少し前のことになりますが、友人からグッピーをいただくことになったことから、アクアリウムに初挑戦することになったという記事を投稿させていただきました。
わたしはアクアリウムなんてものは正真正銘の初心者。でも情報が溢れかえっている便利な世の中ですから、いつもやっているDIY同様、調べながら慎重に作業をすればきっと大丈夫でしょ?ってことで、まずは水槽の準備を始めたのが前回のあらすじ。アクアリウムを始めるときは水質を安定させるため、生き物を入れるよりもずっと前から準備が必要なのです。
それから早くも2か月近く経っており、現在のところはなんとか順調に飼育を続けることができています。少し時間を遡ることになりますが、前回の続きとなるその後の作業を紹介させて頂きます。わたし同様、アクアリウム初心者の参考になれば幸いです。
水槽マットは専用品に交換
水槽の立ち上げ作業の続きにとりかかる前に、まずは水槽マットのとりかえを行いましょう。
水槽の下には水槽の歪みや荷重の偏りによる水槽の破損を防ぐ為にマットを引くのが鉄則なのだそう。ふーん…そんなもんかぁーと、とりえあず家に余っていたコストコの滑り止めシート(ペラペラ)を敷いたのが前回のこと。
しかしながら、その後もいろいろと調べていると「水槽マットは専用品じゃないとありえない!」「水槽が割れてからじゃ遅い!」といった脅し文句のようなものをネット上でたくさん目にしてしまい、結局専用品を買いました。わたしの水槽ははガラス水槽じゃないし、しかも比較的小型の450cm水槽だから水槽が割れるリスクなんてそんなにないとは思うんだけど…。
購入したのはプレコのセフティマットです。セイフティじゃなくて、セフティなんだね。
プレコ セフティマット 600W用(600×450) 関東当日便
で、実際に専用品を手にしてみてびっくり。わたしが適当に用意した滑り止めマットに負けず劣らずのペラペラっぷり。これ、ただのスポンジシートじゃね?これならホームセンターで売っている普通のスポンジシートやゴムシートでよくね?って激しく思ったのですが、別に高価なものじゃないのでわざわざ専用品意外を使う理由がないんですよね。
というわけで、
結論
専用の水槽マットである必要はなさそうだけど、とりあえず水槽と一緒に専用の水槽マットを買っておきましょう。
流木と水草を買ってきました
さてさて話はアクアリウムの方に戻りまして、こちらが前回の作業後の水槽の様子。
分かっていたことだけど、むっちゃ寂しい。
比較的小型の450cm水槽を選んだつもりだったけど、たこつぼみたいなオブジェ一つだけだとこんなに寂しいのです。
ので、
とりあえず流木と水草を買ってきました。
流木なんてそこらへんで適当な木でも拾ってきたらいいんじゃね?って気がしなくもないんですが、水に浸して大丈夫な木といえばハードウッドの仲間。そんなものの切れっぱなしがそこらへんに転がっているわけないし、なんだかんだで売っているものを買った方が圧倒的に楽。そんなに高価ってわけでもないですしね。わたしが購入したのは1,000円ちょっとでした。
そしてこちらは水草。
水草は入れておいた方が水質的にも良いのは小学校レベルの理科でも学ぶことだけど、アクアリウム初めてのわたしには水草ってなんだかとても難しそうに感じていたんですね。そんな悩みをペットショップのお姉さんに打ち明けましたところ、これがおススメってことで紹介されたのがこちらのアヌビアス・ナナ。これまでの人生で全く聞いたことが無い名前だけど、外国産の水草だそうです。まるで観葉植物かのような葉っぱが素敵ですね。
こいつは特別なお世話は一切不要で、基本放置でいい超お手軽仕様なんだとか。そんなの、初心者のわたしにぴったりじゃないか!
流木への水草の固定
買ってきた水草のアヌビアス・ナナですが、これをどうやって水槽内に設置したらよいのかが悩ましいところ。普通の草花なら適当なプランターに土を入れて植えればいいんですが、我が家の水槽の中には土はありません。薄っぺらい砂利だけ。
そんな悩みをまたまたお店のお姉さんに打ち明けましたところ、流木にくくりつけておけばそのうち根付いて安定すると教えてもらいました。流木に根付いてくれたらレイアウトの変更や掃除がしやすそうだし、この方法でいきましょう!
