レンガ・モルタルのDIY

初心者でもばっちり!ドライモルタルによるDIYでのレンガ敷きの方法

2019年10月27日


レンガはお庭のDIYをする上で代表的な材料の一つ。

カッチリとした雰囲気だろうが、柔らかい雰囲気だろうが、お庭に洋風テイストを取り入れようとするならレンガは絶対に欠かせませんよね。わたしもレンガが大好き。特に、アンティークレンガが大好き。

しかしながら、レンガを使った作業って難しいんです。

例えばレンガのDIYではオーソドックスな”積みレンガ”ですが、モルタルが垂れてしまったり、レンガがガタガタになったり、目地の幅が不揃いになっちゃったり・・・。我々素人が挑戦してみても、プロの職人さんの仕上がりには程遠くなることがほとんどでしょう。

そんな難しいレンガのDIYですが、同じレンガのDIYでも”敷きレンガ”であれば時間を掛ければ我々素人でも比較的綺麗に仕上げることが出来るんです。

今回はそんなドライモルタルを使った敷きレンガの施工方法をご紹介。

 

敷きレンガで必要な道具・資材

これが必要!

  1. お好きなレンガ
  2. 砕石
  3. インスタントセメント
  4. 土を押し固める道具
  5. ゴム手袋
  6. 水平器
  7. ホースと水

必要な道具と資材は上記の通り。

ご覧の通り、特殊な道具は一切必要ありません。水平器は何かしらのDIYを行うならまず必要となる汎用性の高い道具だし、ゴム手袋も炊事用の物でOK。唯一馴染みのないものである”土を押し固める道具”に関しても、専用のものをわざわざ購入する必要はありません。何かしらで代用すれば難なく用意することが出来るでしょう。

砕石やレンガを含め、全ての道具・資材は大抵のホームセンターで揃えることが出来ますよ。

 

お好きなレンガ

敷きレンガは地面にレンガを敷くことなので、敷くレンガがないと話になりません。というわけで、地面に敷きたいお好きなレンガをまずは選びましょう。

今回例としてわたしが使用したのはこちらのレンガタイル。近所のホームセンターで購入してきました。

柔らかい雰囲気が好きな場合は、アンティークレンガなんかもいいですよね。アンティークレンガのような少し特殊なレンガはホームセンターではまず売っていないので、ネットショッピングがおススメですよ

 

砕石

レンガの土台に使用する資材。ギザギザで尖がっている石です。

この尖がりがポイントで、そこらへんに転がっている丸っこい石とは違い、押し固めると強固な土台になることが大きなポイント。

こんなのをわざわざ敷き詰める必要あるの?って最初はわたしも疑問だったんですが、なるほど、確かに押し固めるとただの土や石とは明らかに異なる硬さになることが分かります。わたしのような素人でも、分かります。

世の中のほとんどの施工例では使用されているので、それに倣ってちゃんと使いましょう。

わたしは地面を掘り返すのが面倒臭くて、たまに使用するのをサボったりするけど・・・

 

インスタントセメント

水と混ぜ合わさることで固まる、DIYではすっかりお馴染みの資材。

インスタントセメントは、予めセメントと砂が混ぜ合わさっている資材のこと。これに水を加えることでモルタルとなります。

通常はしっかりと水と混ぜ合わせてから使用するんですが、今回は水と混ぜ合わせず、そのまま使用します。この方法をドライモルタルとか空練りモルタルって呼び、今回のお手軽方法の最大のポイントとなります。ちなみに、少しだけ水を混ぜたものはバサモルタルって呼ぶみたい。

セメントについてはこちらの投稿でも詳しくご紹介していますので、よろしければどうぞ。

 

土を押し固める道具

地面は、しっかりと押し固めないといけません。

なぜかというと、地面がふにゃふにゃだと後々地盤沈下を起こしてしまうかもしれないから。

そこで必要となるのが地面を押し固める道具。わたしはこのような端材を組み合わせた道具で押し固めています。

重要なのはそこそこの重さがあることなので、僅か100円程度で入手できるコンクリートブロックに取っ手をつけただけでの道具でもOK。なんなら、コンクリートブロックを直接手に持って使用してもOK。とにかく、ある程度の重量で地面を押し固めることが出来たら、なんでもOKなんです。

 

敷きレンガの施工方法

それではいよいよDIYでの敷きレンガの施工方法を、わたしが実際に行った施工例を元にご紹介していきましょう。

今回わたしが施工したのはこちらの場所。住宅を建てる時に業者が入れた山土がほぼそのまま残っているような地面となります。

 

