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どうもこんにちは。きんちゃんです。
まだまだ朝晩は冷えますが、日中はかなり暖かくなってきましたね。そんな春を感じる3月、そして春真っ盛りとなる4月の2ヵ月間は、新しく芝生を張るのに最適な季節。
この時期は適度に気温が低いので根がまだ十分に張っていない状態の芝でも水の管理が簡単だし、その後根がしっかりと張ってくる頃には気温が上昇して芝生が活発に成長するのでとても効率が良いのです。
”DIYで芝生を張る"って言うとなんだか敷居が高そうに聞こえますが、必要なものはホームセンターで購入できますし、特別な道具も技術も必要ありません。実は意外と簡単に挑戦することが出来るんです。
本日はそんなDIYでの芝生の張り方について、わたしが行った作業を例にしてご紹介します。
芝生を張る為に必要なもの・道具
DIYで芝生を張る為に必要なものは、全てごくごく一般的なホームセンターで購入することが出来ます。
いろいろと嵩張るものが多いので自家用車があれば購入・運搬は楽チンですが、大抵のホームセンターでは軽トラの貸し出しサービスをやっていると思うので、自家用車をお持ちで無い人でも安心ですね。むしろ、車内が汚れそうなものが多いので、汚したくない人は軽トラを借りた方がいいかも!?
芝生マット
これがないと始まらない!?お庭に芝生を張る為に最も必要な資材である芝生マット。
芝生と一言で言っても様々な種類がありますが、日本で一般的な芝生は高麗芝・姫高麗芝といった暖地型の芝生。夏元気で、冬の間は茶色く枯れるタイプの芝です。
このタイプはお世話が比較的簡単な為、わたしのような素人でもそうそう失敗することはありません。
高麗芝や姫高麗芝は春と秋になるとこのような根っこに土がくっついたマット状でホームセンターの店頭に並びます。
通販で直接業者から購入することも出来るようですが、なかなか一般家庭向けの小口の販売はしておらず、恐らく大多数の方がホームセンターで購入されているんじゃないでしょうか?
ただ、気をつけないといけないのが、時々明らかに状態の悪い芝生が売られていること。
写真のように多少茶色い葉っぱが混じっていても、大部分が青々しているものなら全く問題ありません。しかしながら、全体が真っ茶っ茶で完全に枯れているようなものも目にすることがあります。この時点で枯れているようなものは頑張ってお世話してもどうにもならないので、なるべく元気なものを選んで購入しましょう。芝が乾燥しやすい、暑い時期は特に注意!!
なお、お店できちんと管理されているかどうか見極めるポイントの一つが、芝マットの裏側の土が湿っているかどうか。
定期的に散水しているような店舗ならば土が湿っているので安心。乾いていたら要注意。
また、芝生マットを炎天下で並べている店舗も要注意!直射日光を避けて陳列している店舗なら安心かなぁ。
実はわたしも以前、芝生の購入で失敗したことがあるんですよねぇ…。
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床土に使用する土
芝生を張る時に、その下に敷き詰める土を床土と呼びます。
芝生は通気性と透水性が重要なので、専用の床土か、河砂に黒土を混ぜたものなどを用意するのが良いでしょう。
しかしながら、専用の床土も川砂も結構高価な資材なので、少しでもコストを抑えたいわたしはホームセンターで売っている激安培養土を良く使います。一応通気性向上の為にバーミキュライトを混ぜたりもしているけど、どの程度の効果があるのやら。そんな適当な感じですが、幸いなことに今まで芝生はすくすくと立派に育っています。案外、適当でもなんとでもなるもんなんですねぇ。
芝の目土
こちらは芝生マットを敷いた後に使用する土。詳細はまた後程。
こちらはちゃんと専用品を使うようにしています。芝生を張る時だけではなく、その後のメンテナンスでも使用することが多々ある資材なので、多めに準備していても大丈夫。
必要な道具
地面を掘る為のスコップ、平らな板、そしてハサミ。たったこの3つの道具しか使いません。
DIYで芝生を張る方法
芝生を張る方法について、わたしが過去に行った作業を例にご紹介したいと思います。
施工場所はこちらの駐車スペース。
既にレンガタイルが設置されていますが、このレンガを取り囲むように芝生マットを張りたいと思います。
地面は山土の上に、厚さ60mm程度の真砂土仕上げとなっています。
まずは地面を掘ります
芝生を張ると言っても、現状の地面の上に芝生を置いたら当然その分地面が高くなってしまいます。なので、まずは芝生マットと床土の厚み分、地面を掘りましょう。
下準備として、まずは施工場所にたっぷり散水。
地面は乾燥しているとカッチカチで硬いですが、散水することで緩くなり格段に掘りやすくなります。
60~80mm程度掘り、表面の真砂土をごっそりと掘り起こしました。
