のんびりと1年以上前から作業を進めていますウッドデッキの拡張作業。それもいよいよ終盤です。
前回は斜め部分にフェンス板を取り付けました。
-
斜め形状部分へのウッドフェンスの取り付け[第三期ウッドデッキ設置作業⑩]
Contents1 それもこれも、斜め形状が悪い!2 斜め部分にフェンスを取り付けよう2.1 支柱を斜め形状にカット2.2 フェンス板を斜め形状にカット2.3 塗装はいつものキシラデコール2.4 各パ ...
今回は同じく斜め部分の製作で、笠木と補強材を取り付けていきます。そして、笠木はただの笠木じゃなくて、物を置くのに便利なミニテーブルとしての機能も付け加えたいんです。
斜め形状にしたばっかりに細かい作業が多いですが、一生使い続けるつもりのウッドデッキですからね、手を抜かずにしっかりと作り込みましょう。
笠木の加工
笠木はフェンスの上に水平に取り付ける木材のこと。何もウッドデッキだけに限ったものではなく、家のベランダの上、マンションの廊下の手摺の上、対面キッチンの上や、はたまた神社の鳥居の上など、ありとあらゆる場所にあります。
笠木に期待される効果は使用場所によって様々。例えば、家のベランダなら雨水が外壁に滴るのを防いでくれます。ウッドフェンスにおいては外観的なアクセントが主な期待される効果じゃないでしょうか。
材料はウエスタンレッドシダー
これまでのウッドフェンスでは笠木の材料にサイプレスとウリンを使用してきました。理由は特になく、フェンス材と同じにしたってだけ。
ところが、今回はウェスタンレッドシダーを使います。
え?なんで耐久性はウリンの方が高いでしょ?ってご意見を頂きそうですが、それは全くその通りで、確かにウェスタンレッドシダーは比重も小さく、ウリンやサイプレスより耐久性は劣るでしょう。
しかしながら今回はその比重の小ささがポイント。
今回はこのウェスタンレッドシダーを使って、この部分に笠木兼ちょっとした物置スペース、つまり"ミニテーブル"を作りたいんです。
この部分のフェンスはわざと低く作っているから、ウッドデッキに座りながらお酒やおつまみを置ける台があればいいなー、って思ってたんです。
休日にお外でお酒を飲みながら、お庭で遊ぶ子供を眺めるなんて素敵じゃないですか?
そうなると笠木にもある程度の幅が必要になります。ウリンなんかで作るとかなり重くなるから、こういう用途なら軽量なウェスタンレッドシダーがぴったり!…な、はず。
加工はジグソーを使おう
普通の真っ直ぐなウッドフェンスなら木材を垂直にカットして取り付けたらお終い。しかしながら今回取り付ける場所は斜めなんで、加工に少し手間が掛かります。
まずはややこしい形状をしている両側の支柱周りの寸法と角度を拾って、
木材にカットラインを記入。
ご覧の通り少し複雑なカットをしないといけないので、丸鋸ではカットすることが出来ません。
そこで登場するのがこちらのジグソー。
木材を真っすぐに綺麗に切断するのなら丸鋸の方が優れているけど、ジグソーは複雑な形に切断するのが得意。慣れると丸い形状にも切断することが出来ます。日頃はあんまり使ってないけど、今回のような用途にはぴったりの道具ですね。
綺麗に加工出来ました。
寸法を拾ってジグソーで切断するだけなので、作業自体は丁寧にすればとっても簡単。それなのにまるで業者さんが加工したかのように思えてしまうような仕上がりになるのは、便利なジグソーのお陰です。素人の手作業ではなかなかこんな綺麗には加工できませんよね。電動工具最高!
加工が終わった笠木を試しに取り付けてみました。
うんうん、イメージ通りでとてもいい感じ。笠木の幅もそこそこあるので、お酒&おつまみ置き場としては申し分ない広さです。あ~、もうすでにワクワクが止まらない…。
しかしながら、その幅の広さゆえにこのままではグラグラ。どう考えても安定感が低いです。
でも大丈夫。この点は予想の範疇なので、別に用意している補強材を取り付けることでグラグラを改善してやりましょう。
塗装はいつものキシラデコールで
加工が終わったら早速組み立てを行いたいんですが、そんな気持ちをグッと我慢してその前に塗装作業をしましょう。
毎度毎度ご紹介しています通り、わたしはソフトウッドだろうがハードウッドだろうが屋外で使用する木材は必ず塗装します。
せっかく製作したウッドデッキなんですから、少しでも長持ちして欲しいですもんね。
-
ウッドデッキは塗装すべき?塗装のメリットとその方法を紹介
Contents1 ウッドデッキに塗装をするメリット1.1 耐久性の向上1.2 色調の調整2 ウッドデッキに塗装するデメリット2.1 作業が増える2.2 メンテナンスが必要になる3 塗料には塗膜タイプ ...
組み立ててミニテーブル完成
塗装が乾いたら、早速ミニテーブル代わりにもなる笠木を取り付け。両端の支柱にコーススレッドで固定していますが、事前の仮組みから分かっているようにやっぱりグラグラ。このままではミニテーブルとして使用するには少し心許ない感じ。
そこで、
中央部分に支柱代わりにもなる補強材を取り付け。
この補強材はフェンス板が暴れないようにしっかり固定する役割もあります。こいつを取り付けると笠木の安定感もググっとアップしました。これならテーブルとして使用しても全く問題なさそう。
補強材とフェンス板、笠木をしっかりと固定したら、ミニテーブル代わりの笠木の完成。
ウリンで作ったフェンス板とウエスタンレッドシダーで作った笠木の色調がだいぶ違うけど、これまでの経験上この色の違いは半年ほどでほっとんど気にならないくらいまで近付くことが分かっています。気にせず、色が馴染むのをのんびり待ちましょう。
ミニテーブルと言っているけど、幅は140mm程度、長さも2,000mm程度あるので結構広いです。お酒とおつまみだけじゃなくて、普通にご飯も食べれそう。
これでますますウッドデッキが快適になりました。可動式シェードの設置や階段の製作など、やらなきゃいけないことはまだ残っているけど、今年の夏は快適なウッドデッキ生活が送れそうです。楽しみだなぁ。