家電の修理

ルンバがホームに帰らなくなった!その原因と対策は?


みなさま、お掃除ロボット使ってますか?

わたしはお掃除ロボットの代表とも言えるルンバを愛用しています。

お掃除ロボットが世に出始めた頃は「どうせ広告代理店の過剰な広告戦略でしょ?」と穿った見方をしておりましたが、いやいや実際に使ってみるとなんて便利なものなのでしょうか。あの頃のわたしにグーでパンチをしてやりたいほどの便利さ。もう、ルンバ無しでの生活なんて考えられません。

しかしながら、そんなルンバの様子が最近おかしいんです。ホーム(家)に帰らなくなったのです。

どうしたルンバ!?グレちゃったのか!?

ホームに帰らなくてもお掃除機能的にはそれほど問題ないのですが、毎日充電が切れて部屋の中で停止しているルンバをいちいちホームまで戻すのも少し面倒臭いので、原因究明とその対策を行いました。

 

ホームに帰らないのはバッテリーの劣化?

ルンバは、お掃除が完了するかバッテリー残量が少なくなるとホームと呼ばれる充電設備に自動的に帰るようになっています。とっても賢いですね。

しかしながら最近はホームに帰えらず、家の中でバッテリーが切れて停止するようになりました。停止している位置は日によってバラバラで、ホームに帰らない率は100%。確実に帰らなくなってしまったのです。

取扱説明書によるとそのような症状はセンサーの汚れか、バッテリーの老朽化が原因である可能性が高いんだとか。

ほうほう、そうかそうか…と、早速センサーを綺麗にしたのに全く症状は改善しません。

うーん…そうなるとバッテリーが原因ってことかぁ。お金掛かるから嫌だなぁとついつい思ってしまいますが、元々バッテリーは消耗品扱いであり、取扱説明書によると3年毎の交換が推奨されています。今使っているルンバは購入後2年半程度なので、うーん、確かに交換時期が近いことは近いけど…そんな簡単に症状に現れるもんかなぁ?

 

疑っても症状が改善するわけではないので、早速バッテリーを購入しました。

純正のバッテリーはすごーく高価なので、社外品の同等品を購入。口コミなどでは純正よりもバッテリーの寿命が早いという事例も報告されていますが、価格は純正の1/3程度なので1年以上持てば元は取れる計算です。流石に1年は持つでしょ?という考えて、今回は社外品をチョイスしました。

バッテリーの交換はプラスドライバー1本で出来ます。

写真に写っているプラスネジ(左右で計2本)を取り外すだけ。取扱説明書にも記載されている内容なので、ドライバーが使える人なら誰にでも出来るような簡単な作業です。

古いバッテリーを引っ張り出して、新しいバッテリーを嵌め込みます。本当に、嵌め込むだけ。

するとルンバの設定がリセットされる軽快な音楽が鳴りますので、曜日・時間の設定を行います。バッテリー交換後は一回フル充電してから使うと、バッテリーに良いそうですよ。

充電完了後、早速ルンバを稼働させましたが、残念ながらホームに帰らない現象は直りませんでした。がっくし…

今回の症状はバッテリーの劣化が原因ではなかったということです。これは困ったぞ。

 

原因はタイヤの破損だった!

取扱説明書に記載されている内容は全て試したのに、ホームに帰らない問題は全く解決していない我が家のルンバさん。

これから毎日、仕事から帰ったら室内のどこかで停止しているルンバを探して、そしてホームに置くという作業が発生すると思うと、少しうんざり。

どうしたもんかなぁ…と思いながらルンバをひっくり返してしばらく眺めてみると、あれ?なんかおかしいぞ??

 

何かが無い!?

何かは分からないけど、絶対にこの窪みに嵌っていた何かが無いぞ!?

 

部屋中を探し回った結果、テレビボードの奥底からこのようなものが発見されました。発見されたものの正体はルンバのタイヤです。

 

このタイヤはこのような感じで取り付けられている部品なのです。

試しに、この部品が無い状態でルンバに「ホームに戻りなさい」という指示を行うと、ルンバーはホームの目の前まで帰ってくるのですが、床よりも僅かに高くなっているホームに上ることができず、そのままいずれ停止することが判明しました。このタイヤは段差を超える為の重要な部品だったようです。

 

しかしながらどうしてこのタイヤが欠落していたのでしょうか?

その答えは非常に簡単で、タイヤを保持する黒いプラスチックの部品が割れたり、摩耗したりでタイヤをしっかり保持することが出来なくなっていたからです。タイヤの軸を嵌め込む構造なのですが、もうスッカスカ。ルンバを持ち上げるだけでタイヤがポロっと落下するほどのスカスカぶりです。

 

タイヤの軸を嵌め込む部分の摩耗も原因の一つなんですが、プラスチック製の部品の中央部分がぱっくり割れているのが最大の原因です。これじゃ、タイヤをしっかり保持することなんて出来っこありません。

原因は分かったものの、ルンバ本体の故障となると厄介です。というのも、これまでの経験上、家電の部品ってメーカーから取り寄せると高額なのがお決まりですし、そもそもどこで取り寄せたらよいのかも分かりません。家電量販店?そんなの、随分な時間が掛かるに決まっています。

 

と、思いきや、

 

なんとネットショッピングで即日部品が届きました。しかも安い!!

今回いろいろ調べて初めて知ったのですが、ルンバはモデルが違っても共通部品が多く為、その為補修部品が安価に出回っているのです。国産の家電ではそういう設計のものが少なく、型落ちモデルの部品何てそうそう簡単に入手できません。こういうのはユーザーとしてはとても助かりますね。

届いた部品はこの部分に差し込むだけ。とっても簡単。

 

完成!!

試しにルンバをホームに帰らせましたが、ちゃんとホームに上ってくれました。もちろん、この日以降部屋の中で停止していることもなりました。

今回の件で電池も新しくなりましたし、あと数年は毎日せっせと掃除してくれるでしょう。ルンバ、大好き!!

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