どうもこんにちは、きんちゃんです。
昨年の秋から挑戦している家庭菜園でのイチゴ栽培。アブラムシが湧いたり、ナメクジと蟻に実を食べられまくったり、それはそれは苦難の連続でした。
しかしながら、家庭菜園で育てたイチゴは完熟状態で、スーパーで売っているものとは明らかに異なる甘みがあります。そう、とっても美味しいんです。
子供も大喜びだし、苦労した甲斐があったというもの。
そのような結果だったもんですから、今年もやります!イチゴ栽培!
ホームセンターの店先に苗が並ぶのはまだもうちょっと先かもしれないけど、家庭菜園で増やした子株を使って一足先に準備していきましょう。
イチゴは増えるよ、どこまでも
先日の投稿では、夏場のイチゴは大変!すぐに水切れを起こしてしまうから面倒臭~い!なんてことを愚痴ってしまいました。
その内容は全くその通りで、イチゴは多年草とはいえ、寒さに強い代わりに夏場の厳しい暑さには弱い様子。
地植えの場合は分からないけど、プランター等で育てている場合は毎日水遣りしないとすぐに萎れてしまいます。なんて手のかかるやつなんだ!
そんな暑さが苦手なイチゴ達ですが、彼岸も過ぎて暑さが少し和らいだこともあり、徐々に元気を取り戻してきました。ついこの間まで枯っれ枯れのしっおしおだったのに、青々としてきてとってもよい感じ。
さて、そんなイチゴ達ですが、実の収穫も終わった6~7月頃から暑さにも負けずにせっせとランナーを伸ばして子株を増やす性質があります。
今年の植え付けに備えて、そのランナーから発生した子株達を大切に育ててきました。水切れしやすい夏場のお世話の手間を考えるとあまり割には合わないんですが、こうすることで苗を買ってこなくてもイチゴを増やすことが出来るんですね。
子株を増やすにはピンなどでランナーをプランターの土に固定して根付かせるのがちゃんとした方法。しかしながらイチゴは本当にたくましい植物なので、周りに土があるとこのように勝手にランナーを根付かせてしまいます。
このように子株を増やすのはとっても簡単なんですが、むしろ周りに広がっていくのを管理する方が大変だったりします。畑で大量に植え付けている場合なんか、まるでグランドカバープランツのごとくどこまでも広がっていく!
子株を植え付けましょう
今シーズンのイチゴ栽培の最初の作業は、苗の植え付け。
夏の暑さにも負けずにせっせと増やした子株たちを栽培場所へと植え替えてやりましょう。
こちらは植え替えの為に購入してきたハンギングバスケット。
わたしは水切れしやすいハンギングバスケットがどうにも苦手で、これまで植物を育てる時は極力地植えで行うようにしてきました。
しかしながら昨年のイチゴ栽培では地植えやプランターで育てていたイチゴの大半が蟻とナメクジに食べられてしまうという、とても悔しい思いをしました。
そこで今年は同じような目に合わないよう、蟻やナメクジがやってきにくいハンギングバスケットを中心にイチゴ栽培をしようと思います。管理は大変だけどね。
設置場所はウッドデッキの目隠しフェンスを利用しましょう。ウッドデッキやウッドフェンスがお庭にあると、このように立体感のある配置が出来るからいろいろ便利。
うん。まだ植え付けをしていないけど、なんだかいい感じになりそう。
早速土を入れて、元肥を加えて、そして親株から切り離した子株を植え付け。
子株がちゃんと成長しているかどうか少し不安だったけど、このようにしっかりと根が成長しているのが確認できて一安心。これなら親株とを結ぶランナーを切り離しても十分元気に成長してくれるでしょう。
根っこを軽くほぐして、周りをしっかりと埋めたら完成。
と、この時は思っていたんです。
宿敵!コガネムシ登場!
子株を植え替えて無事終了〜…のはずだったんですが、ある親株で重大な問題が発覚してしまいました。
こちらが問題の親株。
見るからに元気がない感じだけど、どうせ水切れによるもんだろうと軽く考えていました。水をたっぷりあげたらこれまではある程度は元気になっていたし。
しかしながら、ここ最近は水をたっぷりあげても全然復活せず、弱っていく一方。なんだかおかしいぞ〜?そして、わたしはこの現象に心当たりがあるぞ~。
試しに軽~く上に引っ張ってみると、びっくりするくらい軽い力でスポッと抜けてしまいました。
そして、ご覧の通り根っこがほぼありません。これじゃ僅かな力で抜けてしまうのも当たり前。むしろ、今までよく枯れなかったなと思います。
通常、イチゴは細い根っこがプランター全体にびっしりと張り巡らされるものですが、この株に関してはものの見事に根っこがありません。
こんな芸当が出来るの犯人は”ヤツ”しかおりません。
ほら、すぐに見つかった!!
わたしの宿敵、コガネムシの幼虫です。アブラムシより、ナメクジより、わたしはこいつが一番厄介な害虫だと思っています。ものすごい食欲だし、なにせ地中にいるのでその被害に気付けないというのが厄介な点。我が家のあらゆる植物を食害してくる存在。あ~、もう、鬱陶しい!
昨年のイチゴ栽培では実が土に触れないように地表を敷き藁(わら)やウッドチップで覆っていましたが、多少なりとも隙間のあるこれらの天然素材ではコガネムシの産卵までは防げなかった模様。
今年はもっと積極的に地表を覆ってやらないとダメみたい。
マルチでしっかりとコガネムシ対策して今度こそ完成
というわけで、実が出来る時期までに実施しようと考えていた地表部のカバーを、コガネムシ対策の為に急ぎ実施することにしましょう。
使用したのは園芸用マルチ。
いかにも人工素材って感じのテカテカした質感が好みじゃ無かったんだけど、コガネムシの食害のリスクの前ではそう贅沢も言ってられません。間違いなくカバーという機能面では敷き藁よりも効果が高いはず。
見た目以外の難点としては、やや水遣りがしにくくなり、また土の状態も確認しにくくなることでしょうか。
当たり前なんですが水を弾く素材なので、こんな感じでしっかり覆ってしまうと適当に水遣りをしてもそのほとんどを弾いてしまいます。株の根元に開けた僅かな隙間を狙って水遣りする必要があります。
ちょっと面倒臭いな~って思いましたが、一方でマルチが土の流出を防いでくれるのはメリットだなぁとも思いました。一長一短ですね。
予想外のハプニングもありましたが、ハンギングバスケットへの子株の植え替えが完了しました。
まだまだ暑い時期は続くので、水遣りは毎日必要となるでしょうね。
サボらずしっかりとお世話をして、立派な株に育てたいと思います。