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LUMIX S5とSIGMA 100-400mmで撮影した皆既月食。皆既月食を綺麗に見たのはこれが人生初?


昨日11月8日は皆既月食+天王星食が同時に発生するということで、朝からテレビやネットニュースなどの各種メディアでたくさん取り上げられていましたね。

この組み合わせはなんと442年ぶりなんだとか。442年前というのは本能寺の変の2年前ということですので、「織田信長も見ていたからもしれませんねー」というようなコメントをテレビやネットで見かけました。その頃に天王星とか惑星食って考えがあったのか?とか、肉眼でそんなの見えるの?なんて思っちゃいましたが、まぁそれくらい長いスパンでしか起こらないっていうことの例えなのでしょう。きっと。

とはいうもの、わたしは別にこの激レア(らしい)な天体ショーに全く興味がなかったんです。だってほら、平日ですから多くの社会人はお仕事の日です。残業とか、夜勤のある人はお空を眺める時間なんてあるわけがありません。

しかしながら、昨日はたまたま帰りが早く、そしてやたらと空が明るいなーっと思って空を見上げたら、綺麗な満月が欠けている!!そうか、今日は月食だった!!それ以降はもうお月様に夢中です。

というわけで家に帰るなりカメラを手に月観察。とりあえずカメラにお任せ(ピントも露出もオート)で1枚。肉眼で見たイメージにはこれが一番近いのではないでしょうか。

ふと思い返すと、月食をまともに見たのは多分これが人生で初めて。月食って半年に一回の頻度で発生するらしいので決して珍しい現象ではないはずなんですが、ここまで空がスカッと晴れているのはなかなか珍しい気がします。もちろん綺麗に晴れた日に月食が起こるのもそんなに珍しいことではないかもしれませんが、そのタイミングで空を見上げることができるかどうかはそれぞれの都合次第ですからね。

 

カメラにお任せではやや眩しすぎるので、露出を抑え気味に。露出時間が短くなったので手ブレもぐっと減りました。なんだか図鑑などで見る月のイメージに近付きました。

 

さらに露出を抑えるとこんな感じに。

今回の月食の開始は18時9分。この写真を撮影したのは18時50分ごろ。月食のピークは19時59分って聞いていたけど、あれ?このペースじゃどう考えても19時過ぎには全部隠れるんじゃね?と、頭の中は???状態でした。このときは”月食のピーク=月が全部隠れた時”というわけではないことを知らなかったんですね。

 

あぁ、もうすぐ全部隠れそう!

 

先程の状態をカメラにお任せ(ピントも露出もオート)で撮影するとこんな感じ。やっぱりこっちの設定の方が肉眼で見たイメージに近いですね。月がちゃんとあるのに地球の影で見えにくくなっている様子もとてもよくわかります。

ただこの設定だとシャッタースピードが遅いのでやっぱり手振れはすごくしやすいです。夜空の撮影は難しいなぁ。

 

19時半ごろの月の様子。月が全部隠れる皆既食は19時16分から20時42分の86分間だったようです。月がすっぽり隠れている間は完全に見えなくなるのではなく、このように赤っぽい月になるのですね。部分食だと黒くなるのに、不思議!

今回の撮影機材は、

  • Panasonic LUMIX S5
  • SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary
  • SIGMA TELE CONVERTER TC-1411

の3つ。LUMIX S5は日々愛用していますが、つい先日後継機となるMark II の情報がチラっと出てきましたね。Panasonic機での動体撮影がかなり難しいのは長年LUMIXを愛用しているわたしでも認めざるを得ない欠点ですので、AFは従来の方式でもよいですからそれが少しでも改善されればいいですね。

 

せっかくこんな機会なんだからと、より鮮明な写真を撮りたくて9,600万画素のハイレゾモードでの撮影にチャレンジ。でも結果はこのとおり全然ダメー。どれだけ強固に三脚に固定しても、どうしても撮影中の微ブレを防ぐことができませんでした。ハイレゾモードでのセルフタイマーやリモートシャッターってできないのかな?日頃使っていない機能なので、全然使いこなせていません・・・。

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