地面の高さ調整

まず最初にすることは地面の高さ調整。

敷きレンガを行うと、地面の高さは変化します。元々の地面の上に、砕石層の厚さとレンガの厚さが加わるのだから当たり前ですよね。

施工後の高さには拘らない、って人はほとんどいないと思いますので、この最初の段階である程度施工後の地面の高さを想定して、施工前の地面の高さを調整してやる必要があります。

今回の施工例の場合は元の地面が低すぎたので、土を入れてやりました。

しかしながら、敷きレンガを行う場合は逆に地面を掘ることの方が多いでしょう。砕石層とレンガの厚み分だけ施工後は地面が高くなのですから。

地面をどれだけ掘る必要があるのかは砕石層と使用するレンガの厚みによって変わるので一概には言えません。わたしは砕石層は6cm程度、モルタル層は2cm程度に設定し、そして4cm程度の厚みのレンガを使用しているので、もし施工の前後で地面の高さを同じにするのであれば12cmは地面を掘る必要があることになりますね。

ちなみに、地面を掘るのってむっちゃ大変です。多分、地面を掘る作業は一連の作業で一番大変。地面の掘り方にはいろんな方法があるけど、わたしは下記投稿にまとめている方法が一番楽チンだと考えています。

 

地面を押し固める

地面の高さ調整の為に新たに土を入れ、綺麗に均した状態。

特に新しく土を入れた時は明らかに地面がフワフワとしており、非常に柔らかい状態です。このままじゃとてもじゃないけどしっかりとした土台にならないから、しっかりと押し固めてやりましょう。

 

使用するのは先程ご紹介した端材を組み合わせた押し固め器。材料費は1,000円程度、製作時間は僅か10分程度。そんなお手軽な道具なんですが、効果は絶大。これまで何度も我が家のお庭をドスンドスンと押し固めてくれてきました。

 

今回もドッスンドッスンとしっかりと押し固め。

今回のように新たに土を入れた場合、この作業は必須です。押し固める前後では、明らかに地面の状態が異なりますよ。

逆に地面を掘る場合だと、この作業が不要になることも。というのも、山土(住宅を建てる時に入れる、石がごろごろ入った土)はかなり固いので、わざわざ押し固めなくても十分硬い場合が多いからです。そう、硬すぎて地面を掘るのが本当に嫌になるくらい。

しかしながら地面の状態は当然場所によって全然違うので、不安な場合やよく分からない場合はとりあえず押し固めておきましょう。

 

砕石敷き

地面を押し固めたら、その上に砕石を敷き詰めます。

砕石はしっかりとした土台を作るのに必要不可欠な資材。正直な話、人が乗る程度の荷重なら無くても大丈夫だとは思うけど、レンガを敷き終わった後ではやり直すことも難しいので、より頑丈にしておくに越したことはないハズ。

 

必要となる砕石層の厚みはその使用用途によって異なるけど、わたしは6cm程度にしています。

厚みがある程頑丈になるけど、費用もかさむのでなかなか悩ましいところ。車のような重量物を乗せるような場所じゃなければ、それほど神経質になる必要はないかもしれませんね。

砕石を敷き詰めたら、先程と同じようにしっかりと押し固めておきましょう。

 

ドライモルタルによるレンガ敷き

今回の施工での最大のポイントがこちら。ドライモルタルの使用です。

レンガを敷く時に後々撤去することを考えてモルタルを使用せずに敷く方もおられますが、確実に撤去する予定がある場合を除いたらそのような施工は止めておきましょう。間違いなく、目地(レンガとレンガの隙間)から雑草が生えてくるからです。

レンガの下の地面や目地をモルタルで覆ってやれば、たとえ雑草の生命力が強かろうがそうそう生えてくることはありません。

 

話はドライモルタルに戻りまして、このドライモルタルの最大のメリットは施工が簡単だということ。

通常のモルタルであれば水を混ぜ合わせる工程が必要になります。インスタントセメントと水の分量の調整にはある程度の経験が必要です。また、混ぜわせる為の道具も必要となります。混ぜ合わせた後は、施工時間の制限もあります。つまり、水練りモルタルには初心者にとって厄介な点がたくさんあるんですね。

しかしながら、このドライモルタルにはそれらの厄介な点が全てありません。

インスタントセメントを製品の袋からドサーッと出して、後は好きなように作業するだけ。時間制限もなければ、経験も必要ありません。

注意が必要な点と言えば、手荒れを防ぐためにゴム手袋を着用するくらい。どう?とっても簡単そうでしょ?

