ガーデニング小屋製作

【ガーデニング小屋製作#13】ドア枠の整形と鎧張りでの外壁張りの続き


素人がDIYでいちから作るガーデニング小屋製作

前回の作業からまたまた随分時間が空いてしまいました。今年の冬の寒さはほんとうに体に堪えて、お外で元気に小屋作り!・・・って気分には全くならなかったのです。歳を重ねる毎にどうも寒さに弱くなっている気がして悲しいです。

しかしながら、そんな寒い冬もいよいよ終わりがみえてきて、最近では日中ポカポカする日も増えてきました。花粉はともかく、気温的には気持ち良く作業出来るようになってきましたので、小屋作りの作業を急ピッチで進めていきましょう。

今回の作業

どんな作業? :ドア枠の整形と外壁張りの続き

使うもの : サンダー、卓上丸ノコ、インパクトドライバー、ドリルなど

必要な費用 : 0円(今回使う材料はこれまで準備済みのものなので)

肉体行使度 : ★★☆☆☆(2)外壁張りは体力よりも丁寧さが重要

言いたいこと :アーチ状のドア枠はやっぱり難易度が高し。綺麗に仕上げるには経験と技術が必要だなぁと痛感

 

アーチ型のドア枠の整形

前回の作業は、DIYでアーチ型のドア枠を製作しました。昔からアーチ形のドアに憧れがあるものの、家では予算などの都合で実現できなかったので、かわりにこのガーデニング小屋で実現したわけですね。

しかしまー、これがほんとうに難しい。見た目からして難しそうだとは思っていたけど、実際にやってみるとやっぱり難しかったです。もう二度とすることはないと思うけど、二度とやりたくありません。それくらい手間が掛かるし、作業の難易度も高かったです。

 

そんなアーチ状のドアですが、まだ荒削りのドア枠を小屋に取り付けただけの状態。画像では綺麗に見えるけど、近付いてみるといろんなところがガッタガタな状態なので、今回の作業はまずはこのガタガタを修正するところから始めましょう。

 

使う道具はサンダー。

今回のこのアーチ状のドア枠ですが、細かくカットしたウェスタンレッドシダーを接着したのちに切り出して製作しています。つまり、DIYで作った集合材というわけです。木目の向きがバラバラな集合材はカンナではなかなか綺麗に削れず、思いがけない場所で刃が引っかかって傷がついたりしがち。こういう場合はサンダーで削ると失敗しません。サンダーのデメリットは木材の表面が毛羽立つことですが、今回はこの後防腐塗料で塗装するので、そんなデメリットは無視することができます。

 

削り作業をしていて分かったんですが、このアーチ形状のドア枠の内側ってめっちゃ削りにくいです。当たり前なんですが、削り面が平面であるサンダーを綺麗に当てることなんてできませんから、他の面のように思うように削ることができないのです。紙やすりや棒やすりを使って、手作業でせっせと削るしかありませんね。

 

こうやって画像で見るとよく分かるのですが、アーチ状のドア枠を均一の幅になるように綺麗に整形するのはむっちゃ難しいです。内側の削り難さがより一層難易度をアップさせている感じ。多少ガタガタでもそれはそれで味があるような気もするんですが、せっかくなのでバシッと綺麗に仕上げたいですよね。納得できるくらいまで、セコセコと手作業で削り続けます。

 

ドア枠の塗装

アーチ状のドア枠の整形作業が終わりましたら、そのまま続けて防腐塗料で塗装を行います。サンダーで削った部分は手で触るとスベスベで滑らかに感じるんですが、実際は細かく毛羽立っており、雨が降ると雨水を吸収しやすい状態なのだそう。

そんな傷みやすい状態ともいえる木材を、防腐塗料で保護してやるわけです。使用するのはウッドデッキのメンテナンス用に常備しているキシラデコール。これくらいの塗装面積であれば、適当な布切れにドバっと出して、そのまま一気に塗ってしまうので十分。塗料皿は不要です。こういういい加減な塗り方をしてもムラなく綺麗に塗れるのは浸透性塗料の大きなメリットですよね。

 

ドア枠の塗装を行ったことで、ようやく残りの部分の外壁張りにとりかかることができます。この画像を見て頂いたらお分かりになるように、外壁を張る前にドア枠を仕上げてしまわないとドア枠の外壁と重なる部分の塗装ができないのです。アーチ型という複雑で手間がかかるドア枠にしてしまったばかりに、これまで外壁張りを随分長い時間中断していたのです。確認してみると前回外壁張りを行ったのはなんと夏頃。時間が経つのが早すぎてドン引きです。

