『DIYの騒音問題』賃貸だけでなく戸建てでも要注意!

『DIYの騒音問題』賃貸だけでなく戸建てでも要注意!

わたしは独身の頃、単身者用のマンションに住んでおりました。決して広くない部屋でしたが、その頃から棚を作ったりいろんなDIYに挑戦していました。

今は周りが田んぼだらけの田舎に住んでおりますが、そんな都会のマンション暮らしの時に一番頭を悩ませていたのがDIYの騒音

DIYはいろんな道具を使いますが、その作業の際に発生する騒音は避けては通れない問題です。

わたしはこれまで近隣トラブルに発展したことはありませんでしたが、同じマンション内でも騒音問題はやっぱりありました。特に多かったのが夜間の掃除機の音とか洗濯機の音ですね。

夜間に掃除をするなんて!!という人の気持ちも大いに分かりますが、夜勤のお仕事の人にとってはその時間は出社前だったり帰宅直後だったりするので、生活音を一概に否定もすることも出来ないのです。いやぁ、多くの人が集まる場所っていろんな価値観があるので難しいですね。

生活音ですら問題になるのですから、趣味であるDIYの騒音には一層気を使わないといけません。DIYをする時はいつも周囲に迷惑が掛からないかビクビクしていたものです。そして、もちろん今でも最大限気を使っているつもり。

そこで、今回はわたしのこれまでの経験からマンションや住宅地でのDIYで避けた方がよい道具、ギリギリ大丈夫な道具、使っても大丈夫な道具について、騒音の観点からご紹介したいと思います。

あくまでもわたしの経験によるものですし、価値観や環境は人それぞれですので、参考程度にして下さいね。

マンションでも使える道具

隣近所が壁一枚で仕切られているマンションでは、騒音には相当気を付けなければなりません。最近のマンションは防音性がかなり高いとされていますが、24時間換気の換気口もあるのでやっぱり多少の音漏れはします。また、音よりも振動の方が伝わりやすいとも言われますね。

電動ドリル・電動ドライバー

DIY時の騒音は、道具自体の作動音と、工具が材料に接触する際の加工音の2種類あります。

電動ドリルや電動ドライバーはモーターの駆動音がするものの、それ程大きい音がするわけでないので日中であれば全然使用することが出来るでしょう。出来ればスイッチを押す強弱でドリルの回転数が変化するタイプがお勧め。ドリルの回転数をゆ~くりにすれば、作動音も加工音もほとんど消すことが出来ます。むしろ、回転数を変更できないタイプはもう考えられない!

ドライバーとしての使用はもちろん、ドリルでも木材に穴を開ける程度なら切り屑も大した量ではないので、室内で使用することが出来ます。近隣に騒音がより届きにくくなるので、出来れば作業は室内でしたいですね。

一方で加工時の振動は床を伝って近隣に響きますので、何かクッションとなるものの上で加工すると更によいでしょう。わたしはなるべく材料とドリルを手で持ち、床に触れないようにして加工していました。マンションでの作業はそれくらい気を使った方が良いかと思います。

なお、同じ電動ドライバーでもインパクトドライバーは完全に別物ガガガガガという打撃音が響き渡りますので、使用は避けた方が良いでしょう。

ノコギリ

手の力で切断するノコギリならば、道具の作動音はゼロ。なので、マンションでものを切断する時は手ノコで決まり!

しかしながらギ~コギ~コというお馴染みの加工音はその甲高さも相まって結構周囲に響きます。大鋸屑(おがくず)も結構出ますので、室内での作業は現実的ではありません。結果、ベランダで周囲にギ~コギ~コと響かせることになりますので、あまり長時間の作業はおすすめ出来ません。

ホームセンターで売っているような、ホワイトウッドやSPF材といった柔らかい木材、しかもせいぜい2×2や2×4程度の太さの木材を数本切断する程度に留めておきましょう。

それ以上の太さの木材の場合は、ホームセンターのカットサービスの利用がお勧め。

ジグソー

マンションで使用できる電動工具としては、これがギリギリ…と思う。

電動工具は作動音も煩いのですが、高速で加工を行うので作動音以上に加工音が厄介なのです。電動工具の中でもジグソーは加工速度がまだ控えめな工具なので、作動音も加工音もまだマシなほう。

しかしながら大量の大鋸屑を撒き散らしますので、室内では絶対に使用できません。日中のベランダで、短時間にパパっと作業する程度ならなんとか使えるかな、と言った感じ。

意外なことにマンションでは使っちゃダメな道具

これはズバリ、金槌・木槌などのハンマー類

これらの道具は人力なので当然作動音はしません。加工音も鈍い音がする程度なので、そんなに。

しかしながら、これらの道具を使用すると床から振動がマンション全体に伝わるのです。わたしが以前住んでいたマンションでは実際にハンマーと思われる打撃音が原因でマンション全体を巻き込む騒音問題に発展していました。

結局音の出所までは判明しませんでしたが、その際にマンションでは音よりも振動の方が伝わりやすいので注意ましょうということを管理会社から教えてもらいました。当時はわたしもそんなことは知らなかったので、この件がなければやがてわたしが騒音主になっていたかもしれません。

