トマト栽培

レイズドベッドでトマト栽培をするメリット


どうもこんにちは、きんちゃんです。

我が家では毎年家庭菜園でトマトを育てるのが恒例となっていますが、今年も例にもれず子供の食育の為にせっせとトマトを育てています。

トマトを育てた場所はその後数年はナス科の植物を育てない方が良いとよく聞きます。しかしながら、大多数の家庭ではそうそう作物を育てる場所をコロコロ変えることなんて出来ませんよね。

それは我が家でも同様で、致し方が無くここ数年間ずーっと同じ場所(レイズドベッド)でトマトを育て続けています(※トマトはナス科)

しかしながら、幸いなことにこれまで特に生育に問題があるように感じたことはありません。恐らくですが、他の植物をプラインターで育てる時に積極的にレイズドベッドの土を使用するなど、レイズドベッドの土を意識的に頻繁に入れ替わるようにしているお陰じゃないかなぁ~…と推察しています。それとも生育に問題があるのに気が付いてないだけかもしれないけど。

さてさて、そんな我が家でのレイズドベッドでのトマト栽培なんですが、数年間続けている中でレイズドベッドにはプランターや畑には無いメリットがあることに気が付きました。本日はそんなレイズドベッドならではのメリットについて紹介します。

 

我が家のレイズドベッドはこれ!

本題に入る前に、まずは我が家のレイズドベッドのご紹介を少々。

この我が家のレイズドベッドはDIYで2年半前に製作したもの。

水分たっぷりの土が内部に収まるレイズドベッドなんかを、木材で作って大丈夫!?腐らない!?という不安で最初はいっぱいでしたが、いろいろと工夫をしたお陰で今のところは何ら問題は生じていません。やったね!

一番上の部分の板はどうしても雨の影響ですぐに塗装が無くなっちゃうのが、些細なことだけれども悩みの種。まぁ、見た目だけの問題なんですけどね。

check!
DIYで作った我が家のレイズドベッドの紹介

Contents1 プランターは便利だけどお洒落じゃない!!2 レイズドベッドで家庭菜園やってます3 レイズドベッドを作る上での注意点は?4 わたしのレイズドベッドの腐食対策4.1 ① 基礎を作りまし ...

 

製作当初はこのお洒落なスペースを使っていろんな作物を育てるぞ!目指せロハスな生活!みたいな心意気だったんですが、いざ活用してみると春から秋まではトマト類が占領してしまい、実質的にすっかりトマト専用スペースになってしまいました。

 

しかしながらいくらトマトばっかといっても、秋から春先にかけてはトマトも枯れるから何か他にもチャレンジ出来るはず…。そういう思いもあって、昨年の冬からはイチゴ栽培にも挑戦しました。

けど、イチゴは栽培場所が地面に近いとナメクジや蟻が来やすいことが分かったので、今年の冬はもうこの場所でイチゴを育てることはないでしょう。イチゴ栽培なら絶対にハンギングバスケットなどをおススメします。

 

レイズドベッドのここがメリット

さて、話をトマト栽培に戻しまして、トマトをレイズドベッドで育てることのメリットについてご紹介したいと思います。

わたしはこれまでプランター・野菜用コンテナ・地面に直植え(つまり畑)・レイズドベッドの4種類の方法で育てた経験がありますが、それらの経験からトマトを育てるなら断然レイズドベッドでしょ!と考えています。

 

支柱の安定感が抜群

トマト栽培では支柱を立てる必要がありますが、この支柱の安定感がレイズドベッドだと抜群にいいんです。

プランターや畑だと、通常支柱はこのように地面に真っ直ぐ垂直にぶっ刺しますよね。

この支柱の立て方は超一般的なんだけど、トマトが大きくなると自重で倒れやすいのが難点。台風なんかがくると一層そうなる確率が高いです。というか、何回も倒れた経験があります。倒れるとすっごい悔しいですよね…。

 

一方、レイズドベッドには地面から立ち上がっている構造物があるので、このように支柱をしっかり固定する為の櫓(やぐら)が組みやすいんです。

 

特にレイズドベッドの4隅にしっかりと支柱を押し付けると、それはそれはシッカリカッチリとしてくれます。なんせどれだけ力が加わろうが、絶対に外側にズレることが出来ないんですからね。あとは内側にズレたり倒れることがないようにすればいいだけ。

これならよっぽどのことがない限り支柱が倒れることはありません。これだけしても、一度だけ大型台風直撃で一部倒壊しちゃったことがあるけど…

 

