おでかけ

鈴鹿サーキット「モートピア」のアトラクション「菜園めいろポタジェンヌ」はDIY好きなら絶対体験するべき!


新型コロナウイルスの第4波がいよいよ現実味を帯びている時にこんな話題をするのもアレなんですが、皆様はどのテーマパークがお好きでしょうか?

絶対王者の東京ディズニーリゾート?それとも映画縛りを辞めて以降飛ぶ鳥を落とす勢いのユニバーサルスタジオジャパン?それらは間違いなく楽しいテーマパークだと思いますが、わたしは断然鈴鹿サーキット派でございます。

ご存知ない人もおられるでしょうが、鈴鹿サーキットは三重県鈴鹿市にある国際レーシングコース。F1などのモータースポーツのレースをするためのでっかいサーキットコースですね。わたしは昔からモータースポーツが好きなので子供の頃から何度も訪れていた思い出深い場所なんですが、最近では子供を連れて併設されている遊園地「モートピア」によく行くようになりました。ディズニーリゾートやUSJと違い、時期を選べばアトラクション待ちの時間がほぼなく、また、まったりとした雰囲気も相まって子連れでも存分に楽しめるのがとても良いんです。昔親に連れてきて貰っていた場所にまさか自分が親としてくるなんて、子供の頃は想像だにしていませんでした。

そんな鈴鹿サーキットですが、今年の3月に新アトラクション「菜園めいろポタジェンヌ」がオープン!

普通ならここが楽しかった、ここがイマイチだったみたいな感想をご紹介したいところなんですが、当ブログはDIYネタがメインのブログ。そんな当ブログでも取り上げずにはいられないくらい、このポタジェンヌはDIY好きの心を刺激しまくるアトラクションだったのです!

 

「菜園めいろポタジェンヌ」ってなに?

一言でいうなればその名のまんま迷路なんですが、その認識だけで内部に入るとまず間違いなく度肝を抜かれます。後悔することすら、あるかもしれません。

というのも、この菜園めいろポタジェンヌは、迷路×スタンプラリー×アスレチックなんです。そして、このアスレチックが結構、辛い。一つ一つのアスレチックはなんてことないんだけど、迷ったり同じ場所を何回も行き来することで、結果的に結構体にきます。わたしは翌日ガッツリ筋肉痛でした。無理だと思ったらいつでもリタイヤできるようにはなっているんですけどね。

 

こちらがポタジェンヌ全景。むっちゃ可愛い雰囲気を醸し出しているけど、見た目ほど中身は甘くない。

迷路に入る前の「荷物はこちらに置いて行って下さいね~」というアナウンスであれ?っと思い、「出口まで1時間ほどかかる場合もあります」というアナウンスであれれ?っと感じ、そして実際に内部に入って10分ほどでまじか…と痛感する感じ。荷物は絶対に置いていこう!動きやすい服装で入ろう!そして、事前に絶対トイレに行っておこう!

 

出口を目指すだけなら10分くらいでもなんとかなるかもしれないけど、このアトラクションのメインは迷路内に設置されているスタンプを集めるスタンプラリー。そんなの簡単でしょ?所要時間1時間なんて盛ってるでしょ?って思っていたんですが、いやいや、ほんとうにしっかり作り込んでいる迷路で、このスタンプラリーがなかなか難しいんです。同時期に入っていた元気な中学生は20分程度でクリアしていましたが、わたしは40分ほどかかりました。参加人数が多いとアスレチックの通過待ちが発生するので、所要時間は内部の混雑具合にも結構影響されます。

 

迷路内にはでっかい野菜や果物が設置されていて、それらがアスレチックの一部になっていたりします。インスタ映え間違いない光景が広がっているんですが、なんせ荷物はほぼ全て入口に置いてきましたので、カメラもありません。なので、仕方が無くスマホで撮影。普段一眼カメラばっか使うからスマホのカメラには全くこだわりがないのですが、この時初めて、スマホに超広角カメラがついていれば…と痛感しました。貧乏性のわたしは未だに発売直後に購入したiphone7なのです。

なお、インスタ映え間違いないからといってカメラを持っていくのは絶対に辞めましょう。持ち込み禁止ってわけじゃないと思うけど、破壊する確率が高いでしょう

 

ポタジェンヌは5階建てになっていまして、1階は冬、2階は春、3階は夏、4階は秋と、それぞれの季節に収穫できる野菜・果物がモチーフとなったアスレチックが設置されています。そして、そのアスレチックの周辺にそのモチーフとなった野菜・果物のスタンプが隠されているってわけ。そのスタンプを10種類(+シークレット1種類)集めるスタンプラリーです。

 

キャベツはねぇ…見た目はむっちゃ面白いんだけど、その可愛らしい見た目とは裏腹にアスレチックとしてはかなりレベルが高かったりします。バランス感覚が絶望的なわたしはキャベツの上から3回ほど落下しました。どれだけキャベツにいじめられてもよいように、必ず手ぶらで身軽にチャレンジしましょう。このしんどさと楽しさは是非経験して欲しい!