ハンマー類と言えば釘を打つことがメインの道具ですが、釘の代わりにコーススレッドを使用すればこれらの道具は不要になります。

マンションでは絶対に避けた方がよい道具

丸鋸トリマーサンダーグラインダーといった高い能力の電動工具達。

これらは凶悪な作動音・加工音に加え、粉塵を撒き散らすので使用は厳禁だと思います。

 

住宅街でも使える道具

マンションではなく戸建ての住宅では使える道具の幅がググっと広がります。しかしながら山奥にポツンと立っている場所ならともかく、住宅が密集している住宅地では戸建てとはいえ近隣住民に十分配慮しなければならないのは同じ。

同じ加工音でも、マンションのベランダのような開放的な場所ではなく、閉鎖的な場所で行えば周囲への影響も少しマシになります。必要に応じて作業場所の側面をシートや板で区切ってやれば騒音は上空へと逃げていきますので、手軽に防音効果を高めることが出来ます。

丸鋸

刃が高速回転する丸鋸は、ギャーンという甲高い作動音を発します。ひとたび木材に押し当てると、キュイーンというこれまた甲高い加工音がします。また、周囲に大鋸屑も撒き散らします。

そんな丸鋸ですが、道具から5m程度も離れれば「あぁ、日曜大工しているんだな」と思われる程度の音量となりますので、ギリギリ住宅街でも使用できるのではないかと思います。

それでも何時間も使用すると流石に気になると思いますので、日中にパパっと作業する程度が良いでしょう。

 

なお、丸鋸を稼働するアームに取り付けた卓上丸ノコだと不思議と作動音・加工音はグッとマシになります。卓上丸ノコに限らず、固定式の工具(例えば、双頭グラインダーとか、ボール盤とか)は少し値が張りますが、音量がかなり抑えられるのでお勧めですよ。

サンダー

 

これは作動音はヴーンと控えめなものの、加工音が盛大にするのであまりお勧め出来る道具ではありません。

しかしながら丸鋸同様、日曜大工の範疇の音量かと思いますので短時間の使用なら問題ないと思います。加工時には細かい大鋸屑がフワフワと漂いますので、使用後の掃除はお忘れなく!!

使うのに超注意が必要な道具

これらの道具はDIYでは度々取り上げられるメジャーな道具ですが、はっきり申しまして全くお勧め出来ません。便利なのは分かるのですが…

トリマー

 

キング・オブ・騒音。

スイッチを入れた瞬間に響き渡るキュイーンという作動音。そして木材に押し当てた時のチュイーンという甲高い加工音。

とても木材削ってる音ではありません。田舎暮らしのわたしでも躊躇するレベル。凶悪すぎぃ!!

この道具は丸鋸やサンダーといった他の工具と比較すると、時間当たりの削る量が段違い。みるみる木材を削る代わりに、もの凄い加工音が発生します。

音の音量の大きさはもちろん、不快なまでの甲高さ、そしてこれでもかと発生する大鋸屑は到底日曜大工のレベルではありません。掃除も…大変です…

便利なんですが、倉庫や工場のような密閉空間で使用するべき道具だと思います。

ディスクグラインダー

安価・便利なDIYではすっかりお馴染みの電動工具。

誰にでも手を出しやすいお値段とは裏腹に、ギャーンという巨大な作動音は初めてスイッチをONにした素人さんを恐怖に落とし入れる程の大きさ。わたしは今でも怖い!!

鉄を加工すれば火花が散るし、レンガを加工すれば粉塵が辺りを覆います。これまた初めての人なら恐怖を感じるでしょう。やっぱりわたしは今でも怖い!!

トリマー同様、とてもじゃないですけど一般的な日曜大工の範疇を超えていますので、住宅街でバリバリ使用するのは避けておいた方がよいでしょう。

なお、回転数を変更できるモデル(少しお値段も上がります)であれば、作動音・加工音を作業効率と引き換えに抑えることが出来ます。もしくは、刃物研ぎ専用モデルは元から回転数が低いので、同様に音量を抑えることが出来るのでお勧めですよ。

 

 

まとめ

やはりマンションであれば使用できる道具はかなり限られます。作動音・加工音が大きな道具はもちろん、振動がマンションに伝わるような道具もNGです。

一方、住宅街の戸建て住宅であれば極端に大きな音量を出す道具でなければ、なんとか使用することは出来るでしょう。

しかしながらどれだけ注意を払ってもDIYをする以上、多かれ少なかれ何かしらの騒音は近隣住民に届くことになります。価値観や感覚は人それぞれ異なるのが当たり前ですので、どの程度の音量まで大丈夫かどうかに唯一の答えはありません。

騒音トラブルを防ぎ、気持ち良く趣味のDIYを続けられるよう、なるべく音量の低い道具(小型のもの、固定式のもの、回転数を変更できるもの)を選んだり、作業場所を極力閉鎖的にする(仕切りを設ける、奥まった場所でする、室内でする)などを心掛けたいところです。