『LUMIX G9PRO』レビュー!ハイテク機能満載のカメラは素人には分不相応?

『LUMIX G9PRO』レビュー!ハイテク機能満載のカメラは素人には分不相応?

カメラの使用用途は子供とDIY作業の記録。

そんなごく普通のどアマチュアパパカメラマンのわたしですが、なんと分不相応なことに新たに2台のカメラを購入してしまいました。

それがこちら。

Panasonicの『G9PRO』とFUJIFILMの『X-E3』

金銭感覚の麻痺とは恐ろしいもので、高額な買い物になると1個も2個も同じように感じてしまうのです。

いや、全然同じじゃないよ!!むっちゃ金銭的ダメージがデカイよ!

買ってしまったものは仕方がありません。気を取り直して、今回はまずはPanasonic 『G9PRO』の紹介です。

G9PROはG8の大幅進化版

わたしはこれまで同じPanasonicの『G8』を使用していました。

一眼レフスタイルの形状は正直好きじゃないけど、よく効く手振れ補正と比較的コンパクトなサイズ、使いやすい操作性が超お気に入り。

今回購入したG9PROは名称から分かる通りG8の後継機種にあたる…と思いきや、G8がミドルクラスの機種に対してG9PROはハイエンド寄りの機種。ただの後継機種ではなく、大幅進化版なんです。”PRO”ってついてるしね。

 

G8の不満点とG9PROに期待したい点

わたしはどがつくほどのアマチュアだし、そもそも写真で作品を作りたいとかなんて全く思っていません。

画質とか収差とか色作りとかそういう難しいのはあまり興味が無いし、G8で撮れる写真そのもの不満なんて一切ありません。

しかしながら、動画撮影時のAFの不安定さと顔認識のイマイチさはどアマチュアのわたしでも不満に感じてたんです。

特に動画撮影時のAFの不安定さ。こいつはダメだ!

室内の動画撮影ではいきなりAFが盛大に迷い出すことがあるし、一度盛大に迷うとなかなか合掌しません。そうなると一度画角を広角側にたっぷり引かせてから、もう一度画角を合わせにかかる必要があります。これは一生に一回きりの子供のイベントの動画撮影では致命的!

じゃあ明るい屋外はどうかと言うと、そもそも動画撮影中はAFが遅くて素早く走り回る子供を捉えるのはかなり困難。

AFを補助する為にシャッター半押ししてね!とマニュアルにはありますが、そうすると盛大にAFが迷出だすことに発展する可能性が高いのでとってもリスキー!

AFを中央一点のAFSにしたらまだマシになりますが、このAFの不安定さには本当に悩まされてきました…。

これってもしかするとAFの方式(コントラストAF)のせいかもしれないけど、G9PROはAFがいろいろ強化されているらしいので是非この点を期待したいところ。

 

また、G9PROでは顔認識が無茶苦茶強化されて人体を認識出来るようになったんだとか。

G8では顔認識と言っても少し伏せ目がちになるだけで認識しなくなってから、この機能にはとても期待しています。

なんでも、顔をこっちに向けてなくても認識するし、個人の識別も出来るとか!?すげー!

その他にも様々な機能があるようですが、子供の撮影がメインのわたしには正直オーバースペック。

もう少し機能を落とした本当の意味でのG8の後継機種で十分だと思うんですが、最近のマイクロフォーサーズは高機能化路線なのかそういった機種が無いので仕方がありません。

手振れ補正がG8よりも更に向上したのは嬉しいんですけどね。

 

外観の感想・レビュー

一眼レフスタイルが好きじゃないわたしにとってはやや残念な一眼レフスタイル。

このスペックをGX8のスタイルで出して欲しかった!

 

G8ではプラスチックだった部分が金属製になってます。金属の方が機能的に優れてるかと言われると微妙なとこですが、質感は間違いなく上がってます。

これまでG8の質感に不満は無かったけど、G9PROを触った後だと質感の違いに驚きます。

 

ザ・一眼レフスタイルって感じの肩液晶。

個人的な好みの問題でしょうが、こんなの要らないからG8みたいに独立したドライブダイヤルが欲しかったなぁ。

 

肩液晶に追いやられたドライブダイヤルはモードダイヤルの下側に。

プラスチック製で高級感はないし、そもそも操作しにくい!これって結構いろんなところで指摘されていますね。

 

物理スイッチがG8よりも増えているので操作性は抜群。

G8のレビューの時も記載しましたが、物理スイッチは操作性が格段に良くなるのでとっても素敵。

 