 

外壁張りの続き

というわけで長らく中断しておりました外壁張りの続きです。

外壁は以前ご紹介しましたとおり、杉の座板を使って鎧張りしていきます。鎧張りっていうのは、薄い木材を横向きに、下から上に向かって板の一部を重ねながら貼り付けていく方法ですね。この鎧張りという方法ですが、使用する杉の座板や野地板はとても安価な木材にも関わらず、それでいて木材ならではの優しい雰囲気に仕上げることができます。そしてなによりも施工が比較的簡単なので、DIYにはうってつけの方法じゃないでしょうか。

ところが、そんなDIYにぴったりな簡単な施工方法にも関わらず、今回わたしはやらかしてしまいました。

やらかした内容は、先程まで紹介しておりましたアーチ状のドア枠。このドア枠の寸法をミスってしまい、出面が想定よりもちょっと短くなってしまったのです

その結果、

外壁材をそのまま貼り付けると、このように外壁の一部が飛び出してしまうのです。気にならない人には心底どうでもいいことかもしれませんが、A型で神経質なわたしにはこれが許せません。自分が100%悪いんだけど、こんな飛び出しは断固として許せません。

 

かといって今更ドア枠をやり直すのは絶対嫌なので、いろいろと悩んだ挙句、外壁材の裏側をゴリっと3mm位削ることにしました。こんな加工、手作業では絶対無理だし、トリマーでももの凄い時間がかかるので現実的ではありません。でもわたしは電動カンナを持っていたので、こんな加工が数秒でできちゃったのです。電動カンナは購入前にはまったく期待していなかった道具なんですが、ぶっちぎりで昨年のベストバイ工具でした。電動カンナは、マジで便利。

 

電動カンナのパワーのお陰で、このように外壁材はすっきり収まりました。これならドア枠の寸法をミスったことが誰にもバレません。

 

素人がDIYで作った小屋ですから、各部の寸法がシャキッとでているかどうかは怪しいところ。なので各パーツは切り出す前にその都度寸法を測定し、切り出した後は仮組みしてちゃんと収まるのかどうかひとつづつ確認しています。仮組みして問題無ければ、次の塗装工程に移ります。寸法のズレも当然ありえますが、勘違いとか測定ミスとかもあるので、仮組みなどのチェックは絶対その都度やった方がよいです。

 

外壁材の塗装にはキシラデコールウッドコートのライトアイボリーを使用。別にこの塗料やこの色が好きってわけではないんだけど、以前近所のホームセンターで見切り品を安く購入したのが使用のきっかけです。今回の作業に際して買い足そうとしたんですが、店舗にはもう並んでいないし、ネットショッピングではなんとか見つけることはできたものの謎の高騰っぷりだったので、入手には結構苦労しました。どう考えても定価より高いものが出回っているのは、どういうこと?

今回はこの塗料が終売(もしくは間近)かどうかは分からないけど、塗料は終売されるとその後の代替品の入手や調色がとても大変なので、将来的なメンテナンス用にある程度ストックしておいた方が良いなぁ、と今回感じました。

 

塗装が乾いたら各パーツを取り付けていきましょう。座板や野地板は薄い木材なので、元から反りが酷い場合が多いです。もしくは、塗装とその後の乾燥により一気に反りだすヤツもいます。そういう木材をそのまま張ると外壁がガタガタの隙間だらけになるので、そうならないようにボンドとクランプをフル活用して修正していきます。

 

外壁張りもあと少し。難関はやっぱりアーチ状のドア枠?

本日の作業はここまで。材料となる杉の座板を切らしてしまいました。

ご覧のとおり外壁も残りはちょっとだけ。

・・・ちょっとだけなんだけど、残る部分にはアーチ状のドア枠のアール部分が存在しているので、間違いなく作業としては一気に面倒臭くなるはず。アール形状に合わせてチマチマと木材を加工しないといけないからです。考えただけでも大変そう。そう、アーチ形状のドアは何をするにしてもほんとうに大変なのです。

 

実は今回の小屋の製作で大いに悩んでいたのが、出隅(小屋の角っこ部分)の処理の仕方。出隅金具を使うのは見た目的にありえないし、板同士の角度をピシッと合わせるのも現実的では無さそう。いろいろと悩んで最終的にこのような形に落ち着きましたが、たくさん悩んだ甲斐もあって綺麗に仕上がったのではないかと自画自賛しています。

この部分の作り方は外壁張りの続きと併せて、また今度ご紹介したいと思います。

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