 

砕石層の上にインスタントセメントをドサーッと出してドライモルタル層を作ったら、その上にレンガをそっと置きます。

この最初のレンガがその後のレンガの基準になるので、位置合わせは慎重に!納得できるまで何回も調整を繰り返しましょう。

 

もちろん、水平の調整も水平器を使ってしっかりと。

水平の調整はレンガ下のドライモルタルの量を調整することで行います。水平を取るポイントは、水平器を様々な向きで使用すること。例えば、一個のレンガに対して水平器を45度づつ回転させて、計4回水平確認をするといった感じ。1方向だけでの確認だと、レンガが傾いていても気付かないことが多いように感じます。

敷きレンガは一回施工してしまうと後々の修正は簡単ではないので、多少面倒でもこの時点でしっかりと調整しておきましょう。幸いなことにドライモルタルには施工時間の制限がないから、時間の許す限り調整を繰り返すことが出来るのですから。

 

最初の一枚さえビシッと決めることが出来れば、その後のレンガは比較的簡単。縦・横の位置関係は簡単に決められるから、注意を払うのは水平調整くらいなもんです。サクサクと作業は進むでしょう。

 

ところで、ご覧の通り実はわたしはレンガ敷きと並行して徐々に砕石層とドライモルタル層を広げるといった施工方法をとっています。

レンガを敷く前に砕石層とドライモルタル層を完成させる方が一般的なのでしょうが、こちらの方が高さ調整がしやすいんですよね。まぁ、こういうやりかたもあるんだなっていう程度で参考にして下さい。

 

というわけで、黙々と作業を続けていって、とうとう全てのレンガを敷き終えることが出来ました。

 

目地へのモルタル入れ

レンガを敷き終えてもまだ完成ではありません。次に目地の処理を行いましょう。

レンガは一見形が揃っているように見えますが、実のところ様々な凸凹があり、隙間なくぴっしりと並べることは不可能です。その為どうしてもレンガとレンガの間には空間が必要になります。

その隙間を目地と呼ぶのですが、今回の施工例ではわたしはその隙間を4mm程度設けています。もちろん、もっと狭めることは可能なんですが、どの程度にするかは好みの問題ですね。

 

その隙間が何mmにせよ、隙間が空いていてはレンガをしっかりと固定することは出来ません。

なので、レンガを綺麗に並べることが出来たら、この隙間もしっかりと埋めてレンガをしっかりと固定してやるのです。

一般的にはこの隙間埋めには珪砂という、石英から作られた非常にきめ細かい砂を使うことが多いんですが、その為にわざわざ購入するのは勿体ないので、わたしはドライモルタルで代用しています。しっかりと固まってくれるので固定力は申し分ありません。

 

ゴム手袋をした手で、しっかりと目地に刷り込んでいきましょう。

ドライモルタルには砂が含まれているから、目地がメチャクチャ狭い場合には目地に入っていきにくいのがこの方法のデメリットでしょうか。

 

全ての目地にドライモルタルを入れることが出来ました。この時点ではレンガ表面にドライモルタルが残っていても大丈夫。後で綺麗に流しますからね。

なお、この方法はアンティークレンガ等の表面の凸凹が多いレンガではあまりおススメできません。モルタルがレンガの凹凸に残ってしまい、綺麗に洗い流せない場合があるからです。

 

散水

最後の作業は散水

ドライモルタルは水と反応して硬化するので、この散水作業はまさに最後の仕上げ。これ以降はどんどんモルタルが硬化していくので、もう手直しは出来ませんよ。

 

ドライモルタルはきめ細かい砂のような物性をしているので、あまり激しく水を掛けると簡単に流れていってしまいます。かといって水の量が少ないとなかなか硬化しません。つまり、水の掛け方が大切ってことですね。

わたしのやり方ですが、まず最初は霧状のシャワーで全体をしっかりと湿らせるように水分を与え、その後は時間を空けて段階的に水量を増やす方法をとっています。

どうしてもレンガ表面などに付着したモルタルをさっさと強い水流で洗い流したくなりますが、グッと堪えるのがポイントでしょうか。ある程度時間が経っても綺麗に洗い流せるものですよ。

 

しっかりと水分を与えたら、後は硬化するのを待つばかり。

硬化時間は散水量にもよりますが、1〜2日で人が乗っても問題ない程度には固まってくれるはず。それでも一週間程度は放置しておいた方が無難でしょう。

 

ドライモルタルは簡単!

というわけで、今回は初心者にもオススメしたいドライモルタルを用いたレンガ敷きのご紹介でした。

いかがだったでしょうか?簡単そうじゃないですか?なんだか出来そうじゃないですか?

美しく仕上げるポイントは、レンガの位置と水平を納得出来るまで繰り返すこと。ドライモルタルなら作業時間に制限がないから、それこそ好きなだけ調整を繰り返すことが出来ますよ。

レンガやモルタルはちょっと…と二の足を踏んでいる方にとっては、レンガ&モルタルの初挑戦にぴったりの作業とも言えます。是非是非、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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