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カメラのレンズって交換したら撮影出来る写真が変わるのは分かるんだけど、キットレンズ(カメラとセットになってるレンズ)以外のレンズをいざ購入しようとしても、
たくさん種類があるし…
お値段もかなりするし…
と、最初はどのレンズを選んだらいいのか迷っちゃいますよね。
交換レンズって撮影目的に応じてレンズを交換するシステムなんですから、自分にどういう目的があって、そしてその為にはどういう強みのあるレンズを選べばいいのか知っておく必要があるのです。でもそれって、初めてレンズを選ぶ人にはなかなか難しいですよね。
わたしも一番最初に交換レンズを購入した時の理由は”なんとなく”でした。キットレンズじゃないレンズに交換したら写真が良くなるんじゃね?っていう漠然とした感じでした。最初はそんなもんかと思いますが、それではレンズ購入に失敗する可能性もあるでしょう。
そこで、今回はPanasonicのカメラを持っていて、キットレンズからのステップアップとして初めてレンズを購入しようと考えている人の為に、わたしが使用目的別におススメするレンズをご紹介します。
ご紹介するレンズは手の出しやすい比較的安価なレンズが中心です。高価なレンズが良いのは当たり前(?)ですが、いきなり10万円オーバーのレンズを買うなんて正気の沙汰ではありません。まずは手の出しやすい安価なレンズで是非レンズ交換の楽しさを味わって欲しいと思います。
LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.
安価な割に写りが良い単焦点レンズを『撒き餌レンズ』と呼びます。価格の安さに釣られて手を出してみたら、予想以上に写りが良くてびっくり!交換レンズの楽しさに魅了されてしまうことから撒き餌と呼ばれているんだとか。
このLUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.は、間違いなくPanasonicの撒き餌レンズの一つ。
正規品の実売価格は23,000円程度ですが、白箱と呼ばれる量販店向けのキットレンズが大量に出回っていた為、それであれば15,000円ほどで未使用品を購入することが出来ます。もちろん、フリマサイトやオークションのような個人売買ではもっと安価に入手出来ます。
ズームレンズではあり得ないF1.7という明るさで、ボケのある写真が簡単に撮影できちゃいます。単焦点レンズを試してみたい人にピッタリの一本。
ポイント
- 初めての単焦点レンズにピッタリ
- 明るいレンズで気軽にボケを楽しめる
- 画角はスマホより狭いので、テーブルフォトなどは少し苦手
参考記事⇒『LUMIX G 20mm / F1.7』と『LUMIX G 25mm / F1.7』子供の撮影にぴったりなのはどっち?
LUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.
Panasonicの神レンズとも呼ばれることのある単焦点レンズ。中古なら一万円代で購入できる入手のしやすさ、パンケーキスタイルのコンパクトさ、そして単焦点レンズならではの写りの良さを兼ね備えたレンズ。
しかしながらAFがレンズ駆動式である為、AFの作動音が大きい、AFが遅い、そしてコンティニュアスAFに対応していない、といった癖の強いレンズでもあります。コンパクトさを活かしたスナップ撮影が最適なレンズですね。
ポイント
- スナップ、テーブルフォトなどの静体撮影にピッタリ
- コンパクトで持ち運びしやすい
- 動体撮影は苦手
参考記事⇒『LUMIX G 20mm / F1.7』と『LUMIX G 25mm / F1.7』子供の撮影にぴったりなのはどっち?
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.
とにかくコンパクトなパンケーキレンズ。GMシリーズやGFシリーズにベストマッチなレンズといえばこれ。F2.5と単焦点レンズにしてはあまり明るくないレンズだけど、その軽さとコンパクトさはとても魅力的。14mmという焦点距離の画角はスマホとほとんど同じなので、スマホカメラに使い慣れている人は馴染みのある画角で使いやすいでしょう。
ポイント
- 最もコンパクトで軽量なレンズ
- スマホのカメラ感覚で気軽に使える
LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.
『LEICA DGレンズ(通称パナライカ)』はPanasonicのレンズでは高級なシリーズですが、その中でもこのLEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.は是非一番最初に試して欲しいレンズ。
高級感のある金属鏡筒、素晴らしい作りのフード、ナノサーフェースコーティング、絞りリングなど、パナライカがどういうレンズなのか良く分かるレンズ。パナライカにしては安価な価格設定も嬉しいですね。わたしはPanasonicではこのレンズが一番好き!!
ポイント
- パナライカ品質を試してみたい人に
- 絞りリングの操作感は写真を撮ってる気分を盛り上げてくれる
- スマホと同じ感覚で気軽に使える
参考記事⇒『LEICA DG SUMMILUX 15mm』レビュー!スナップ撮影に最適な小型レンズ
参考記事⇒『LEICA DG SUMMILUX 15mm』レビューの続き!iphoneと比べて画質ってどうなの?
LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
広角14mmから望遠140mmまでカバーする高倍率の便利ズーム。価格は少し高めだけど、これ1本である程度なんでもこなせると考えれば安いもの?荷物を減らしたい旅行におススメの他、子供の運動会のような被写体との距離がコロコロ変わるシチュエーションでの動画撮影はこのレンズにしか出来ません。
ポイント
- レンズ交換が煩わしい人にピッタリ
- これ1本でだいたいのシーンはカバーできる
参考記事⇒『LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6』レビュー!子供の動画撮影にピッタリの便利ズーム
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.45-175
電動ズーム機能を持つ望遠レンズ。高級レンズにしか施されないナノサーフェースコーティング付き、全長が変化しないインナーフォーカス方式、35mm換算で350mmの望遠レンズとは思えないコンパクトさなど、多くの特徴を持つレンズ。なのに価格はとてもリーズナブル。
少し古いレンズだし見た目も全然高級感はないけど、コスパはとても高いです。
ポイント
- とりあえず望遠レンズを試したい人にぴったり
- 軽量な望遠レンズなのでとにかく持ち出しが楽チン
- カメラ本体でもズーム操作が出来るのは動画撮影で便利
LUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPH.
Panasonicには超広角ズームが2本ありますが、これは安い方。安いといっても超広角ズームなので、並みのレンズと比較するととても高価。むっちゃ高価。しかしながら超広角レンズで一度撮影すると、その画角の広さに驚かされるでしょう。広大な風景や室内を広く撮影したい人には数少ない選択肢となるレンズです。
ポイント
- 広大な風景や建物を撮影したい人
- 室内を広く写したい人
パナソニック LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 ASPH.