DIYの道具

DIYで使う大工道具は地場産業の振興イベントで購入するのがコスパ抜群【金物の町、三木・小野】


 

金物の町、北播磨の三木市・小野市

金物の町と呼ばれる場所は日本にいくつかありますが、DIYで使用する道具であるノコギリに関していえば、やっぱり兵庫県の三木市・小野市が有名どころですね。

今ではすっかり主流となっている替え刃式のノコギリのパイオニアとされるレザーソー工業(小野市)。ハードインパルスと呼ばれる世界で初めて衝撃焼き入れの技術を鋸刃に応用したゼットソーブランドの岡田金属工業所(三木市)。「アサリなし」により切り口の綺麗さを強みとするシルキーブランドのユーエム工業(小野市)などなど。最近ではシルキーのポケットボーイのように、アウトドア用品として有名なものもありますね。北播磨と呼ばれるこの地域もまた金物の町と呼ばれる場所の一つですが、このようにノコギリのような刃物系の物造りがとくに盛んなように思います。

わたしのようにDIYで木工をする人にとってノコギリのような大工道具は欠かせないものですが、実はわたしが使っている道具の多くは地場産業の振興イベントで格安で購入したものばかり。ホームセンターで売ってないような職人向けの道具や、メーカーの長期在庫品がお安く購入出来てしまうのです。

残念ながらここ最近は例の流行り病のせいで開催されていませんでしたが、今年はようやく再開されるということで行ってきました。そして、買ってきました。本日はそんな戦利品のご紹介です。

 

買ったもの①:ゼットソー 40th限定セット(2,000円)

替え刃式ノコギリで検索すると真っ先にヒットするド定番中のド定番、岡田金属工業所のゼットソーブランド。その40年記念の限定セットで、ノコギリ本体と替え刃とケースがセットになったもの。

購入価格は2,000円。ネットショッピングではだいたい2,900円、最安値で2,1000円ほどで流通しているみたいです。正直劇的に安いわけではないんだけど、お店のおっちゃんにのせられてついつい買っちゃいました。他は負けてくれたから、それでも大満足。

 

専用ケースには替え刃も一緒に収納することができますよ。これで替え刃が迷子にならない!ただし、ケースに収納した状態でケース部分だけを持つと、スポッとノコギリが抜け落ちてしまいます。これは収納袋ではなく、あくまで刃の保護ケースだと思っておいた方がよいでしょう。

 

ものすごくレアかもしれない、ゼットソーの袋。レジ袋有料化の世の中ですが、このような素敵な袋で商品をラッピングしてくれました。最近話題の某アニメではチェーンソーを可愛くしたキャラクターが人気のようですが、モチーフ的にこちらのキャラクターもその同類ですね。しかもきっと大先輩のはずです。なんといっても40周年なんですからね。

 

買ったもの②:剪定用ノコギリ(500円)

形状と刃の荒さから多分剪定用と思われるノコギリ。お値段はびっくりの500円。雰囲気抜群の木製グリップと木製ケースつきなのに。造りをみると、絶対500円とか1,000円で買えるものではありません。見つけた瞬間衝動買い。

外装のビニール袋の劣化具合をみると、これいつの製品?って思ってしまうくらいの年季の入りようですが、中身はこのとおりピッカピカ。先程のゼットソーのような最近のものよりも、こういう長期在庫品こそがこういうイベントでの狙いどころだと思います。そもそも同じ価格であったとしても、道具に関しては昔の物の方が造りは良いですからね。

これまで太い枝を切る時は普通のノコギリで切っていましたが、今年の冬の剪定ではこいつにもりもり活躍してもらいましょう。

 

買ったもの③:竹ひき鋸(1,000円)

竹って繊維が細かいので、普通の木材用のノコギリでは綺麗に切れないんだとか。その為に刃を細かくしたノコギリが竹ひき鋸と呼ばれるもの。そう、これですよ。

わたしは竹なんて切る予定はないんだけど、要は刃が細かくて綺麗な切断面になるノコギリです。合板とかにもいいそうです。

お店のおっちゃんがおっしゃるには、これは職人さんが目立てているとてもよいものらしいです。でもお値段は1,000円。職人さん云々の真偽は分からないけど、どうみても1,000円のノコギリには見えないのは間違いありません。これもいったい何年前?って感じのパッケージに入っているものでしたので、おそらく長期在庫品なんじゃないでしょうかね。

早速試し切りしてみましたが、切れ味は抜群。刃も良くしなるので、タル栓のカットなんかにも便利そうです。

 

買ったもの④:ノミ3本(2,000円)

これが一番満足度が高いんです。

ノミ3本。元々は1本1,500~5,000円くらいの価格帯のものなんだけど、それがイベント価格で1本1,000円。それをさらに負けてくれて、3本で2,000円になりました。安くしすぎぃ!

 

ノミってデカいのを1本持っておけばなんにでも使えるっていう類の道具ではありません。ドリルの刃のように用途によってサイズを使い分けるので、いろんなサイズを持っていた方が便利なんですよね。

・・・といいつつ、3本のうち2本のサイズが同じなのはご愛敬。あまりの安さに冷静さを失い、普通にサイズを間違えました。やらかしたー

 

わたしの持っているノミはこれで6本に。一番短いものだけホームセンターで購入したもので、他はすべて今回のように地場産業の振興イベントで購入したものです。

ノミってものすごく敷居が高い道具のように思っていたし、実際に使ってみるとやっぱり難しい道具なんです。でも少しでも使えるようになると加工のスピードがむちゃくちゃ上がるので、まだ使ったことが無い人は是非挑戦してみて下さい。昔から使われ続けている道具というだけあって、とても便利ですよ。

 

大工道具を買うなら地場産業の振興イベントがおすすめ

というわけで、本日は地場産業の振興イベントで購入した戦利品のご紹介でした。

最近は大工道具もアマゾンなどで安いものが売られていますが、いいものを安く購入するのであれば地場産業の振興イベントに行くのが一番だと思います。職人さんが使っているような本格的な道具が安価に買える、そんな素敵なイベントです。お店のおっちゃんも当然知識が豊富なので、勇気をだしてあれこれ聞いたらとても勉強になりますよ。もちろん、値切り交渉が得意な人はそれも醍醐味の一つでしょう。

11月の5日と6日には三木市で三木金物まつりが3年ぶりに開催されるらしいので、関西在住の方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。今回紹介したもの以外にもたっぷり買ってるけど、そっちにもまた行きます!

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