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みなさん、パソコン持ってますかー?
スマホ全盛期の現代ですが、なんだかんだでパソコンは必須の道具。もちろん無くとも不自由のない生活を送ることは可能だろうけど、スマホのバックアップ・撮影した写真や動画の管理の2つの用途だけでも十分すぎる価値があると思うんですが、どうでしょう?
いやー、それは分かってはいるんだけど、パソコンって高いし・・・
そんな人に是非お勧めしたいのが、中古の業務用デスクトップパソコンという選択肢。今回はわたしが新たに購入したHP EliteDesk 800 G4 SFFの紹介です。
今回紹介するアイテム
商品名:EliteDesk 800 G4 SFF
メーカー:HP(ヒューレット・パッカード)
購入価格:34,800円(税込) ※ 価格はスペック次第で、価格の幅は1.2~4万円
結論:アンドロイドの廉価スマホと同じ価格で、十分なパソコンを入手することができます
安くしたいのならば中古の業務用デスクトップパソコン
こちらが今回ご紹介するHP(ヒューレット・パッカード)のEliteDesk 800 G4 SFF(以下EliteDesk 800)。大阪の住まい用に新たに購入したパソコンです。大阪の住まいには元々メインPCを持ち込んでいたんだけど、大阪の住まいはほんとうに寝るだけの場所でパソコン作業する時間はあまりないことが判明し、結局メインPCは自宅に持ち帰りました。
その代わりに用意したのがこのEliteDesk 800。”極力安く、でもストレスを感じない十分なスペックを”というのが選定のポイント。ブログ作成がメインの仕事道具だし。
そういう基準となると、わたしが圧倒的に推したいのが業務用のデスクトップPCの中古品。同じ中古品でもノートパソコンは絶対ダメですよ。バッテリーの当たり外れが激し過ぎます。新品ならノートパソコンでもいいと思うけど。
今回選んだのはHP(ヒューレット・パッカード)。
お仕事でいろんなオフィスを拝見している限り、このジャンルのパソコンでは富士通、DELL、HPが多い印象。それらのなかではデザイン、内部の造りともにわたしはHPが好きだなぁ。
HPといえばこの「Made in Tokyo」のシールがすっかりお馴染みだけど、HP自体はアメリカの会社です。ただ日本人の求める品質が非常に高い点や、「オーダー後5営業納品」というこだわりを満たすために国内製造にこだわっているのだとか。業務用パソコンってカスタマイズオーダーが基本なのに短納期ってスゲーですよね。わたしのは中古だけど。
そう、中古なんです。だから正直傷み具合が少々心配だったんだけど、めっちゃ綺麗でびっくりしました。最初に隅々までチェックしたけど清掃が行き届いていてホコリは皆無だったし、外装にほんの少しの傷が入っていただけ。これまで業務用パソコンの中古品を購入したことは何度かあったんだけど、それらはすべてノートパソコン。ノートパソコンはやっぱり持ち運べるという性質上、いずれも傷だらけでしたね。傷みにくさという点でも、中古を購入するのならばデスクトップパソコンの方がいいような予感。構造がシンプルで頑丈だし。
業務用パソコンあるあるですが、横向きでも置けます。こんな感じで横向きに置いたパソコンの上にモニターを置くといった設置方法をされているオフィスはこれまで何度も見たことがあります。家庭ではいまどきそんな置き方する人はかなり少ないと思うけど、そういえば昔のパソコンはそういう置き方が普通だったんですよねぇ。
中古デスクトップパソコンのデメリット2点
中古デスクトップパソコンは安いし、中古ノートパソコンよりもずっと状態がいい!(と思う)。だけど、中古のデスクトップパソコンにもデメリットはあるんです。こんなのデメリットじゃねーって思う人も多いとは思いますけれど。
モニターなどの周辺機器との接続はご自分で
中古のデスクトップパソコンを買うのならば、モニターなどとの接続は自分でしなければなりません。こんなもの常識の範疇じゃね?って感じる人も多いでしょうけど、ケーブルの種類なんて全然知らん!という人の方が世の中圧倒的多数。
このEliteDesk800のモニター接続端子は謎にディスプレイポート×2にVGA×1。オフィスでは古い機器を接続するためにVGAがたまーーーーーに必要なのはわかるんだけど、オフィス用パソコンでディスプレイポートを使うメリットってなんかあるんですかね?汎用性を考えるならHDMI一択だと思うのだけど。
ディスプレイポートからHDMIへの変換アダプターはAmazonでお安く購入できますから、それがあれば多くの家庭で余っているであろうHDMIケーブルを流用できます。
Windowsの再インストールが必要な場合も
今回購入したパソコン。電源ケーブルを繋いで、ディスプレイを接続するとすぐに使用可能な状態でした。いやー、届いてすぐに使えるだなんて、なんて親切な業者さんなんだ・・・って、そんなことあるかーー!!