早速作業開始。
アヌビアス・ナナだけではなく、購入したお店で売っていた水草には全て根っこにスポンジみたいなものが巻かれていました。このスポンジみたいなやつをそのまま残しておくとそのうちボロボロになって水や生体に悪影響を及ぼすみたいなので、まずはこのスポンジみたいなやつを取り除きます。
水草の根っこをまじまじと観察するのは人生初。陸の植物よりも随分強靭な根っこなんですね。
根っこの隙間にスポンジの欠片が残りやすいらしいので、丁寧に取り除きましょう。また、お店で購入した水草には様々な薬剤や厄介な貝の卵などが付着していることが多いというような脅し文句がネット上ではたくさんありましたので、ビビりなわたしはこの後しっかりと洗浄も行いました。
スポンジをひん剥いて洗浄した水草はこんな感じで流木にドッキングさせるわけですが、問題はどうやって固定するのかということ。根付いていない水草は当然浮き上がってしまうので、そのままでは固定できません。
流木に開いている穴の中に突っ込めばとても綺麗に収まるけど、これだと多分すぐに根詰まりを起こしてしまいそうな気がするので、この方法はやめておくことにしましょう。
テグスのような目立たないもので物理的に固定するのがオーソドックスな方法なのだそうですが、我が家にはテグスなんてこじゃれたものはなかったので、ガレージに転がっていた結束バンドで代用することに。見た目はイマイチだけど、そのうち無事根付いたら取り外しますからね。しばらくの我慢です。
水草つきの流木が水槽に入りました。むっちゃ寂しかった水槽内が、ほんの少し華やかになりましたね。
アヌビアス・ナナの成長スピードは比較的ゆっくりなのだそう。そもそも水草の成長スピードってどの程度が標準で、どの程度がゆっくりなのかはさっぱり分かりませんが、元気に育ってもっと生い茂って欲しいものですね。
ついにやってきましたグッピー
水槽の準備が終わったところで、いよいよグッピーの登場です。友人宅で生まれた個体を4匹頂きました。井戸水を使って屋外で飼育されていたというなんとも贅沢な自然派のグッピーたち。カルキ抜き剤やバクテリア剤添加の超人工的な我が家の水質で果たして大丈夫なのでしょうか。ちょっと不安です。
そんな人工的な我が家の水と元々の水を徐々に混ぜていき、数時間かけて水合わせをしたのちに、いよいよ新品の水槽に投入!
とりあえず元気に泳いでいて一安心。
しかし、これはほんとうにグッピー?と思わずにはいられないくらい、昔小学校で飼育していたメダカそっくりなお姿。これは稚魚だからでしょうかね?
ついでにヒメタニシも投入
そうそう、水草と流木を買いに行ったペットショップのレジ横でセールされていたことから、ヒメタニシを衝動買いしてしまいました。
ヒメタニシって水槽のゴミや藻を食べて綺麗にしてくれる、という程度の知識はありましたが、それ以外は全く下調べせずに購入。エサは必要なのか?増えすぎないのか?心配事が一気に増えてしましましたが、こいつらも大切に育てていきましょう。
アクアリウム始まりました
というわけで、なんとかグッピーとヒメタニシのアクアリウムを始めることができました。
水槽の置き場所は暫定だし(窓際はだめらしい)、水槽内は寂しいし、照明もないし、ヒメタニシはどんなエサをどの程度与えればよくわからないし、まだまだ検討しなきゃいけないことはいっぱい。
しかしながら、水槽内を泳ぎ回るグッピー(と思われる稚魚)や意外と速く動くヒメタニシを眺めるのは本当に楽しいものです。ずーっと見続けることができます。心が癒されるぅ!
せっかくDIYを扱っている当ブログですから、飼育に慣れてきたら水槽台や水槽内のオブジェの自作なんかにも挑戦してみたいと思います。