カメラ正面側にもfnスイッチついてます。わたしの手のサイズでは攣りそうになるから、多分使わない…

少し使ってみた感想・レビュー

大きさはさほど気にならない

よくデカイ、デカイと言われていますね。

確かにより大きなセンサーを積んでいるFUJIFILMのX-E3よりずっと大きいです。

しかしながら、G8から劇的に巨大化しているわけでは無いのでわたしはあまり気になりませんでした。散々デカイということを聞いていたので覚悟していたんですが、むしろ肩透かしを食らった気分。

 

APS-Cとかフルサイズを使っている人がサブカメラとして購入するには大きいかもしれませんが、レンズを含めたシステム全体としては間違いなく小さいはず。

重さの増加は少し気になったけど、やはりそれ程の違いではないのですぐ慣れました。

 

愛用している『ALFA INDUSTRIESカメラショルダーバッグ』は決して大柄なバッグではないのですが、それでもG9PROは楽々すっぽり収まります。レンズはパナライカ12-60mmを装着。

更に、空いているスペースには望遠レンズであるLUMIX G VARIO 45-200mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.が楽々入ります。この2本のレンズで大抵のシチュエーションはカバーできるんですが、それがこんなコンパクトな鞄に収まるんだからやっぱりマイクロフォーサーズのカメラは魅力的だなぁ。

 

人体認識AFはすごい

これはいい意味で期待を裏切ってくれて、G8とは比較にならないくらい凄まじい認識っぷり。

床に脱ぎ捨てたコートですら人体として認識する始末。すげーよ、あんた…

個人の識別機能はまだ使っていないので分かりませんが、この様子なら期待大!

動画撮影のAFは改善してる

G9PRO購入の一番の動機であった動画撮影時のAFの迷い、遅さはかなり改善しているように感じます。

遅さは多分気にならないレベル。

一番苦手と思われる、こっちに向かって走ってくる子供の撮影が出来ていないのと、AFを無難な一点のAFSにしている段階での感想ですけど、全然実用の範囲だと思ってます。

問題となるAFの迷いですが、やはり室内で再ピント合わせを行うと迷い出す挙動を示します。

ただ、そこそこ素早くリカバリーしてくれる印象。AFの速さが要因かな?

全く不満がないわけじゃないけど、g8からはかなり改善してくれているんじゃないでしょうか。そうであってくれ!

動画撮影の制限が不満

わたしは動画を4K30pで撮影しているのですが、G9PROではメモリーカードの残量に関わらず一度に30分までしか撮影出来ないんですね

あれー?G8ではそんな制限無かったような…いや、絶対無かった!!

これってどう考えてもスペックダウンじゃないの!?

わたしのようなアマチュアにはデータが大きくなる4K60pはいらないから、代わりにこんな時間制限を無くして欲しかった…

というのも、子供の演劇発表会とか、長いとちょうど30分くらいなんですよ。途中で撮影を分割するかどうか考えなきゃいけなくなるし、結構大きな問題です。これは。

 

多分使わない機能がいっぱい!

【ハイレゾショット】

確かに解像度の高い写真が撮れるけど、動体には使えないし、そもそもわたしのヘナチョコな目ではモニターや2L版じゃ分からない程度の差。試しに何回か使ったけど、多分今後は使わない。

わたしは写真で作品とか作りたいわけじゃないし。

 

【肩液晶】

見ない。

便利なのかもしれないけど、今まで見る習慣がないので全く見ません。

 

【美しいLVF】

ほとんど見ない。

ミラーレス機しか使わないわたしはそもそもファインダーを使う習慣がありません。

ミラーレスって、背面液晶で撮影するもんでしょ?って認識してるくらい。

逆光の時に覗くくらいなんで、高性能で美しいLVFは完全にオーバースペック。

だけど控え目に言って満足

趣味としてのカメラとしては破格の安さかもしれませんが、アマチュアパパカメラマンにとってはかなり高額なお買い物。

かなーり迷って購入したけど、今のところは大変満足しています。

G8が安価な割に大変優秀なカメラでしたので、そんなG8と比べて10万円程度の差があるかと言われると何とも言えないところ。

恐らく各々がカメラに求めるもので答えは変わるでしょう。

わたしの場合、G9PROでは多分使わない機能がたくさんあるけど、その基本性能の高さはとても魅力的。

一生に一度しかない子供のイベントを出来うる限りの機材で撮影するという意味では、わたしにはこの選択肢しかありません。

パナライカ12-60mmの時と同じ考え方ですね。

とりあえず2週間ほど使用してみての感想なので、もっとガシガシ使ってこの多機能・高性能なカメラに早く慣れたいと思います。