Windows11はマイクロソフトアカウントでログインしての使用が前提のOSなんですが、この業者さんはわざわざローカルアカウントでセットアップして、しかもVLCメディアプレイヤーまでインストールしているという意味不明な状態。個人ユーザーがマイクロソフトアカウント無しで使用するメリットは思いつかないし、VLCメディアプレイヤーを使用しなきゃいけない理由もありません。
他にもどんな怪しい操作が行われているのか分かったもんじゃないので、こういう場合はさっさとWindowsを再インストールしちゃいましょう。
「設定」→「システム」→「回復」→「このPCをリセット」、で簡単に再インストールは可能。最近のWindowsはライセンス認証もハードの情報から自動的におこなわれますから、昔に比べると簡単になりました。再インストールには少々時間がかかりますけれども。
内部構造の確認とちょっとしたDIY
ただ使うだけならここまででオッケー。ここからはパソコンDIYのお話。DIY好きなら、新しくパソコンを買ったのならば見てみたいですよねー、その中身。
お仕事で使ってきたHPのワークステーションは随分凝った造りでしたが、こいつはどんな作りなのでしょうか?内部を確認するついでに、HDDの増設などもおこないましょう。
やっぱり凝った作りのHP製パソコン
EliteDesk800のケースはツールレスで分解が可能。背面にあるプラスチック製のレバーをずらしてロックを解除し、カバーを後ろ側に3cmほどずらすだけで分解することが可能です。カバー自体はずっしりと重たいスチール製。見た目の割に結構重たいですが、裏を返せばかなり頑丈そうってこと。
カバーを外すと内部がこんにちは。御覧の通りHDDドライブは2基分。その下には光学ドライブも備えています。メインドライブはM.2 SDDなので、スリムな見た目の割になかなかの充実ぶり。グラボを取り付けてゲームをするようなパソコンではないけど、一応取り付けることは可能です。ロープロファイルのケースであることや、電源の容量の問題で選択肢は少ないと思うけど。
驚いたのが、ドライブベイがヒンジ構造になっていてワンタッチでこのように持ち上がるギミックが搭載されていること。これによりマザーボードのSATAケーブルやSSDの脱着が簡単にできちゃうのです。いやー、やっぱりHPのPCケースは凝った作りしているなぁ。
HDDの増設作業
せっかくHDDのドライブベイが1か所余っているんだから、手持ちのHDDを増設しておきましょう。
用意するのは取り付けるHDD、接続するためのSATAケーブル、そしてHP専用のマウントねじです。HPのPCケースは凝った作りをしていると紹介しましたが、そのデメリットとしてHDDを増設するためには専用のマウントネジが必要となるのです。
これがその専用マウントネジ。家電量販店にはまず売っていないと思うけど、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの各種ネットショッピングで簡単に入手することができます。3.5インチ用と2.5インチ用の2種類が存在するので注意!
