お庭の生き物

家庭菜園で最恐の害虫『コガネムシ』のヤバさと対処方法

2020年8月19日


家庭菜園やガーデニングを行っていると様々な虫が必ず寄ってきます。 虫にとって植物は食べ物であり、生活の場でもあるので、こればっかりは仕方がありません。

わたしは虫が大っ嫌いなので頭が痛いことなのですが、一方で植物にとっても虫は大切なパートナーでもあります。なので、いくらわたしが虫が嫌いでも基本的には虫を邪険にはしてはいないつもり。

けれども、どうしてもその存在が許せないやつがいるんです。

見つけ次第、必ずやっつけないと気が済まないやつがいるんです。

それはコガネムシ

幼虫だろうが成虫だろうが食欲旺盛で植物をダメにしてしまうコイツだけは許せないんですよね~。

本日はそんなコガネムシの厄介さと、対策方法について紹介致します。

ちょうど今の時期が幼虫が発生し始めている時期でもありますので、深刻な被害が発生する前にきっちりと対策しておきましょう!

 

コガネムシってなに?

Wikipedia先生によるとコガネムシとは甲虫目コガネムシ科の昆虫の総称だそうです。しかしながら、コガネムシ科にはカブトムシなんかも含むみたいなので、一般的にコガネムシと呼んでいるのはもう少し狭い範囲になるのでしょうね。

コガネムシと言えば、こういうずんぐりむっくりした硬い体の昆虫類。特にこのギラギラと緑色に光り輝いているやつが一番身近でイメージしやすいかと思います。

 

こいつもコガネムシ。セマダラコガネといい、ちっこいけどしっかりとイチゴや芝生を食い荒らしてくれる厄介者なのです。

 

コガネムシの厄介な点

同じコガネムシ科でもカブトムシやカナブンであれば、幼虫は腐葉土や朽木を、成虫は樹液を食べる食性をしております。こんな平和な食性であれば何ら問題ありません。

しかし残念ながらコガネムシは成虫だろうが幼虫だろうが我々が大切に育てている植物を凄まじい速度で食い荒らしてくのです。

ま さ に 害 虫

更に幼虫には幼虫の、成虫には成虫の厄介さがそれぞれあり、どちらもかなり厄介。

これがどういうことかというと、一度お庭にコガネムシが住み着いたら最後、幼虫・成虫のどちらかによる食害に一年を通じてずうっと悩まさ続けることになっちゃうのです。

 

成虫の厄介さ

成虫の厄介さは駆除の難しさ食害の勢い

アブラムシやイモムシ類のように食害する植物が住処を兼ねている場合は発見しやすく駆除も容易なのですが、コガネムシの場合はそう簡単にはいきません。

というのも、コガネムシは羽根があって飛べるタイプの昆虫。どうやら食べる時だけ飛来してくるようで、食害にあっているのが分かっていても、実際にその現場を抑えることが難しいのです。

わたしはごく普通の会社員ですが、ほとんど家にいない勤め人にはこれはかなり厄介。

コガネムシがやってくるのが分かっているのに、家に居ない間にモリモリ食べられちゃうのですから。

 

さらにその食害の勢いも厄介。

コガネムシ1匹がどれだけ食害するのかは分からないけど、どうやら複数匹で現れるみたいで、ものすごい勢いで食害してきます。

このように、ブドウの大きな葉っぱもあっという間に穴だらけ。

 

イチゴなんて悲惨なくらいボロボロに。

犯人が分かっているのになかなか被害を止められない。これがコガネムシの成虫の厄介さなのです。

 

幼虫の厄介さ

成虫の厄介さは分かっていても被害を止められない点でしたが、幼虫の厄介さはその真逆。

被害の発生に気付きにくく、気が付いた時には既に手遅れというのが特徴です。

これはコガネムシの幼虫が地中におり、植物の根っこを食害することによるものです。

多少根っこをかじるくらいなら全然良いのですが、コガネムシの幼虫は一度に大量発生することもあってものすごい勢いで食害してきます。

 

結果、毎日水遣りしていたとしてもこんな感じでいきなり不自然に植物が枯れ果ててしまうのです。こうなってようやくおかしいことに気が付くのですが、もう完全に手遅れ。

 

