ダボレールによるDIYでの可動棚製作

ダボレールによるDIYでの可動棚製作

DIYで製作する家具といえば、わたしの場合真っ先に思い浮かぶのが『棚』です。実際、わたしはこれまで屋内用に3つ、屋外の倉庫内に更に3つ製作してきました。もちろん机とか他のものもいろいろ作ってきたけど、家具製作の多くの時間を棚製作に費やしてきまっした。もう、棚ばっか。

棚って市販のものだと設置したい場所にぴったりの大きさのものがなかなか見つからないし、構造も簡単で素人でも挑戦しやすいからDIYにピッタリなんですよね。

そんな棚の製作ですが、ダボレールという資材を使うことで、より使い勝手の良い可動棚を作ることが出来ます。

本日はそんな可動棚の作り方のご紹介です。

可動棚はやっぱり便利

可動棚とは棚板の高さを調節できる棚のこと。棚板を固定式にすると製作自体は簡単なんだけど、収納できる物に制限が出来ちゃったり、お部屋の模様替えをしようとした時に融通が効かなくなったりする点が不便ですよね。

そんな問題を解決出来るのが可動棚。可動棚は棚板の位置を数cm刻みで変更出来るので自由度が格段にアップします。

市販品の棚では当たり前の機能なんですが、そんな棚板の調節機能を自分好みの寸法やデザインで仕上げることが出来るのがDIYの利点ですね。

この大型のL型の棚はわたしがDIYで製作したものなんですが、初めて可動棚に挑戦したものでもあります。

オニメナットによる分解可能な構造にもしているし、初めての可動棚だし、しかもデカいし、と製作にはなかなか苦労しましたが、特に可動棚には部屋の模様替えの度にやってて良かったなぁ、と感じています。

ここまでデカいとそうそう買い替えたり作り直したり出来ませんので、使い勝手というのはとても大切です。

 

可動棚の作り方

可動棚にはダボレールが必須

可動棚を作る為に必要な部品は、ダボレール専用の棚受け金具取り付け用のネジの3つだけ。

これらの部品を取り付けるだけで棚板の調節が出来るようになります。一応。

こちらがダボレール

棚受けレールとかダボ柱棚柱棚受柱とかいろんな違う名前で呼ばれることもあるけど、ダボレールという名前が一番多いように感じます。

わたしはネット通販で購入しましたが、大抵のホームセンターにも売ってます。しかしながらホームセンターは比較的短いものが主流であり、また種類が少ないのが難点ですね。

一方、ネット通販では短いものから長いものまで多くの種類が揃っており、10本セットなどのまとめ売りならかなり価格が安いのが特徴です。長いものはかさばる上に重いので、自宅まで届くのも嬉しいですね。

ネット通販では現物確認できないというデメリットもありますが、その点を除けば多くのメリットがあるネット通販の方が良いかと思います。

なお、わたしは最初10本セットなどのまとめ売りは「使いきれないのでは?」と思い不安でしたが、最もシンプルな形状の棚でも一回で4本使用するので案外消費できるものです。ちなみに、先程のL型の棚で8本使っています。

 

可動棚の製作に必要な工具
  • ディスクグラインダー(もしくは金鋸)
  • プラスドライバー
  • トリマー
  • そこそこ騒音だしてもよい環境(重要)

先程、”ダボレールなどの3種類の部品を取り付けるだけで可動棚が作れる”と記載しました。

実際その通りで、それならばダボレールを切断する道具とネジを締め付けるプラスドライバーだけで済みます。

しかしながら、せっかくDIYで挑戦するのであれば、見栄えと使い勝手を向上させるために支柱となる木材に埋め込んじゃいましょう!

その作業に必要となる道具がトリマー。わたしが一番苦手とする電動工具です。理由は後ほど…

ダボレールの取り付け方法

作業手順は、木材に溝を掘ってダボレールを取り付けるだけ。ほんとうにそれだけなんだけど、それがすごく大変なんです。

まずは溝を掘る為にダボレールの厚みを測定。

測定した厚み分、トリマーを使って支柱となる木材を削り込みます。削り幅は当然、棚受けレールがぴったり収まる幅にします。

トリマーと言う工具は大変便利な工具でありまして、このような溝がいとも簡単にできてしまいます。

丸鋸、電気ドリル、サンダーといった電動工具であれば素人の手作業でも時間をかければ同じ作業が出来なくはないんですが、この溝掘りは素人の手作業ではなかなか出来るものじゃありません。

そんな難しい加工がトリマーならあっと言う間にできちゃいます。

 

その代わりものすっごい量の木屑が発生するし無茶苦茶五月蝿いというのが悩みのタネ。だからわたしは苦手なんだぁ〜

騒音が発生しても大丈夫な場所や時間に、汚れても良い格好で作業するのをおススメします。

 

トリマーで彫った溝にダボレールをはめ込んで、専用のネジで固定すればこのような仕上がりになります。

ダボレールはどうしてもぴったしの寸法のものはそうそうないので、わたしは1,820mmのものをちょうどいい長さにカットして使用しています。カットは切断砥石を取り付けたディスクグラインダーで数秒で出来ますが、頑張れば金鋸による手作業でもなんとか可能です。

取り付けには専用のネジを使用して木材に取り付けますが、ウエスタンレッドシダーやSPFといったソフトウッド(ホームセンターで売っているような木材)であれば電動ドリルではない普通のプラスドライバーで十分取り付け可能です。

木材の割れを防ぐ為、ソフトウッドでも下穴を開けておいた方が安心ですよ。

 

一手間掛けて棚受けレールを埋め込んだお陰で、棚板を取り付けでもごくごく自然な仕上がりに。

棚板はSPFの1×6材(ホームセンターで買える安い木材)を直線状に切っただけ。なので、超簡単に棚板を増やすことが出来ます。

ダボレールを埋め込まなかった場合はダボレールによる凹凸が出来ますので、棚板の両端をそれに合わせて加工しなければなりません。棚板の数が多いとそれだけでめっちゃ大変なので、やっぱりダボレールは埋め込んだ方が良いと思います。

 

まとめ

可動棚自体は市販のダボレールを取り付けることで意外と簡単に製作することが出来ます。

しかしながら、見栄えと棚板の製作の手間を考えると、柱に埋め込んだ方が良いでしょう。

その為にはトリマーによる溝彫りが難関となります。作業自体はトリマーの基本的な加工なので難しくはないんですが、膨大な木屑と加工音を撒き散らすトリマーという道具の使用それ自体が難関です。トリマーはとても便利で強力な道具なんですけどね。

DIYでは騒音は避けられない問題ではありますが、折り合いをつけて是非挑戦してみて下さい。