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皆様のおうちにもありますよね、カーポート。こだわりの強いお洒落さんなら枕木やレンガなんかでカーポートを作られることもあるのでしょうが、業者さんにコンクリートで作ってもらうケースが圧倒的に多いんじゃないでしょうか。わたしの家のカーポートもそんな感じです。
そんなコンクリート製のカーポートですが、多くの場合完全な一体ものではなく、いくつかの部分に分割して作られています。コンクリート同士の間に設けられたスリット部を目地といい、この部分は土だったり砕石だったり、はたまた化粧石だったり、その仕上げは様々。
わたしは雑草が生えないようにDIYで化粧石仕上げにしているんですが、そんな思惑とは裏腹に雑草が生えまくりでとても困っています。そう、化粧石でも定期的なメンテナンスは必要なんですよね。
本日カーポートの目地に雑草が生える原因と、カーポートの目地のメンテナンス作業についてご紹介します。
今回の作業
どんな作業? : 雑草が生えたカーポートの目地のリフレッシュ
使うもの : スコップ、防草シート、化粧石
必要な費用 : 2,000円程度(主に化粧石代)
肉体行使度 : ★★☆☆☆(2)所要時間は半日ほど。古い化粧石と土の仕分けが超面倒。
言いたいこと : お庭の環境によっては目地の定期的なお手入れは必須。カーポートを作る前にはこんなこと予想だにしていなかった!
カーポートの目地に雑草が生える!
我が家のカーポートはコンクリート製で十文字形状の目地が設けられているんですが、その目地にはピンクっぽい色の化粧石を敷いています。化粧石の下には防草シート入り。
なのにっ!
こんな感じでむっちゃ草が生えてくるんですよね…。
防草シート、化粧石、そして屋根があるから水気がない(はず)!そんな植物にとって無茶苦茶過酷な環境なはずなのに、こいつらはすくすく伸びてきます。いつの間にやらカーポートは雑草まみれ。
おっかしーなーって思ってよく見ると、化粧石の周りには土がたっぷり。この化粧石はわたしがDIYで数年前に設置したものですが、当然こんな土なんか入れた覚えはありません。
住宅用の土地って一見平坦なように見えても、雨水を道路に流すために僅かな勾配がついていることがほとんどでしょう。そしてこのカーポートの上流側には芝生ゾーンがあることから、恐らくですが雨などで芝生ゾーンから流されてきた土が少しづつ目地に入り込んだのが原因と考えられます。勾配があるから、屋根付きのカーポートといえでも雨が降れば雨水も薄っすらと流れてくるのでしょうね。
そりゃ、植物も生えるわけですよ…。
カーポートの目地のメンテナンス
まずは土を取り除こう
雑草が生える最大の原因は目地に入り込んだ土だと思われますので、まずはこいつを取り除かないと話になりません。
せっせとスコップで掘っていきます。お庭のDIYで一番大変なのは穴掘りだとこれまで何度もお伝えしてきましたが、今回に関しては踏み固められているわけでも、石だらけの山土(家を建てる時に業者さんが入れる土)が入っているわけでもないので、おもしろいくらいにサクサク掘り進めることができます。いっつもこんな感じだったらいいのに!
