家庭菜園

レイズドベッドをDIYで製作して2年経った結果


現在イチゴの栽培に使用しております、こちらのレイズドベッド。

腐らないかな~、シロアリ湧かないかな~、と不安を抱えながらもDIYで作製してから、早くも2年経過しました。

製作する前は本当に腐敗シロアリが不安で、不安で…製作を決断した時も少しでも長持ちして欲しくていろいろな対策を施しておりました。

check!
DIYで作った我が家のレイズドベッドの紹介

Contents1 プランターは便利だけどお洒落じゃない!!2 レイズドベッドで家庭菜園やってます3 レイズドベッドを作る上での注意点は?4 わたしのレイズドベッドの腐食対策4.1 ① 基礎を作りまし ...

しかしながら、それだけ心配していたにも関わらず、いざ出来上がってみたら意外と出来が良くてもう大満足。腐敗だとかシロアリの心配なんてすっかり忘れているじゃないですか。対策の結果がどうだったかなんて、さっぱり確認したことはありませんでした。

年末の大掃除の最中にふと、昔はそんな心配していたな…ということを思い出したので、このDIYで製作したレイズドベッドの状態を2年ぶりにチェックしてやりましょう。

 

まずは表面部分の傷み具合のチェック

まずは簡単に確認できる表面部分のチェックから。

これは天面部分。

ウッドフェンスでいうところの笠木部分です。笠木っていうのは手すりやフェンスの一番上に水平に近い向きで取り付けられる木材のことで、一般的には装飾的な意味合いが強い部材です。

このレイズドベッドにおいては装飾目的ではなく、強度を高める為に設置しています。意外と、この上に収穫した野菜や道具を置くことができて大変便利。これは絶対付けるべき!

そんな笠木というか天面部分の木材というか、この部分はご覧の通り塗装が一部無くなっていることに加え、藻が薄っすら生えています。ちなみに、2年間全くのノータッチで完全放置でした。

 

この白っぽい部分が塗装の剥がれている部分なのですが、それにしても面白い形に剥げていますね。

これって、恐らく水の流れの跡なのでしょう

ウッドデッキでも同じような塗装の剥がれ方をしますが、最初わけが分からなくて大いに悩んだ覚えがあります。ナメクジとか、カタツムリとか、そういうのが這って塗装が剥がれているんじゃないの!?って推察して、雨の日の度に見張っていたのは今となってはいい思い出。恥ずかしい…

 

塗装が剥がれた部分が白っぽいのは、元々茶色っぽい木材が日光の影響で銀色に変色しているから。

大抵の木材は屋外に設置していると、やがて銀色っぽく変色します。こればっかりはどうしようもない素材の性質なので、その変化を素材の味として楽しむしかありません。

なお、このように見た目は少々変化していますが、割れや腐敗などは無く、木材の状態そのものは特に問題はありません

 

一方で、側面部分の様子は天面部分と全く異なります。

まるで製作直後の状態をそのまま維持しているかのような美しさ。

恐らく、雨にも直接当たりにくいし、日光にも激しく晒されにくいからでしょう。そう考えると、いかに雨と日光の影響が大きいかがよく分かります。

 

気になる内部の様子は?

気になるのは表面部分の木材よりも、むしろレイズドベッドの内側の方。

木材の腐敗の最大の敵は湿気であり、植物を育てる土は当たり前ですが大量の水分を含んでいます。そして、通気性など無いも同然ですので、その水分はなかなか乾きません。つまり、木材にとって最悪な環境なのです。

対策として波状の樹脂板を仕切りとして設置していますが、その効果は果たしてあるのでしょうか?

内部から大量のシロアリや得体のしれない虫が出てこないか、本当にドキドキしながら波状の樹脂板をめくります。

ちなみに、波板の状態はすこぶる良好で、紫外線によって硬化しているとか、割れているとか、そういう問題は一切ありませんでした。流石、農業用品は強靭です。

 

これが内部の様子。

なんか変な虫が一匹いるけど、木材の状態は極めて良好です。むしろ外側の木材よりもさらに良い状態かも。やっぱり、雨や風や日光に晒されない方が良いのでしょう。

波状の樹脂板の効果は、多分、かなり高いんじゃないでしょうか。

 

表面の藻をお掃除

カーポートの雨どいの真下に位置する部分は特に激しく藻が発生していました。

特に問題はないんだけど、見た目的にはちょっと良くないし、せっかくの年末なので綺麗にしてあげましょう。

 

方法はとっても簡単。

水を掛けながらタワシで擦るだけ。亀の子タワシは安いのに外構の掃除では無敵な掃除力を発揮するのでわたしは大好き。高圧浄水器を購入するより、タワシで擦るのだ!!

 

ピッカピカ。

2年間で出来上がった藻が、たった10秒程度でこれだけ綺麗になりました。簡単なんだからもっと頻繁にすればいいのに。と、自分に対して思いました。恥ずかしい…

 

まとめ

ポイント

DIYで作ったレイズドベッドは、2年程度では全然傷んでいない


という結論です。

しかしながら、笠木部分だけは塗装の痛みが見られました。

これはレイズドベッド特有の問題と言うわけではなく、雨・風・日光に天然の木材が晒されることで生じる問題ですのでどうしようもないですね。

木材自体にはダメージが見られないので、見た目を気にしなければまだまだ全然問題ありません。見た目が気になる人は、1年毎にでも塗装をすればずっといい見た目になるでしょう。

とりあえず2年点検は問題なかったので、次は3年後に5年点検でも実施したいと思います。せっかくDIYで作ったレイズドベッドなのですから、たっぷり長持ちして欲しいですね!!

この投稿のお写真は、『FUJINON XF18mmF2 R』『FUJIFILM X-E1』で撮影しました。

-家庭菜園
-