可欠なものなんですが、いずれも100均ショップでも入手可能。もちろん良い物は非常に高価なのですが、素人の木工ではそれほど精度を求める訳じゃないので、100均のものやホームセンターで1,000円未満で販売されているもので全く問題ないでしょう。
まとめ
という訳で、わたくしが今までのDIY経験からまず最初に揃えるべきと考える道具は電動ドライバー(兼ドリル)、卓上丸ノコ、ノコギリ、各種測定道具の4点。
これらさえあれば、単純な家具やウッドデッキ、パーゴラは十分作れます。実際、わたくしは作ることができました。これら4点を揃えるのに必要な金額は新品でもおそらく15,000円以下。ビット(電動ドリルの先端に装着する部)を含めても、17,000円程度でしょう。長く使える趣味の道具と考えれば、決して高すぎる出費ではないと思うのですが・・・。ちなみに費用の半分は卓上丸ノコです。なかなか高価な道具ですが、でも本当に便利ですよ。
もちろん世の中には便利な道具が沢山ありますので、それらを活用すればより効率的に、複雑な作業をすることができます。それらの道具についてはまた後日ご紹介させて下さい。