経験豊富な農家さんなら普通の畑でも上手に立派な櫓を作られますが、家庭菜園レベルだとなかなかそういうスキルを身につけるのは難しいですよね。そんなスキルが無くても、支柱をサポートしてくれる構造物があると随分楽に、しかも強固に支柱を固定することが出来ます。

 

支柱を広げるのも楽

支柱をしっかり立てるだけなら、実は野菜用コンテナでも同じことが出来ます。

このように支柱用の穴が開いているタイプなら、支柱を確実に固定することが出来るんですよね。野菜用コンテナって本当に便利。

しかしながら、野菜用コンテナは支柱を確実に固定することは出来るんですが、作物が大きくなった時に支柱の数を増やしたりすることが出来ません。上手に、そしてマメに剪定してプランターの許容範囲内にしっかり管理出来るような経験豊かな人なら対処も出来るんでしょうが、ついついトマトを放置してしまいがちな人にはこれが結構大きなデメリット。トマトってメキメキと大きくなるので、放っておくとあっという間にプランターからトマトが溢れ出しちゃいます。少なくてもわたしはマメに剪定することなんて絶対無理!

 

一方でレイズドベッドは基本的にはプランターより大きい面積があるでしょうから、もしそうなってもどんどん支柱を追加してしっかりと大きくなったトマトを固定することが出来ちゃうんです。

本当はトマトをそんな好き勝手伸ばす状態にしちゃうことがダメなんですけどね。

 

トマトの成長が良い

野菜用コンテナ(プランター)は本当に便利なんですが、中に入れることが出来る土の量にどうしても限度があります。つまり、トマトが根を張ることが出来る範囲に限度があるのです。

何が言いたいかというと、大きく立派な株を育てるのであれば野菜用コンテナはあまり適していません。むっちゃ大きいプランターを用意して、そこで1株だけ育てれば解決出来るかもしれませんが、それもなかなか現実的な方法じゃないですしね。

一方でレイズドベッドは側面の立ち上がり部分があるものの、基本は地植え。トマトはいくらでも根っこを伸ばすことが出来るので、畑と同じように立派な株を作りやすいのです。

もちろん、地中深くまで根っこが伸びることで水切れにも強く、管理も楽チン。

 

道具類を置けて便利

我が家のレイズドベッドの上部はこのように水平の板が張ってあります。

この水平の板はレイズドベッドの断面構造をT字状にすることで強度を増す為の工夫なんですが、この水平部分がかなり便利なんです。

 

トマトは多くの実をつけてくれるので、意外と収穫が大変なんです。

一回の収穫で多くの実を収穫する必要があるので、収穫した実を入れる入れ物が必須。わたしはザルをよく使います。そのまま台所でトマトを洗えるしね。

そんな入れ物を持ったまま収穫バサミを使うのは結構大変なんですが、かといってザルが邪魔だからと言って地面に置くのは抵抗がありますよね。

そこで、このようなちょっと物を置くことが出来るスペースがあると本当に便利。このような地面から離れた場所ならザルを置くのも抵抗は少ないですし、作物との距離も近いので収穫したトマトをポイポイ放り込むことが出来て、作業効率も無茶苦茶良いんです。

この水平の板は本当に便利なので、超おススメですよ。

 

お洒落

すいません、これは思いっきり主観ですね。

だけど、天然素材である木材と青々とした葉っぱの組み合わせは思わずうっとり。お洒落な菜園スペースが欲しければこれしかないでしょ!?

 

トマト栽培にレイズドベッドは超おススメ

というわけで、本日はトマト栽培におけるレイズドベッドのメリットをご紹介しました。

じゃあ逆にデメリットは?と思われる方もおられるかもしれませんが、わたしとしてはこれといったデメリットは無いと思います。トマトはレイズドベッドがおススメ!

でも、敢えてデメリットを言うのであれば…野菜用コンテナよりも場所を取ることや単純な畑よりも製作の為の費用や手間が掛かることでしょうか。でもそれらはレイズドベッドそのもののデメリットですから、すでにレイズドベッドをお持ちの方にはあまり関係はないでしょう。

そもそも畑をお持ちの方ならともかく、お庭で菜園スペースを確保しようとしたら周囲の他のスペースとの区切りが難しいもの。レイズドベッドならそういった菜園スペースとその他のお庭スペースとの区切りもはっきりさせやすいので、わたしはトマトに限らずレイズドベッドの製作をおススメ致します。

ただし、イチゴにはちょっと向かないかな~?他の作物でも向き・不向きはあるかもしれませんね。

-トマト栽培
-,