これをHDDの側面に取り付けて、
最初にHDDのあたま(ケーブル端子が無い方)を差し込んでから、その部分を支点にしてHDDを回転させるように押し込むだけ。専用マウントネジの取り付けには工具が必要だけど、HDDそのものの脱着はツールレスなのです。
HDDの接続ケーブルの取り回し、これ大丈夫?
ところで、内部を確認したときに気になったのがマザーボードとHDDを接続するSATAケーブルの取り回し。
まず、SATAケーブルがM.2 SSDにがっつり干渉しているんです。M.2 SSDは高負荷時にがっつり発熱することで有名なパーツの一つ。発熱といってもせいぜい数十度だからケーブルが溶けるってことはないと思うけど、そんな発熱するパーツに他のパーツが重なっているというのはあんまりいいことじゃなさそう。冷却面でもね。
そしてSATAケーブルはずーーーっ昔によく見た、きしめんみたいな太くて逞しいタイプのものが使われていました。きしめんケーブルが悪いというつもりはないんだけど、こういうコンパクトなケースで使用すると取り回しに無理が生じてしまうことがあるんですよね。画像ではわかりにくいのですが、水色のSATA端子がケーブルに引っ張られて斜めに曲がっちゃっています。すぐに不具合が生じるってわけではないと思うけど、見ていてあまり気持ちのよいものじゃありませんね。
なのできしめんタイプのケーブルはさっさと取り除いて、薄型の柔らかいSATAケーブルに交換。これで水色の端子も傾くことなくシャキッと立ってくれました。また取り回しも変更して、M.2 SSDとケーブルが接触しないように。
EliteDesk 800の使用レビュー
長くなってしまいましたが、最後に使用感のレビューを。
とはいうものの、EliteDesk 800と一言でいってもパーツの構成は個体によって全然違います。安いのは10年も前の第3世代のCPUが搭載されているものもありますし、同じ世代でもセレロンCPUが搭載されているもの、Core i7が搭載されいるものなどさまざま。中古デスクトップパソコンは安価でおすすめなんだけど、CPU選びがかなりの肝なのです。
今回わたしが購入したのはCore i7-8400搭載モデル。7年も前のCPUってどうなの?って思う人もおられると思いますが、ブログ作成、動画視聴といったライトな使用だとストレスは皆無です。もう、サックサク。この様子なら第八世代のCore i5搭載モデルでも全く問題なさそう。
ただ、スリムタイプのケースのせいか、高負荷時のCPUファンの音は結構煩いです。高負荷といってもCPU使用率が70%を超えてくると煩くなってくる印象なので、これは結構気になるところ。
また、ケース絡みで言えばフィルターレスなところも気になるなぁ。フィルターがないということは、パソコン内部に徐々にホコリが溜まっていく・・・ホコリ大嫌い教のわたしにはこれが耐えられない!!
とはいうものの、長年放置するとかしない限りは機能的に問題があるわけでもないから、どうでもいいっちゃどうでもいいんですけど。そもそも業務用パソコンで内部の掃除をする人なんてほぼ居られないでしょうし。
やっぱり安いのは魅力的
というわけで、本日は新しく購入したHPのデスクトップパソコン『EliteDesk 800 G4 SFF』のご紹介でした。
このパソコンは業務用モデルであり、そのため中古がめちゃくちゃ大量に流通しています。だから、なんといってもその安さがとても魅力的。同じ中古でもノートパソコンは傷みが激しかったりバッテリーが消耗しきっているパターンが多いけど、デスクトップパソコンにはバッテリーが存在しませんからね。その点はとても安心。外れを引くリスクが少ない。逆に中古のノートパソコンは外れを引きリスクがめっちゃ高いので絶対にやめておきましょう。
アンドロイド系スマホの廉価モデルと同じような金額で購入することができますので、「パソコンは欲しいけどお値段が・・・」とお悩みの方におすすめの選択肢になるのではないでしょうか。