暑さもすっかり落ち着き、すっかり秋の雰囲気になってきましたね。
今年の秋には子供を連れて旅行にでも行きたいなぁと考えているのですが、そうなると迷うのが、カメラ機材・・・何をどうやって持っていこうかなぁ、ということ。
使うレンズが決まっているなら以前にご紹介したようなレンズポーチを持っていけばよいのですが、旅行となると何があるのか分からないからいろんなレンズを持っていきたいですよね。
そこで、旅行に向けてカメラと交換レンズを簡単に持ち運べるようなカメラバッグを購入しました。
購入したのは、ALPHA INDUSTRIES(アルファインダストリーズ)デザインのカメラインナーバッグのSサイズ。サンワダイレクトのWEB限定商品です。
アルファインダストリーズは1959年設立のミリタリーブランドで、MA-1だとかN-3Bのフライトジャケットでとても有名なメーカーですね。
そんなの知らない!って人でも、MA-1とかN-3Bを画像検索したらきっと見覚えがあるはず。というのも、アルファインダストリーズのフライトジャケットの影響を受けているデザインの服は世の中に本当にたくさんあるからです。ほら、なんだか見たことあるでしょ?
このカメラバッグはそんなアルファインダストリーズのMA-1フライトジャケットのデザインと生地を使用した製品です。
とはいうものの、製造をアルファインダストリーズが行っている訳ではなさそう。
商品説明によるとこのカメラバッグはアルファインダストリーズの日本でのライセンス元であるエドウインの承認を受けて、サンワダイレクトが発売している商品です。
サンワダイレクトはPC用品のメーカーであるサンワサプライのネット直営店。当然鞄メーカーではありませんので、製造は別の専門メーカーさんに委託しているでしょう。つまり、このカメラバッグはアルファインダストリーズの雰囲気を公認で再現したものだけど、アルファインダストリーズが直接関係しているものではなさそうです。
外観はこんな感じ
形状は・・・まぁ、見ての通り四角いです。
いかにもカメラバッグという感じの形なので日常的に持ち出して使うのはどうかと思う形状ですが、形状以外に関してはカジュアルな質感で”いかにもカメラバッグ”という感じがしなくて良いですね。
購入した理由はその”いかにもカメラバッグ”という感じがマシだったからという一点につきます。
ALPHA INDUSTRIESと書かれた、いかにもアルファインダストリーズっぽい雰囲気のタグがついています。
わたしはデザイン上のワンポイントに感じられて好きですが、こんな訳わからんタグなんていらない!!という方は簡単に取り外すことができるので、ご安心を。
布地はMA-1と同じ物を使用しているから当たり前なんですが、あの特徴的なスベスベして少し光沢のある素材です。
カメラ機材が傷つかないようにか、それともデザイン元のMA-1ジャケットがそうなのかは分かりませんが、ファスナーのギザギザ部分は樹脂製になっています。ファスナーを閉じる部分はアルファインダストリーズのロゴが入った金属製。
背面にはキャリーケースの持ち手を通す為のベルトが付いているので、旅行の際はとても便利そう。キャリーケースの中にカメラを入れると取り出すのが面倒くさいし、かといって他の鞄で手持ちっていうのも重くて鬱陶しいですもんね。
中身はこんな感じ
パカッっと蓋を開けると、目に飛び込んでくるのは鮮やかなオレンジ色。
妻からは「うわぁ・・・すごい色・・・」というレビューを頂きました。全くその通りだと思います。
内張りの色は私の趣味ではありませんが、どうせ外側からは見えないので気にしないことにしました。
上蓋の裏にはメッシュポケットがありますので、SDカードや予備バッテリーを入れるのに便利そう。
カメラバッグはどの部分にもしっかりとしたクッションが入っておりますが、それは中身の仕切り板も同じ。大小2枚のクッション性の仕切りがありますが、これらはマジックテープで固定されているだけなので、好きな位置に調整することができます。
早速カメラを入れてみました
こちらはミラーレス一眼としては少し大きめなボディであるLUMIX G8と交換用のズームレンズ2本を入れたところ。
LUMIX G8には単焦点レンズであるLUMIX G 25mm/ F1.7 ASPH.が装着されています。
ズームレンズはG VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.とG X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./POWER O.I.S.。
LUMIXの45-200mmレンズと言えば35mm換算で90-400mmというなかなかの望遠レンズですが、コンパクトなマイクロフォーサーズ規格の恩恵を受けてかなり小さいです。その為、このカメラバッグではまだ上方向に70mm程の余裕があります。
このカメラバッグはSサイズですが、マイクロフォーサーズのレンズ群ではプロ仕様の巨大レンズでもない限り全く問題なく収納できそう。
G8に標準ズームであるG VARIO 12-60mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.Sを装着すると、この向きだとバッグはぱっつんぱっつん。
14-140のようなこれよりも大型のレンズだとカメラの向きを工夫(例えば上向きにするとか)しないと収まらなさそう。ちなみに、わたしはいくらクッションがあるカメラバッグとは言え、カメラの液晶部分やレンズを下向きにして収納するのはどうも抵抗があります。
コンパクトなLUMIX GF2を入れると笑っちゃうくらいスッカスカ。
この入れ方だと上方向に100mm以上の余裕があります。
GFシリーズやGMシリーズのような小型のカメラの場合は、このようにレンズ用のスペースに収納した方が収まりが良さそう。
するとカメラバッグの半分くらいは空きスペースになるので、カメラ機材以外のものを好きに入れることができますね。
こんな人にお勧め!
さっそく子供のイベントでも使ってみたのですが、必要な交換レンズは十分持ち出すことができる便利なカメラバッグです。
わたしはSサイズを購入しましたが、パナソニックとオリンパスのマイクロフォーサーズ規格のカメラや、CanonのEOS kissシリーズでダブルレンズキットのみをお持ちの方ならちょうどいいサイズ感ではないでしょうか。
ミドルクラス以上の機材をお持ちの方には少々小さいかもしれません。
カメラバッグとして飛び抜けた機能がある訳ではないので、このカメラバッグを購入する基準はデザインが好きかどうかの1点に尽きると思います。
わたしは一般的なカメラバッグのデザインがあまり好きになれなかったので見つけた瞬間即決でしたが、ミリタリーチックのデザインやショッキングなオレンジの内装が気に入らない方も間違いなくおられるはず。
内装は見えないから気にしない!という方や、ミリタリーチックなのが好き!という方にはお勧めです。ちなみに、いかにもフライトジャケットっぽい感じのカーキ色の他、ネイビーとブラックの色もありますよ。
同じシリーズのメッセンジャータイプのカメラバッグも購入しましたが、気軽にカメラを持ち出したい!!という方はこちらの方がお勧めだと思います。
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