枯れた植物を引っ張ると、あっけないくらい簡単に引っこ抜けます。それもそのはず、本来あるべき根っこがほぼ完全に無くなっているのですから。

植物にとって根っこは本体と言えるほど重要なものですから、このようにすっかり無くなってしまったらもうどうすることも出来ません。水遣りなんていくらやってもそりゃ意味ありません。

 

後の残るのは丸々と太ったコガネムシの幼虫がうじゃうじゃ潜んでいる土だけ。

植物が枯れることももちろん嫌ですが、あの気持ち悪い幼虫を大量に駆除しなければならないと思うと本っ当に、気が滅入ります。

植物にも、そしてわたしの精神にも多大なダメージを与える点がコガネムシの幼虫の厄介さなのです。

 

わたしが被害を受けた植物

コガネムシの成虫は植物の葉っぱを食べますが、我が家ではイチゴとブドウの葉っぱくらいしか被害にあったことがありません。まぁ、それでもだいぶ困っているんですけどね。

コガネムシって意外とグルメなのでしょうか?葉っぱなら何でも良いというわけではないようです。また、コガネムシの品種によっても食害する植物は違う様子。

一方で、幼虫の方はより多くの種類の植物で食害してくるように感じます。

我が家ではゴーヤに始まり、芝生・イチゴ・ミント・ブドウ・ヒメリンゴといった植物で幼虫が大量に湧きました。そして、それらの植物は例外なく枯れてしまいました。

しかしながら、毎年育てているトマトには湧いたことはありませんせんし、マリーゴールドなんかは寄り付かないと聞いたことがあります。幼虫の方も一応、好む植物と好まない植物があるのでしょうね。

 

コガネムシへの対策方法

厄介なコガネムシを放っておいたら大切なお庭の植物が次々に犠牲になるばかり。植物が食い荒らされる前に対策を打たなければなりません。

しかしながら前述の通り成虫と幼虫とでは生息場所も食性も異なる為、それぞれ別々の対策を行なう必要があります。

 

【成虫】見つけ次第すぐに捕殺

まず成虫ですが、見つけることさえ出来ればこいつの駆除はとっても簡単。

コガネムシは飛翔性の昆虫ですが、危機に陥ったからといって素早く飛び立つわけでもないし、むしろ死んだふりなんかをするくらいなので捕獲は超簡単。植物にも負担のかかる薬剤を使うまでもなく、見つけ次第バシバシ捕まえてお好きな方法で駆除してやりましょう。

わたしはティッシュで掴んでそのまま燃えるゴミにポイ。が、一番使う手段でしょうか。

理想を言えばコガネムシの成虫が植物に辿り着けないよう、植物をネットで囲ってしまうのが一番なんでしょうけど、農家ならともかく、一般家庭でそれはかなり難しいところ。一部の植物を覆ったところで他の植物が食害されたり、他の場所に産卵されるだけですからね。何よりお庭中をネットで加工なんて見た目が悪いのが致命的すぎます。

 

【幼虫】土の表面を覆ってしまう

コガネムシの成虫の襲来を完全に防げない以上、放っていたら好き勝手に産卵されてしまい、幼虫による食害も発生してしまいます。

そうならないように重要となるのが、いかに産卵されにくい環境を作るかということ。

コガネムシの成虫は植物があるそばの地中に産卵しますので、植物の根元の地表をすっかり覆ってしまえばコガネムシに大いに嫌がらせが出来るのです。

例えば、マルチで出来る限り隙間なく地表を覆ってしまったり、

ウッドチップでお洒落に覆ってみたり。

なになに?ウッドチップには隙間ができて完全には地表を覆えないって?

そのような欠点を補うべく、わたしはその下に更に樹脂製のメッシュを敷いて隙間を完全になくしています。

やっとの思いでウッドチップを通り抜けてきたコガネムシが唖然とする姿が目に浮かびますね。ザマーミロ!

この樹脂製のメッシュは、自分で好きな大きさに切って使うタイプの鉢底ネットを利用しています。たいていのホームセンターには売っていますよ。

 

【幼虫】薬剤散布

万全の対策をしていても、それでも完全には幼虫の発生を防ぐことは出来ないもの。お庭の地表全てを覆うことなんて現実的ではないですからね。

なので、どれだけ対策を頑張ってもコガネムシの幼虫は多かれ少なかれ湧くものだと考えておきましょう。

そこで是非とも行っておきたいのが薬剤散布

農作物など、育てている植物によっては使うのに躊躇する場合もあるだろうけど、やはり科学の力は偉大です。効果は絶大!