 

トウモロコシに思わず抱きついたり…

 

スイカを転がしたり。

詳細はネタバレになっちゃうので伏せておきますが、3階の夏のゾーンが一番難しかったです。もう何回キャベツとイチゴの部屋を通る羽目になったことか…

 

アスレチックを乗り越え、このスタンプコーナーを見つけたときの達成感よ!

スタンプを無視してゴールすることもできますが、挑戦するからにはスタンプをコンプリートしたくなっちゃうんですよね。

 

ポタジェンヌはDIY好き必見!

さて、そんな「菜園めいろポタジェンヌ」なんですが、”果物や野菜を収穫する”というコンセプトにこれ以上ないくらいぴったりな雰囲気の造りをしています。そう、ほとんどが木で出来ているんです。

まるで2×4や1×4のSPF材でひたすら組み上げたような感じ。実際は流石にそこら辺のホームセンターで売っているようなSPF材じゃないんだろうけど、雰囲気はかなり近いです。材種はなんだろう?少なくてもガチガチのハードウッドのようには感じませんでした。

 

1階の地面は土間コンクリートの打ちっぱなし。その上に金具で4×4くらいの木材を柱として固定しているのがメインの骨格です。そう、このポタジェンヌは外装・内装を木材で仕上げてそれっぽくしているのではなく、木材をメインの材料として作られているのです。しかも5階建てですよ?もちろんプロがしっかりと建築しているものなのだから強度的には問題ないのでしょうが、そもそもこういうアトラクションの構造計算とか建築申請ってどんな感じなんだろうって、すごく気になってちゃいました。雨ざらしだし、木材が剥き出しだと経験劣化も激しそうですしね。

 

そんな分不相応なことを気にしたりもしましたが、こんな巨大な建造物がほぼ木材だけでできているっていうのは本当にすごいですよね。ちょっと感動すら感じました。

材料となる木材も見た感じは特殊なものではなさそうだし、木材の組み方もやはり特殊なものではないように思います。われわれ素人がDIYでウッドデッキやパーゴラを作る時の製作方法とそれほど違わない作り方で、この巨大な建造物は作られているのです。もちろん、木材の加工精度はわたしの工作レベルなんかとは全然違って、ブレースの切り欠き加工とかむっちゃ綺麗でしたけど。

 

この天井部分は2×8くらいのウェスタンレッドシダーを2枚重ねている感じ?この写真だとよく分かりますが、場所に応じて複数種類の木材を使い分けているようですね。それにしても柱と梁の接合部の加工はむっちゃ綺麗です。こういう細かいところをまじまじとみると、わたしのような素人とプロの差がいかに大きいものであるか痛感させられます。

 

ちなみに、迷路内には果物や野菜をモチーフとしたアスレチック以外にも様々な仕掛けがあって、例えばこの大量のドアノブもその一つ。このたくさんついているドアノブの内、実際に使えるのはどれだ!?って感じですね。こういうのむっちゃ楽しい!この他にも一方通行のドア、開け方に工夫が必要なドア、隠しドアなど、いろんな仕掛けがありました。それらがどんなものか、是非体験してみて下さいね。ほんとうによく考えられていますよ。

 

DIY好きならより楽しめる?ポタジェンヌ

というわけで、本日は鈴鹿サーキットの遊園地「モートピア」に新しくできたアトラクション「菜園めいろポタジェンヌ」のご紹介でした。

このポタジェンヌは5階建てという巨大な建造物であるにも関わらず、その大部分が木材でできているという非常に面白い建物です。しかもそれらの木材は完全に剥き出しになっていますから、木材の組み方、各部の仕掛けの作り方など、隅々まで確認することができます。本来は純粋に迷路・スタンプラリー・アスレチックを楽しむ施設ですが、DIY好きならより一層楽しめるということですね。

残念ながらわたしは一緒に入った子供に急かされて隅々までじっくり観察することができませんでしたので、次回訪問する時は是非1人で挑戦してみたいと思います。スタンプラリーの答えは既に分かっているというのに、今度は今回の倍くらいの時間が掛かってしまいそう…。

残念ながらコロナ禍の第4波が迫っているようなので今すぐにというわけにはいきそうにありませんが、コロナ禍が収束しましたら、是非皆様も挑戦してみてはいかがでしょうか?

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