掘り返してみると、どれだけ土が入り込んでいたのかがよく分かります。土があれば草も生えるし虫も来ます。お庭に土があるといろいろ大変なんですね。なお、土以外にも近くにあるシマトネリコの枯れ葉と枯れ枝もたっぷり混ざっている様子。
いずれまた土は流れこんでくるのでしょうが、メンテナンスの間隔を稼げるよう、以前よりも深く掘りました。掘る作業自体はそれほど大変ではないのですが、深く掘るとその分目地に入れる化粧石などの原材料費が高くつくのがデメリットでしょうか。
防草シートの設置
穴を掘り終わったら防草シートを設置。
これまでも2枚重ねで敷いていたというのに、モリモリ雑草は生えてきていました。防草シートって意味無いんじゃね?って気がしてきますが、たぶんそれはわたしの使い方が悪いせい。
このシートの本来の役割は種が土に触れないようにすることで雑草が生えないようにするものなのでしょう。つまり、シートの上に土が積もり、その場所で発芽した雑草には効果はないということです。根っこも余裕で貫通します。
なので今回のような用途ではあまり防草効果を期待できないのも当然なんですが、このシートがあることで化粧石ゾーンと元々の地面との境界部をくっきり分けることができるんですよね。目地のメンテナンスは定期的に必要なので、そのメンテナンスの際に化粧石を取り出す作業がしやすくなるというメリットがあるのです。
化粧石の設置
防草シートを敷いたら、その上に化粧石を敷き詰めていきましょう。これまでは比較的小粒な化粧石を使っていましたが、化粧石のサイズが大きければ大きい程石と石の隙間が大きくなり、土で埋まるまでの時間が長くなるはず。つまり、雑草が生えにくくなるはず。っていう考えで今回はより大きなサイズの化粧石を準備。
まぁ準備っていうか、3年くらい前に在庫処分品を格安で購入して以来、ずっとお庭の片隅に放置されていたんですけどね。ビニール製のパッケージは屋外で長期間放置すると紫外線で硬化してパリパリと割れていくので注意が必要です。もうすっかり割れちゃって周囲に散らばっちゃってますけど。
化粧石はざーっと流し入れて、カーポート表面よりも出っ張らないように均していくだけ。カーポート表面よりも出っ張っちゃうと、蹴ってしまったりして周囲に散らばっちゃうのであまりよろしくありません。化粧石のサイズが小さい場合は、車のタイヤの溝なんかにも入り込んじゃったりしますしね。
綺麗に敷けました。わたしは化粧石を使っていますが、瓦チップやクラッシュブリックといったお洒落素材を使うのもいいですね。
古い化粧石の再利用
今回は新しく購入した化粧石を使いましたが、土だらけになった以前の化粧石も土と分けて使えるようにしておきましょう。そう簡単に捨てれるものじゃないし、捨てるのも勿体ないですからね。
まずはふるいにかけて砂と化粧石を分けます。
化粧石にはまだ芝生やシマトネリコの葉っぱが大量に混ざっているので、それらをまとめて水中に沈めて分別します。化粧石は当然沈みますが、植物系のゴミは軽いから浮いてきますからね。一回じゃ全然綺麗にならないから、数回繰り返します。この作業が地味に面倒臭いんですよね…。
数回繰り返しても完全には綺麗にならないけど、どうせまたすぐに汚れますからね。ほどほどで十分でしょう。それでも見違える程綺麗になったでしょ?
環境次第ではカーポートの目地はメンテナンス必須
というわけで本日はカーポートの目地のメンテナンス作業の紹介でした。
カーポートの目地は溝ですから、周辺よりも低くなっているのが当たり前。雨などによりその目地に土が流れ込むのも当たり前なのです。しかしながら、土が流れ込む程度は周囲の環境の影響が無茶苦茶大きくて、わたしのようにすぐ隣に芝生ゾーンがある場合なんかは流入が多く、砕石を敷いているなどで土が全く露出していないお庭だと流入はほぼ無いのではないでしょうか。
こんなこと実際にカーポートを作る前には考えもつかなかったことですが、もし知っていればカーポートのレイアウトやお庭作りを工夫することで土の流入をもっとマシにできていたんでしょうね。
ちなみに、目地に土が入り込んで困るのはなにもカーポートだけの話ではありません。アプローチのようなコンクリートで作られ、そして目地がある場所には必ず同じ問題が生じます。以前にもご紹介しましたが、わたしはこの場所に芝生を植え、そして土の流入によって芝生が盛大に盛り上がるという大失敗を経験したことがあるんでしょね。目地を美しく保つというのは、なかなか難しいものなのです。