コガネムシの幼虫対策に使用される薬剤といえばダイアジノンスミチオンフルスイングといったものが有名ですが、わたしは対応する植物と害虫の多さに優れるスミチオンをメインで使用中。

とにかく芝生の害虫を減らしたい!といった用途ならフルスイングもとても魅力的なのですが、一般家庭の場合は使用用途の広い薬剤の方がなにかと使い勝手が良いですからね。

このように薬剤は各々の環境によって最適なものが異なりますから、面倒でも多少調べてから購入した方が良いでしょう。

 

【幼虫】土を再利用する場合は灼熱地獄へ

ところで、家庭菜園などをしていると一度使った土を再利用したり、捨てるのが面倒で他の場所に混ぜ込んだりすること…ありますよね?

でもこれはかなり危険なことなのです。

なぜなら、その土の中には既にコガネムシの幼虫が潜んでいる可能性があるから

わたしは一度使った土は捨てるにしても、他で使うにしても、一旦一輪車の中で放置させることにしています。

この一輪車は当たり前ですが、金属製です。そして、わざと直射日光が当たる場所においておきます。

 

するとどうでしょう!

万が一コガネムシの幼虫が紛れ込んでいたとしても、アッチアチの金属製の一輪車の上で熱せられ、わずか数時間程度で焼け死んでしまうのです。苦しんで土の中から這い出してきておりますが、残念ながら逃げ場はありませんよ。ふっふっふ。

この方法は気温が高い時期しか使用できませんが、そもそもコガネムシの幼虫は発生し始めるのは暑い時期なのでかなり効果があります。また、土の量は出来るだけ少ない方がより効果的に熱を与えられます。

しかしながら、このように古い土の再利用には様々なデメリットがありますので、出来るだけ再利用しない方がいいんでしょうね。

 

【成虫】最終手段はフェロモントラップ?

実際のところコガネムシによる食害を完全に防ぐのは難しいので、これまでご紹介した様々な手段を組み合わせて対策をするわけですが、それでもダメな場合の最後の手段。

要はコガネムシに産卵させなければ深刻な被害を招くこともないので、その前に一網打尽してしまおうという発想。

それがこのフェロモントラップ。

これを一般家庭で導入するのはあらゆる意味でハードルが高すぎるけど、どうしようも無くなった場合の最終手段になり得る…かも?

その名の通り、フェロモンでコガネムシを片っ端から誘引するトラップです。

いくらなんでも大袈裟すぎるし、何よりも捕獲した大量のコガネムシの処理を考えるとおいそれと手を出す気にはなれませんが、聞くところによると本当によく採れるそうですよ。コガネムシたち。

ただし、誘引させるフェロモンの都合上、コガネムシならなんでも、というわけにはいきません。お庭で発生するコガネムシの種類を特定し、それに適合した誘引剤を選択する必要があります。

 

今は幼虫が発生し始める時期。早め早めの対処を!

先日、子供がお庭をスコップで掘り起こして遊んでいると、掘り起こされた土からいきなり現れたのがコガネムシの幼虫たち。

成虫の発生時期は5月~9月とされていますが、当然その期間に産卵された卵からは次々新しい幼虫が発生します。放っておけばこの今はまだ小さい幼虫たちがこれからお庭の植物の根っこを食い荒らしてすくすく大きくなり、来年の初夏にはまた成虫になるわけですね。あ~、憎たらしい。

実際のところコガネムシの成虫の飛来を防ぐことは無理ですし、お庭の地面のどこにいるかも分からない幼虫を完全に駆除することも無理です。なので、コガネムシによるお庭の被害をゼロにすることは現実的には不可能といえるでしょう

しかしながら、適切に対策を打てば被害を大きく減らすことが出来ますし、どうしても守りたい特定の植物を守りきることも十分可能です。

特に幼虫の駆除に関しては体が小さい今の時期が絶好の機会。体が小さいので食害の勢いもまだまだ微々たるものですし、薬剤による攻撃も効きやすいでしょう。

大切な植物をコガネムシの食害から守ってやれるように、絶対に根っこを食害されたくない場所を中心にしっかりと薬剤散布しておきたいところです。

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