家具製作

30分のDIYでできる!強化ガラスと杉の端材で作る机上台(モニターラック)


今回の作業

どんな作業? : ゴミと端材を組み合わせた机上台(モニターラック)の製作

使うもの : スライド丸鋸、ガラス板(ゴミ)、杉カフェ材(端材)

必要な費用 : 0円

肉体行使度 : ★☆☆☆☆(1)

言いたいこと : 手抜きでもガラスを使えばそれなりに立派に見える!

 

廃棄物の強化ガラスを有効活用しよう

週末、倉庫にある様々な材料の整理をしていますと、発掘されたのがこの強化ガラス。

これは10年以上前に使っていたPCモニター用の机上台の一部。机上台はモニターラックなんて呼ばれる、デスクの上に置く低い棚みたいなもの。

元々は安っぽい鉄製の支柱があったんだけど、あろうことか強化ガラスと支柱の接合がボンドによる接着(ガラス板に4か所ある丸い跡の部分)で、予想どおりそのボンドが一瞬で剥がれて使用不可になってしまったのです。まさに安物買いの銭失い。

 

使えなくなった鉄製の支柱はマッハで捨てたんですが、この強化ガラス部分はそれから10年以上倉庫に眠り続けていたわけです。大切に保管しておいたというわけではなく、単純に捨てるのが面倒臭かっただけ。そしてあっという間に10年。月日が経つのは早いものだなぁ。恐ろしさすら感じます。

あぁ、なんてだらしないんだ、と思う一方、改めてみるとこのガラスを捨てるのも勿体無いなぁと感じてしまったので、今回はこの強化ガラスを再利用して机上台として復活させてやりましょう。

 

杉カフェ材と組み合わせてモニターラックを制作

というわけで、10年前に捨てた鉄製の支柱に代わりに木材で支柱を作っていきます。使う材料は大阪の住まいのPCデスクにも使っている杉カフェ板。その端材です。杉カフェ板はいいぞー。安いし、質感も悪くないし。デメリットは傷がつきやすいくらい?

 

これをスパーっと切って、

 

ガラスを嵌め込むための溝彫り。

溝彫りの道具といえばトリマーが真っ先に思いつくんだけど、今回のような溝の幅が数ミリと狭い場合は対応するビットがありません。なのでわたしはこのようにスライド丸ノコで溝を切っています。スライド丸ノコだと作業がやや簡単になるというだけで、普通の丸ノコでもできる加工ですよ。

 

溝に天板となる強化ガラスを嵌め込んでセット。ガラスはボンドなどによる固定が難しい材料なので、溝への差し込みのキツさのみで固定します。

 

なのでこの差し込みのキツさ、つまりは木材に彫る溝の幅が超重要。様子を見ながら少しづつ調整しましょう。杉のような柔らかい木材だと嵌め込むときに多少の融通が効くので簡単。逆にオークやウォルナットのような高級系木材はとても硬いので、こういう加工には不向きです。

 

満足のいく差し込み具合に仕上がったら、天板の強度を出すために幕板(天板の真下に水平方向に取り付ける部品)を取り付け。ビス4本で固定するだけの手抜き施工です。完成後はあんまり見える部分じゃないしね。

 

30分程度のDIYで完成

そんなわけで、わずか30分ほどで完成。

各パーツの面取りとかやすりがけといった加工を一切していないので、脅威の短時間ぶり。自宅で使うものじゃないから、割り切り、やっつけ仕事。

でも、そのわりなそこそこの見た目に見えるのはやはり強化ガラスを組み合わせているからでしょう。

 

設置したらこんな感じ。今回は家に余っていたレトロゲームをプレイする目的で、この上にやはりレトロな元テレビのモニターを設置しました。机上台の高さはその下にゲームキューブが収まるようにしましたが、机上台の上にPCモニターを、その下にキーボードを置くような用途ならこの1/3程度の高さがいいんじゃないですかね。見た目も絶対そっちの方がスッキリするし。

このように使用用途に応じた設計が好き勝手できるのがDIYのメリットではないでしょうか。

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