2拠点生活

単身者用アパートの使い勝手悪すぎ問題【キッチン編】


わたしが6月から住み始めた単身者用集合住宅。固定費削減を優先したのでいろいろと割り切った部分もある物件なんだけど、概ね満足しています。週に3~4日、しかもほぼ寝泊まりするだけの部屋で荷物も最低限度だから、っていうのが大きいのだけれども。

そんな満足状態とはいえ、あくまでも都会の単身者用集合住宅。戸建やファミリー向けマンションと比べるとめっちゃ使い勝手は悪いんです。

あまり費用をかけることなく、こういった不便な場所は少しづつなんとかしていこうと思います。本日はキッチン編となります。

 

ほんとうに何もないキッチン

不便さをとくに感じるのがこのキッチン。

コンロが2口あるのはとってもいいんだけど、水切りカゴを置くスペースが皆無。シンクとコンロの間は当然調理スペースだし、シンクも決して大きくはないからシンクの上に置くタイプも不可。

このキッチン、洗った食器や調理器具をどこに置けっていうんですかー!?自炊しない人でも、水筒とかタンブラーとか洗う必要あるでしょ?

キッチンの隣に低めの食器棚なんかを置いて、その上に水切りカゴを置くのが現実的かもしれないけど、濡れたものをキッチンの上以外に移動させるのってすごく抵抗感があります。滴った水がキッチン側面や食器棚に付着する可能性があるってことでしょ?

 

頼りになるのはやっぱり中華メーカー品

なんかいいものないかなーっと思って密林ことamazonを徘徊しておりますと、あるじゃないですか、後付けのシンク上収納!

いずれもなんとも怪しい中華感満載の商品ですが、こんなのは消耗品みたいなもんですからね。機能を果たしてくれたら造りの粗さとか多少の不具合はオッケーの精神です。寝泊まりするだけの部屋だから見た目も全然気にしない。

こういう日本企業が積極的に参入しないニッチ商品も探せばとりあえずなにかしらあるのがamazonと中華メーカーの素晴らしさ。

・・・とかいいつつ、結局微妙にビビって少しいいものを選びました。お金をかけずに、って言っていたのに結構かかってる。5,400円もしました。MERXBOXというブランド名でした。

 

届いた箱はノーブランド中華メーカー感でお馴染みのあの質感。国産ダンボールとは明らかに素材感が違います。そして、MERYBOXというブランド名はどこにも書かれていません。製造元は1箇所だけど、そこから様々なブランド名を使って様々な場所で販売する。いつものノーブランド中華製品と同じ手法ですね。

 

内容物はこんな感じ。思っていたよりも部品点数が多くて度肝を抜かれました。め、面倒くさそう・・・

 

これはよく言われていることだけど、説明書がしっかりしている製品に外れはほとんどありません。この製品では各パーツの包装材に部品の識別記号シールが貼られていたりするなど、すごくきっちりしていました。当然、部品が足りないというのともありません。

 

組み立てて分かった中華クオリティ

組み立てるとこんな感じになりました。部品点数は多いものの、見た目から想像していたよりも組み立てはずっと簡単。説明書のとおり作業すればサクサク組み立てることができるでしょう。作業時間は10分程度。

 

組み立てて分かったんだけど、微妙に歪んでいます。上から見るとハの字状態。これは・・・気になる人は気になるかも。今回わたしは細えこたぁどうでもいいんだよ!って思えていますが、それは多分自宅で使うものではないから。多分自宅で使うとなるとこんな歪みは許さない。絶対、許さない。返品してるか修正していると思う。

 

組み立てて気になったのがキッチンとの接点部分が吸盤であること。吸盤の吸着力で固定するためなんだけど、吸盤は経年劣化で間違いなく硬化してしまいます。硬化しても交換できるなら問題ないんだけど、こんなネジ付きの吸盤なんて手に入るのか?吸盤が硬化したら買い替え、なんてことにならないといいのですが。

今回はノーブランド中華製品とはいえ5,400円もしたので、消耗品とはいえそれなりに長持ちしてほしいところ。ボトルネックはこの吸盤になりそうな予感です。

 

ラックの横幅は可変式なんだけど、わたしはこの位置でセット。

右側の足が調理スペースに被っていて邪魔なんじゃね?って思いましたが、これでも手前にまな板を置くことができるので機能的にはなんら問題なさそう。コンロ側にもっと伸ばした方が使い勝手的にはベストなのは間違いないんだけど、コンロに近いと油や熱によって吸盤の劣化が加速してしまいそうで・・・。

 

水切りバスケットなどの付属品を取り付けたら完成です。

 

今回使用はしていないけど、カトラリー立てやフック類なども付属していました。こういうのも使いようによっては便利なのだろうけど、どうしても菌の温床になりがちなのが気になるところ。色が黒いのは菌が発生して黒ずんでも目立ちにくいというメリットはあるんだろうけど、きちんと定期的に塩素殺菌なんかをする人でないと清潔に保つのは難しそう。今回はそういった清掃の手間を省くために、使用するのは辞めました。

 

これはほんとうにステンレス?ほんとうにさびにくい?

ところで、この製品はステンレス製でさびに強いことをウリにしているんです。だけど、ステンレス製品でよくあるステンレス剥き出しの銀色ではなく、この製品は黒く粉体塗装が施されています。

塗装の最大の目的は腐食性向上だと思うんだけど、錆びにくいステンレスにわざわざコストをかけてまで塗装することに機能的な意味合いってあるのかな?って疑問に思っちゃいました。

試しに磁石を近づけてみると、しっかりと磁石はくっつきました。耐腐食性が高い(=さびにくい)ステンレスには磁石はくっつかないから、この時点で恐らく安さが売りのフェライト系ステンレスである可能性が高いってことになるんだけど、価格重視の材料を使っているのに、わざわざコストをかけてまで塗装するのか?という疑問を感じずにはいられません。耐腐食性が高いステンレスを使うほどのコストはないけどそれでも少しでもさびにくくするために塗装をした、というのが性善説的な考えだけど、もしかすると実は鉄製でそのうちがっつり錆びてくるとかいう考えも少し頭をよぎったり・・・。

もう設置しているんだし、これは長く使っていればそのうちはっきりすることでしょう。

 

単身者用キッチンが快適に。物がおけるって素晴らしい!

というわけで、今回はamazonで購入した中華製キッチンラックのご紹介でした。

吸盤がどの程度もつのか、ステンレスにふさわしい防錆性能を有しているのか、という2点に一抹の不安は感じますが、そんなことはどうでもいいと思えるくらい便利になりました。

洗い物を置く場所があるっていうのは素晴らしい!!え?当たり前のことですか?そうですか・・・

見た目はごちゃごちゃして全く好みではないけど、ここは職場の延長線みたいなもんですからね。おしゃれよりも機能性重視。業務仕様。便利になればとりあえずオッケー。ただ、当たり前なんだけど水切りカゴからは雫がポタポタと垂れてきます。垂れた雫がシンクの中に落ちるならいいんだけど、場所によっては違う場所に落ちるので、洗った食器を置くことができる場所は見た目から想像するよりも少なかったりします。各パーツの位置は変えることができますから、いろいろ試行錯誤しましょう。

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