DIY作業日記(その他)

Amazon封筒のゴミを使った和綴じ製本によるスケジュールリフィルの安価な保存方法


スケジュールリフィルの保管方法が悩ましい問題

みなさま、手帳使ってます?

そもそも手帳なんて使わないという人もいれば、まだ紙なんて使ってんの?ってデジタル派の人もおられるでしょう。スマホの普及でありとあらゆるものがデジタル化している現代だけど、わたしの周りを観察している限りではビジネスマンの大半はまだ紙の手帳を使っている様子。

わたしはバイブルサイズのバインダー式手帳派。お気に入りの手帳本体を長く使い続けることができるというメリットがあるんだけど、それにしても嵩張ります。めっちゃ、嵩張る。

そしてバインダー式の手帳を使っていると、使い終わったスケジュールリフィルをどうやって保管するのか?という悩みがでてくるんですよ。

使い終わったスケジュールリフィル、見返す頻度はめっちゃ低いんだけど、決してゼロではないという厄介なもの。捨てるのは躊躇するけど、かといって見やすく保管するほどでもない、という感じ。

理想は紙ファイルのような一冊数十円のもので十分なんだけど、保管用ファイル・バインダーの市販品は立派な造りのものばかりなのです。一冊600円以上もするので結構いいお値段します。保管用にしては高価すぎ!

というわけで、世の中に無いのであれば作ればいいじゃんという発想で、今回はスケジュールリフィルを安価に保管する方法について紹介します。

 

和製本によるスケジュールリフィルの保管方法

いろいろと試したんだけど、最も安価でかつ簡単、それでいてちゃんと見返すことができる方法は和綴じ(和製本)でしょう。DIYで保管用ファイルを作るのだ!

材料

使用する材料はこんな感じ。

  • Amazonの紙袋(ダンボールみたいなタイプ)
  • 適当な厚紙
  • たこ糸
  • 太い針
  • 両面テープ
  • パンチ穴補強テープ

多分一番入手性が悪いのは太い針。私はレザークラフト用の針を持っていたのでそれを流用しましたが、ようはたこ糸を通すことができればなんでもオッケー。

紙袋はタダ、他のものはすべて100均で入手可能です。

 

作り方

まずはAmazonの紙袋(ダンボールみたいなタイプ)で背表紙部分を作ります。

背幅、縫いシロ、表紙の貼りシロを合わせたものが横幅寸法になるんだけど、この部分の寸法はめくり心地に直結しますのでいろいろ試してみるのがいいんじゃないかと思います。この部分の材料代はタダだし。

 

ダンボールっぽい見た目だけど、ソフトな素材なので切り出しは簡単。なんの変哲もない普通の文具はさみでチョキチョキ切り出します。

 

切り出した背表紙をリフィルに被せ、でっかいクリップかなんかで仮固定します。リフィルの穴の位置を印付けするため、針でパンチ穴の部分をプスリ。

 

背表紙を取り外すとパンチ穴の部分がどこになるのか分かるようになったので、その部分にパンチ穴補強シールを貼り付けます。

 

パンチ穴補強シールは穴がど真ん中にくるように貼るのではなく、上図のように穴がパンチ穴補強シールの開口部分に収まる範囲内で、極力背表紙の中心部分から遠ざかるように貼り付けるのがポイント。わたしの語彙力の問題で文章で説明するのはなんだか難しいけど、画像のとおり貼ってください。

 

お次はタコ糸による綴じ込み工程です。適当な長さのタコ糸を切り出し、片方に針をセット、もう片方は玉結びしておきます。

 

背表紙の上にリフィルを乗せ、リフィルの隙間から針を差し込んでスケジュールリフィルのパンチ穴から上に出します。

 

出した針をその部分にくる背表紙の穴を通して、

 

背表紙をリフィルにしっかりと押し付けながら、ゆっくり糸をひっぱります。くるっと一回転させたらお隣の穴へ。穴を通したらまた一回転させます。

 

そんな感じで全ての穴を通したら、最後は最初の穴に帰ってくるはず。

 

糸の処理は適当に結べばオッケー。そんなんで大丈夫?って最初はわたしも不安だったけど、案外解けないもんです。

 

しかも何故か縫い目は穴に吸い込まれていって目立ちにくいという嬉しい誤算も。

 

ここまでできたらあと少し!あとは表紙となる適当な厚紙を切り出して、背表紙の貼りシロに両面テープで貼り付けるだけ。

 

この背表紙と表紙の貼り付け位置、表紙の硬さ、背表紙の硬さはめくり心地にかなり影響がありまして、わたしは結構いろいろ試しました。そんなわけで背表紙の材質はあのAmazon袋に辿り着いたわけですね。ほんとすべて安い材料ばかりなので、是非いろいろ試して欲しいところです。

 

出来上がりはこんな感じ。ルーズリーフにも使えるよ

そんな感じでこれまで保管場所に困っていた大量のスケジュールリフィルをコンパクトに、かつ見返すことができる状態で収納することができました。所要時間は1冊15分くらい。本当に簡単です。費用はほぼかかっていないし、金具は不使用なので後々不要になればそのまま捨てることもできるお手軽さ。

 

この手法はスケジュールリフィルだけではなくルーズリーフなどにも応用できます。収納にお困りの方はいかがでしょうか?

ルーズリーフはスケジュールリフィルと違って保管用のバインダーが比較的安価に入手できたり、2つパンチで穴を追加で開ければ紙ファイルも使えますからそこまで使用頻度は高くないんだけど、よりコンパクトに、そして安価に保管できる点はメリットになります。

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