真砂土には石などの邪魔ものが含まれていないので、掘り起こす作業も比較的楽チン。
これが石だらけの山土(家を建てる時に入れる土)だと穴掘り作業は地獄の重労働となります。その場合の地面の掘り方は、下記記事で紹介しておりますので参考にして下さい。
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床土を入れます
60~80mm程掘った地面に床土を入れていきます。
床土の厚みの目標は40~50mm程度…なんですが、この深さに関してはかなり適当です。もしかしたらもっと浅くてもいいかもしれないし、粘土質な土地で水はけの悪い環境ならもっと厚みが必要になったり、ちゃんとした水はけのいい床土を入れる必要があったりするかもしれません。
新品の土は多量の空気を含んでいて、ふっかふか。
なので最終的な厚みの目標に関わらず、この時点ではたっぷり土を入れておきましょう。
そして…
平らな板を土の上に乗っけて、その板に体重を掛けて土を押し固めてやります。
これをしっかりしておくことで、芝生を張った後に芝生が沈むトラブルを防ぐことが出来ます。また、この時にある程度地面を均一にしておくと、完成後に芝生が凸凹してる!!といったことも防ぐことが出来ます。 芝生が凸凹していると水溜りができたりするし、見た目にもあまりよくありません。
さて、これで床土は完成。
芝生マットを張ろう
床土が完成したらいよいよ主役となる芝生マットを張っていきます。
地面は真っ平らに押し固めたし、後は芝生マットを置いていくだけ!…だったら簡単なんだけど、実際はそう簡単にはいきません。
というのも、
芝生マットの裏側って土の量が不均一で結構凸凹しているんです。
なので、芝生マットを置いていく時は、1枚ずつ裏側の状態に合わせて床土を追加したり、減らしたりといった調整が必要となります。あー、もう!面倒臭い!
芝生マットの置き方ですが、芝生マットの境目(目地)が十文字状ではなく、T字状になるようにしましょう。これは雨等で目地の土が流出しないようにする為の工夫です。
とはいうものの、十文字状にしたら絶対にダメ!っていうほどのものでもないので、それ程神経質になる必要もないかと思います。
意外なことに芝生マットはハサミでちょきちょき切れるので、複雑な部位でもぴっちり張ることができます。
今回のように細かい部分があるような場合はこのハサミちょきちょきが大活躍!
真四角の芝生マットをざっくりと配置して、細かい部分はハサミでちょきちょきと切ったマットを配置。そのようにして無事芝生マットを敷き詰めることが出来ました。
目土を入れて、踏み固め
芝生マットを敷き詰めることが出来たら、最後の仕上げに目土を入れていきます。
この目土に関しては特に通気性・透水性が重要なので、大人しく専用のものを使用しましょう。
専用品には原肥も配合されているので、肥料に詳しくない人でも安心。
目土と言うくらいだから、こんな感じで芝生マットの隙間と隙間にちょろちょろ入れるのかなぁ?…なんて思ってしまいますが、実際は違います。
実際はこんな感じでどばーっと芝生全体に土をぶちまけ、その土を板切れなど真っすぐなもので均してやるように目土を入れます。
"芝生マットと芝生マットの間に土を入れる"ではなく、"芝生全体の隙間に土を入れる"というイメージ。この方法なら、凹んでいたり穴が開いている部分を塞いでやることが出来ますね。
全体にしっかりと散水してやった後、木の板等を使って芝をしっかりと踏み固めてやります。
これは芝生を地面に密着させてやる為。
狭い場所はこのようにサイズ調整した板で、そして広い部分は大きい板を使ってやると作業効率が良いですよ。
これで芝生張りの作業は全て完了。後は芝生が定着し、成長してくれるのを待つばかり。
最初の頃はまだまだ根付いていないので、しっかり散水してやりましょう。
芝生を張った後の成長の様子
芝生マットを張ってから5週間後の様子。芝生を張ったのが3月末なので、ちょうどGW頃となります。
そしてこちらが更に6週間程経過した6月中旬ごろの様子。
芝生マットと芝生マットの隙間がまだまだ残っていますが、全体的にかなり密度が出てきていますね。
芝生を張るのはDIYでも出来る!
いかがだったでしょうか?
芝生を張る作業は特別な道具も必要ないし、必要なものは全てホームセンターで購入することが出来るので、気軽に挑戦することが出来ます。
しかしながら唯一注意が必要となるのが、購入時の芝生の状態の確認。購入時点で芝生が完全に枯れていると、その後どれだけ頑張っても綺麗な芝生になることはありません。
夏の時期は状態の悪い芝生マットが店頭に残っていることが多いので、特に注意が必要でしょう。
その点さえ注意すれば、芝生自体かなり生命力の強い植物ですので、意外と適当に作業をしてもそうそう失敗することはありません。
体力的には少し大変ですが、青々とした芝生のお庭を手に入れる為、是非挑戦してみては如何でしょうか。