パーゴラ製作作業

DIYでのパーゴラ製作開始。木材の塗装と支柱の組み立て


年始に宣言してた葡萄棚にする為のパーゴラ製作。

注文していた木材が届きましたので、いよいよ組み立て作業に取り掛かります。

木材の加工と塗装

パーゴラ製作に使う木材が届きました。

購入はいつもと同じくネット通販。AmazonPayによる二重オーダーというトラブルもありましたが、なんとか希望通りの数量で手配することが出来ました。

 

今回調達したのは2種類の木材。

まずはウッドデッキでも根太や束柱に使っているサイプレス。これは強度が必要な部分、具体的には支柱と桁(ビーム)に使用します。※桁(ビーム)とは支柱と支柱を結ぶように水平に取り付ける木材で、上に垂木が乗ります。

 

もう1種はウェスタンレッドシダー

ソフトウッドで比較的軽量な木材なので、パーゴラの上部(垂木)に使用します。耐震性や耐久性の点から、高い部分はなるべく軽い方がいいですもんね。

高い部分なら風通しも良いので、ハードウッドではないウェスタンレッドシダーでもそうそう痛まないでしょ?と考えています。

 

事前に採寸をしているので図面上では各部の寸法は決まってるんですが、念の為各木材を配置して本当にその寸法で良いのか確認します。木材には反り・曲がり・寸法誤差があるのが当たり前なので、現物確認は絶対必要だと考えています。なんせ木材は一度カットしてしまうと元に戻すことが出来ないので、どうしても慎重にならざるを得ません。

 

支柱をジョイフル本田で購入してきた支柱用金具に差し込んでみたところ、キッツキツで奥まで入らないことが発覚。木材を無理矢理叩き込めば奥まで入りそうな雰囲気はありますが、そうするとすっきりと垂直がでなさそうな感じ。どう見ても、金具の差し込み部分が木材よりも僅かに狭いんです。

このままじゃきっちりと支柱が立てられないので、どうにかして解決しないとダメですね。

 

寸法確認や仮組みが終わったら、各木材を寸法通りにカット。

ウッドデッキやウッドフェンス、パーゴラに使う木材は単純な直角のカットばかりなので、そういう場合は卓上丸ノコが大活躍。

ものすごい速さで、しかも正確にカット出来るので大変重宝しています。

 

カットした木材はお庭やカーポートなど広い場所に綺麗に並べまして、

 

毎度お馴染みのキシラデコールで塗装。

特にハードウッドなんかは塗装する必要もないんですが、色調を合わせる為と、少しでも長持ちしてくれるようにわたしは必ず塗装するようにしています。

 

サイプレスは白っぽい木材ですが、塗装によりこれくらい色目が変わります。もちろん右側が塗装前、左側が塗装後。

塗装にはキシラデコールのオリーブ色を使っております。オリーブ色は店頭では売っていないんですよね。

 

ちなみに、ウッドデッキの床板を中心に使っているウリン材だと同じ塗料で同じようにペイントしてもこんな感じで全然違う感じになります。かなり濃い紫っぽい茶色!

しかしながら不思議なもんで、木材は日光を浴びていると次第に銀色っぽく変色するのです。塗装していても、この変色は生じます。

すると今はこのように全然色調が違う2種類の木材が、やがてはかなり近い色になるんです。

だからウッドデッキならサイプレスとウリン、パーゴラならサイプレスとウェスタンレッドシダーといった感じで、複数種の木材を混ぜて使用出来ているんですね。

塗装が乾く時間は季節や木材の種類によって変わりますが、丸1日〜2日で作業出来る程度には乾燥しますよ。

 

支柱を立てましょう

塗装がだいたい乾いたら、パーゴラの組み立て作業を開始します。

まずは既存の仮設のウッドフェンスを支柱から取り外しまして、

 

お次にこれまた仮設だった支柱を取り外します。

ウッドデッキの製作を行っていた時から、この部分の支柱を長い物に後々交換しようと計画していたから、わざとウッドデッキ部分を未完成のまま放っておいたんです。

 

この作業の前日に雨が降っていたんですが、支柱の基礎となっている束石の内部の窪みにはまだ水が溜まって残っています。恐らく、基礎パッキンの溝を伝って水が入り込んでいるのでしょう。

この束石の中心部に窪みって何の為にあるんでしょうね?この水の残りっぷりを見る限りでは、この窪みは基礎製作の段階でさっさとモルタルで埋めておいた方が木材には良さそうです。

 

木材の方は多少湿っていますが、びちゃびちゃに濡れているってほどじゃありません。この感じだと基礎パッキンはやっぱりあった方が良さそうかも。

 

既存の仮設の支柱を取り除いた部分に新しい支柱を立てて、ウッドデッキの根太・根がらみ(大引き)と固定してしまいます。

 

同じように、もう一本の仮設の支柱も新しいパーゴラ用の長い支柱に交換。これでウッドデッキ側の支柱2本の設置が完了です。

 

お次はコンクリートブロックを基礎とする2本の支柱の設置。

これには前回ご紹介したジョイフル本田製の支柱金具を使用する計画だったんですが、先程ご紹介しました通りあまりにもキッツキツだったのでその計画に暗雲が立ち込め中…。

 

考えた末、基礎パッキンを卓上丸ノコでカットして(意外と簡単に切れます)

 

こうやってセットすることに。

これで支柱用の木材を金具の奥まで差し込まなくても支柱をきっちり垂直に立てることが出来ます。木材の通気性アップにも繋がるし、我ながらグッドアイディア!と自画自賛。

 

支柱用金具と支柱をステンレス製のネジで固定したら、コンクリートブロックの上にきっちりと支柱が立ちました。とりあえず、大成功!!

 

そうそう、今回のように長さのある支柱を立てる場合は、垂直の調整にかなり気を使う必要があります。長さが3,000mm弱もあるので、写真のような水平・垂直レベルでは下端部と上端部では30mm程のズレが生じてしまうのです。

そして、その下端部と上端部での30mm程のズレというのは人間の眼で遠めに見てなんとなく分かる程度のズレなので、大変気持ちが悪い物なんです。人間の眼って意外と正確なんですよね。

なので水平・垂直の調整はいつも以上にシビアに行いましょう。

 

パーゴラの桁の取り付け

支柱をしっかり垂直に立てることが出来たら、お次は水平に注意しつつ桁(ビーム)を取り付けます。

長さのある木材を、高所作業で取り付けるのでとても大変な作業です。もちろん、1人作業だと一層大変な作業になっちゃいます。

 

わたしはいっつも1人作業なので、足りない手はF型クランプを駆使して補うしかありません。F型クランプは本当に便利な道具ですよ。

 

こうして、パーゴラ用の4本の支柱を立てて、2本の桁(ビーム)を取り付けるところまで作業を進めることが出来ました。残る作業は各部に補強材を取り付けて、パーゴラならではの垂木を取り付けるだけ。

ここまで進めば、あともう一息ですね。

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